中古車購入
更新日:2020.04.08 / 掲載日:2016.05.13

ONE MAKE MARKET RESEARCH SUBARU IMPREZA

先進の安全技術と独自のメカでファンを魅了する走りのコンパクト

2011年に登場して以来、熟成を重ねてきた4代目インプレッサ。定評あるAWDはもちろん、アイサイト、ハイブリッドなどの新技術を積極導入。多彩なボディと相まって魅力を大きく高めた。

4th(生産期間:2011年~)

  • 2016年式 スバル インプレッサスポーツ2.0i-Sアイサイト(CVT)

    新車価格帯:159万8400円~286万2000円(XVを含む全ボディ・全グレード)

  • 主要諸元
    2016年式 スバル インプレッサスポーツ2.0i-Sアイサイト(CVT)
    全長×全幅×全高:4420×1740×1465mm
    ホイールベース:2645mm
    トレッド前/後:1510/1515mm
    車両重量:1370kg
    総排気量:1995cc
    エンジン:水平対向4DOHC
    最高出力:150ps/6200rpm
    最大トルク:20.0kg m/4200rpm
    10・15モード燃費:16.2km/L
    サスペンション前/後:ストラット/ダブルウィッシュボーン
    ブレーキ前/後:Vディスク/ディスク
    タイヤ前後:205/50R17

より幅広いユーザーに支持された現行モデル

今春のニューヨークオートショーで、早々と5代目をお披露目したインプレッサ。だが、市場投入は秋以降とのこと。2015年にマイチェンを実施し、魅力を高めた4代目の登板期間は、まだ残っているのだ。
この4代目インプレッサは、マニアックだったスバルのイメージを大きく変えた成功作だと言っていい。カギとなったのは、「ぶつからないクルマ?」のCMでも大きな話題を集めた、あの「アイサイト」投入だ。「ボクサー+シンメトリカルAWD」に惚れる走り好き、メカ好きに支持されるだけでなく、「アイサイトください」と販売店を訪れる女性やシニア層のファンを生み出したのだから、停止までの自動ブレーキを適正価格で提供した「アイサイト」投入の効果は計り知れない。つまり、「走りのスバル」と「安全のスバル」が、いまではイメージを分け合っているといっても過言ではない。
だが、ヒットの要因はそれだけではない。まずはエコの面。新世代ボクサーのFB型とリニアトロニックの採用により、燃費を大幅に改善することに成功した。さらに、1モーターの独自方式を開発し、スバル初となるハイブリッド車を「XV」と「スポーツ」に設定したことも、エポックメイキングな出来事だ。
ちなみに、車名の面では「XV」は独立車種となったが、内外装を見ればわかるように、現行モデルもインプレッサとの結びつきは強い。逆にWRX系は、この世代でさらに独立性を明確にした。いまのWRXは、レヴォーグと近しい関係にある。

スバル インプレッサはこんなクルマ

Cセグメントを担うスバルの中核モデル。伝統のボクサー(水平対向)エンジンを積み、AWD(4駆)を幅広く展開するのが、個性であり魅力だ。現行型は、自動ブレーキ「アイサイト」も大きなウリの要素としている。

INTERIOR インテリア

広々したキャビンと運転しやすい視界
ホイールベースを25mm拡大し、パッケージ効率を追求することで後席レッグルームを49mm拡大した。また、良好な視界を伝統とし、運転のしやすさもアピールする。

INTERIOR インテリア

インパネにソフトパッドを多用するなど、先代から大幅に質感を向上させている。

MECHANISM&SAFETY メカニズム&セーフティ

MECHANISM&SAFETY メカニズム&セーフティ

ロングストローク設計のFB型を搭載。ボクサーを積むのはスバルとポルシェだけだ。

スムーズな走りが定評のパワーユニット
「燃費がよくない」との悪評を覆すため、新開発したのが高効率を追求したFB型ユニット。これに、独自開発のCVTである「リニアトロニック」を組み合わせる。

