車を運転する際の注意点。違反となる行為とは

冒頭でも述べたように、スピード違反や飲酒運転、信号無視などは違反の対象になります。
これらの行為は交通事故の原因にもなる危険な行為です。

しかし、このような明確に交通事故の原因になりかねない危険行為だけではなく、
私たちが普段何気なく行っている行為も、実は交通事故の誘発や周囲の迷惑となる恐れがあり、
違反の対象となる場合があります。

例えば、他車に注意を与える際に鳴らすことが多いクラクションや運転時に履く靴などは、
使用すべき条件や物が法律で定められおり、その条件を逸脱すると違反の対象となります。

では、具体的にどのような条件が定められており、どのような罰則が科せられるのでしょうか？

具体的な違反となる例は、以下の通りです。
運転する車両の種類によって反則金と違反点数は異なりますので注意しましょう。

例えば、夜暗くなってもライトを点けずに車を運転していると、
無灯火違反となり反則金6,000円、違反点数1点となります。
これは日没から日の出の間ライトを点灯させることが道路交通法で義務付けられているからです。

夜間走行時は基本ハイビームで走行し、対向車がいる場合にロービームにします。
対向車がいるのにハイビームで運転した場合は減光等義務違反となり、
反則金6,000円、違反点数1点となります。

また、何気なく使っているクラクションについても、使用条件が道路交通法に明記されています。

クラクションを鳴らすべき場面とは見通しのきかない場所で、
自分の存在を相手に伝える場合や警笛を鳴らすよう指示されている時です。
あくまでも安全面の上で使用する場合です。

前方の車の運転マナーが悪い時などについ感情的になって、
クラクションを鳴らしたくなるかもしれません。
しかし、不必要なクラクションの使用は警音器使用制限違反となり3,000円の反則金が科せられます。

逆にクラクションを鳴らすべき場面で鳴らさなかった場合は警音器吹鳴義務違反となり、
反則金6,000円、違反点数1点となります。

ドライバーが履く靴については道路交通法で、
運転の妨げにならない靴を履くことが義務付けられています。
どんな靴が違反の対象になるかは、各都道府県ごとに異なりますので注意しましょう。

履いている靴が違反対象となった場合は6,000円の反則金の対象となります。

交通違反について述べた上記の具体例は、ほんの一部にすぎません。
ドライバーを事故から守るという観点から実は多岐にわたり規則が定められています。

すべての決まりを網羅して暗記するのは大変ですね。
歩行者やドライバーの安全を守り、トラブルを防止するという観点で、
これらの違反項目は決められています。
知らないと言っても、車を運転するからには道路交通法を遵守する義務があります。

まずは基本的なルールを守って、思いやりのある運転を行うことが重要です。
また、違反項目は必要に応じて新しく追加される場合もあるので、
ニュースや新聞で情報を収集するように心がけましょう。