MECHANISM&SAFETY メカニズム&セーフティ

スバル人気を支えるのが「アイサイト」。自動ブレーキ普及のきっかけを作った。

HISTORY ヒストリー

走りのイメージを確立した歴代車
レガシィの弟分として誕生。かつてのWRXはラリーと直結したイメージを持ち、WRC3連覇を達成した。「走りの良さ」という伝統は、3代目を経て、現行の4代目にも継承されている。

  • 1st

    1st
    1992年11月

  • 2nd

    2nd
    2000年8月

  • 3rd

    3rd
    2007年6月

  • 4th

    4th
    2011年11月

RIVAL ライバル

icon トヨタ オーリス

トヨタ オーリス

新車価格帯:178万9855円~259万37円(全グレード)

欧州を主戦場とするCセグメント・ハッチ。1.5L&1.8Lの構成で国内デビューをしたが、いまは1.2Lのダウンサイズターボも選べる。走りの実力も高い。

icon マツダ アクセラ

マツダ アクセラ

新車価格帯:176万400円~306万7200円(全ボディ・全グレード)

5ドアハッチだけでなくセダンも展開。人気は2.2Lディーゼルで、力感ある走りと高い経済性が評判。セダンには、トヨタから技術供与されるハイブリッドも設定する。

BODY TYPE ボディタイプ

XVを含めると全3タイプのボディ
5ドアハッチの「スポーツ」を主力に、セダンの「G4」とクロスオーバーSUVの「XV」(母体は「スポーツ」)を展開。心臓は1.6L、2L、2Lハイブリッドとなる。

  • インプレッサ スポーツ

    インプレッサ スポーツ

  • インプレッサ G4

    インプレッサ G4

  • XV

    XV

HYBRID ハイブリッド

HYBRID ハイブリッド

20.4km/Lの燃費を実現する
ハイブリッドモデルを追加

「縦置きFFベースの4駆」という基本メカを活かし、ハイブリッド化を図った。モーター・ジェネレーターは、CVTユニットと一体化されている。

世代別中古車物件比率

世代別中古車物件比率

初代はあまり流通していないが、2代目以降はいまでも十分に購入可能。もっとも豊富なのは現行で、全体のおよそ4割を占める。

MARKET DATA マーケットデータ

ねらいのグレードは2Lのアイサイト付きモデル
モデル末期の現行型は、中古車物件が豊富で購入しやすい。物件豊富なのはXVで、相場は200万円前後。5ドアのスポーツは1.6Lよりも2Lのほうが物件が多い傾向だ。セダンのG4は全体的に数が少なめだが、価格は安い。ハイブリッドは全体的に高値で相場は230万円。

グレード×年式別相場(4代目)

2011年2012年2013年2014年2015年
1.6L搭載モデル(スポーツ)136万円127万円131万円145万円166万円
1.6L搭載モデル(G4)112万円114万円135万円156万円
2L搭載モデル(スポーツ)165万円165万円181万円194万円201万円
2L搭載モデル(G4)99万円150万円170万円188万円189万円
2L搭載モデル(XV)194万円205万円218万円227万円
ハイブリッド(スポーツ)234万円
ハイブリッド(XV)212万円231万円246万円

走行距離×年式別相場(4代目)

2011年2012年2013年2014年2015年
1万km未満184万円177万円195万円199万円
1万km~3万km167万円167万円183万円187万円193万円
3万km以上125万円156万円170万円168万円

※すべての価格は参考価格です

先進の安全技術と独自のメカでファンを魅了する走りのコンパクト

2011年に登場して以来、熟成を重ねてきた4代目インプレッサ。定評あるAWDはもちろん、アイサイト、ハイブリッドなどの新技術を積極導入。多彩なボディと相まって魅力を大きく高めた。

主軸をハッチバックにシフト 欧州車をライバルに見据えた3代目

この世代からハッチバックが販売の主力にシフト。WRX STIはもちろん存在したが、上質で手ごろな5ドアがほしいというニーズにしっかりと応え、その後の方向性を決定付けた。

今が買い時!

モデル末期の現行ユーズドが増加。先代がさらにお買い得に!
今年秋に最新型が登場することもあり、インプレッサ全体の相場が動き始めている。とくに3代目はグッと価格が下がって、リーズナブルに買えるようになった。

3rd(生産期間:2007年~2014年)

  • 2007年式 スバル インプレッサ 20S(4速AT)

    中古車参考価格帯:50万円~190万円(07年~11年 ※WRX STIを除く)

  • 主要諸元
    2007年式 スバル インプレッサ 20S(4速AT)
    全長×全幅×全高:4415×1740×1475mm
    ホイールベース:2620mm
    トレッド前/後:1495/1495mm
    車両重量:1340kg
    総排気量:1994cc
    エンジン:水平対向4DOHC
    最高出力:140ps/5600rpm
    最大トルク:19.0kg m/4400rpm
    10・15モード燃費:14.0km/L
    サスペンション前後:ストラット/ダブルウィッシュボーン
    ブレーキ前/後:Vディスク/ディスク
    タイヤ前後:205/55R16

使い勝手に優れたハッチバックが主軸
2つの改革を実践したのが3代目。グローバルな時流に合わせて、全幅1740mmのワイドボディを採用したのが第1のポイント。で、もう1点は、ボディ形式をショートワゴンから5ドアハッチバックに変更したこと。いずれも「世界市場」での戦いをやりやすくするための改革だ。
この世代までは、本格4WDスポーツの「WRX」も、クロスオーバーの「XV」も仲間だから、シリーズはきわめて多彩。選り取り見取りといった印象だ。ホイールベースやトレッドの拡大により、走りのポテンシャルを向上させたのも注目点だが、新採用のダブルウィッシュボーン式リヤサスについては、使いこなすのに時間を要したというのが事実。前期型はつっぱり感が気になる。
EJ&EL型ボクサーは、効率=燃費の面ではいまいちの評判。だが、独特の回転フィールやスポーティな性格は、マニア心をくすぐるもの。

インプレッサ(3代目)性能チャート

インプレッサ(3代目)性能チャート

走行性能の高さはベースモデルでも健在
ライバルに明確な差をつけるのは、走りの安心感と楽しさ。WRXと基本を共用するのだから、自然吸気1.5L&2Lモデルに対してはシャシーとボディは十二分な余裕を持つ。とくに4駆モデルは安定性の高さが魅力だ。燃費に関しては及第点。

エンジンバリエーション(※限定車を除く)

1498cc 水平対向4気筒DOHC(EL15)
最高出力110ps/最大トルク14.7kg m(07年~11年)

1994cc 水平対向4気筒DOHC(EJ20)
最高出力140ps/最大トルク19.0kg m(07年~11年)

1994cc 水平対向4気筒DOHC ターボ(EJ20)
最高出力250ps/最大トルク34.0kg m(07年~11年)
最高出力308ps/最大トルク43.0kg m(07年~14年※WRX STI)
最高出力308ps/最大トルク43.8kg m(10年~14年※WRX STI spec C)

2457cc 水平対向4気筒DOHC ターボ(EJ25)
最高出力300ps/最大トルク35.7kg m(09年~14年※WRX STI A-Line)

ボディタイプ
4ドア・5ドア
乗車定員
5名

INTERIOR インテリア

室内空間を拡大し快適性をアップ
ホイールベースを95mm延長したことで拡大した後席足元スペースが見どころ。ワイドボディ化を活かして、左右方向のゆとりも大きくなった。コクピットは包み込まれるようなラウンドデザインが特徴。

INTERIOR インテリア

INTERIOR インテリア

荷室長は先代より短いが、サスの変更でストラットタワーの張り出しがなくなり、幅方向の余裕が増した。

MECHANISM メカニズム

主力エンジンは1.5Lと2LのNA
1.5L、2L(途中から)ともFFもあるが、主力はやはりAWD。AT用はアクティブトルクスプリット式で、約60対40の前後配分をベースに、状況に応じて駆動力配分を調整。

MECHANISM メカニズム

2LのEJ20型(SOHC)と1.5LのEL型(可変バルタイ機構付きDOHC)がメインの心臓。吹けのよさ、スポーティ感が魅力だ。

VARIATION バリエーション

icon インプレッサ WRX STI

インプレッサ WRX STI

インプレッサ WRX STI

圧倒的パフォーマンスを誇るWRX STIシリーズ
人気は2Lターボ+6速MTのSTI。AWDメカはDCCD式だ。そこまで硬派なのは不要という場合は2.5Lターボ+5速ATのAラインが向く。後期型ではセダンを追加。

icon インプレッサアネシス

インプレッサアネシス

インプレッサアネシス

落ち着いたフィールのセダンも追加設定
需要のある北米では当初からセダンの設定があったが、日本では「アネシス」の名で08年秋に追加された。落ち着きのある挙動や快適方向の乗り心地が持ち味。

icon インプレッサXV

インプレッサXV

インプレッサXV

SUVライクな外観と高い走破性が魅力
レガシィワゴンが母体のアウトバックの人気を考えれば、「XV」の登場は遅すぎたぐらい。余裕ある地上高が生む走破性と、SUVテイストの個性的ルックスが魅力だ。

MARKET DATA マーケットデータ

価格重視なら1.5Lのハッチバックで決まり!
中古車の大半は1.5L車と「WRX STI」で占められる。普段使いを重視するなら「1.5i-L」あたりのグレードがオススメ。セダンと5ドアは圧倒的に後者が豊富で、ターボ車があるため相場も高め。「WRX STI」はもはや別車種だ。

グレード×年式別相場(3代目)

2007年2008年2009年2010年2011年
1.5L搭載モデル(セダン)59万円60万円62万円64万円
1.5L搭載モデル(ハッチバック)54万円65万円79万円90万円113万円
2L搭載モデル(セダン)58万円74万円72万円
2L搭載モデル(ハッチバック)64万円81万円90万円119万円123万円
S-GT/2.0GT(ハッチバック)115万円120万円128万円164万円173万円
WRX STI208万円211万円202万円247万円262万円

走行距離×年式別相場(3代目※WRX STIを除く)

2007年2008年2009年2010年2011年
5万km未満79万円89万円92万円109万円127万円
5万km~8万km78万円70万円82万円97万円102万円
8万km以上61万円60万円70万円66万円75万円
  • 年式

    年式
    もっとも豊富なのがモデル末期となる2011年式。その大半はWRX STI。前期型は意外にも物件数が少なめだ。

  • 走行距離

    走行距離
    3万km未満が3割弱。5万km以上が4割以上と、偏りなく流通している。極端な低走行車両は減ってきた。

  • グレード

  • グレード
    中古車の主力となるのはWRX STI系で、なんと半数近くも占める。それを除けば1.5L5ドアが37%と豊富。

MINORCHANGE マイナーチェンジ

MINORCHANGE マイナーチェンジ

後期型 2009年9月

高級感が増した後期型
新造形グリルの効果は大で、マスクが洗練された印象に変わった。内装の注目は、上級グレードに採用したアルカンターラ表皮のシート。

デザインを創意工夫しカジュアルさが増した2代目

初代のフォルムを継承し、経済的なセダン/ワゴンとしての実力が高い1台。実用性だけでなくスポーティな走りにも対応し、広いユーザーから愛された。

2nd(生産期間:2000年~2007年)

  • 2002年式 スバル インプレッサスポーツワゴンWRX(4速AT)

    中古車参考価格帯:20万円~110万円(00年~07年 ※WRX STIを除く)

  • 主要諸元
    2002年式 スバル インプレッサスポーツワゴンWRX(4速AT)
    全長×全幅×全高:4415×1695×1455mm
    ホイールベース:2525mm
    トレッド前/後:1465/1460mm
    車両重量:1410kg
    総排気量:1994cc
    エンジン:水平対向4DOHCターボ
    最高出力:250ps/6000rpm
    最大トルク:34.0kg m/3600rpm
    10・15モード燃費:11.4km/L
    サスペンション前後:ストラット
    ブレーキ前/後:Vディスク
    タイヤ前後:215/45R17

WRCのイメージを引き継ぐ実用モデル
軽快で、切れ味がシャープな走りで愛された初代と比べると、デビューした頃の2代目の印象はパッとしなかった。フロントヘビーが要因のアンダーステアの強さが大きな要因だ。でも、スバルの技術者はコツコツと改良を入れ、最後には優秀なドライバーズカーに育て上げた。
その証明は、WRC(世界選手権ラリー)を頂点とするモータースポーツでの大活躍。今も、2代目GD型に惚れ込むファンが多いが、そこには「WRCチャンプに乗りたい!」という熱い想いがあるに違いない。STIに代表されるWRX系の価値は、今後も下がることはない。
また、「基本性能のしっかりしたコンパクトなワゴン&セダンが欲しい」というのなら、自然吸気ユニットを積むベースモデルも「十分にあり」の選択となる。あとのモデルほど乗り味は熟成されているから、予算を増額しても後期型をねらいたい。

インプレッサ(2代目)性能チャート

インプレッサ(2代目)性能チャート

アンダー傾向の初期型は走り重視なら避けるべし
初期モデルの弱点は強めのアンダーステア。ベースモデルにも、WRXにも共通する傾向なのでハンドリングにこだわる人は頭に入れておいたほうがいい。走りについては、丸目、涙目、鷹の目のそれぞれに味があるので、好みで選べる。

エンジンバリエーション(※限定車を除く)

1493cc 水平対向4気筒SOHC(EJ15)
最高出力100ps/最大トルク14.5kg m(00年~07年)

1994cc 水平対向4気筒DOHC(EJ20)
最高出力155ps/最大トルク20.0kg m(00年~04年)

1994cc 水平対向4気筒DOHC ターボ(EJ20)
最高出力250ps/最大トルク34.0kg m(00年~07年※WRX)
最高出力280ps/最大トルク38.0kg m(00年~02年※WRX STI)
最高出力280ps/最大トルク40.2kg m(02年~05年※WRX STI)
最高出力280ps/最大トルク43.0kg m(05年~07年※WRX STI)

ボディタイプ
4ドア・5ドア
乗車定員
5名

INTERIOR インテリア

品質感にもメスが入った2代目
初代と比べるとグレード感を高めたのがポイント。パッケージについては、全高およびヒップポイントを高めの設定にして、開放感や視界を改善したのが見どころだ。全体にエルゴノミクスを改善した。

INTERIOR インテリア

WRXやスポーティ系グレードにはヘッドレスト一体のスポーツシートを標準装着。メーターはオーソドックスな3連丸型を採用。

MECHANISM メカニズム

スバルサウンドが魅力のエンジン
EJ系の1.5L、2L、2Lターボを搭載していた。「スバルサウンド」が健在の時代で、そこに惚れ込むファンも多い。フロントサスにサブフレームを導入したのは、剛性向上と安全性強化が目的だ。

  • MECHANISM メカニズム

    EJ20型ターボ。当時の排気系は等長等爆ではなく、「ブロロロ」と独特のスバルサウンドを響かせる。

  • MECHANISM メカニズム

    ボクサー+シンメトリカルAWDはスバルのお家芸。2代目まではストラット式リヤサス。

MARKET DATA マーケットデータ

アンダー50万円のリーズナブルプライス
2代目の相場は底値となっており、コンディションを選ばなければ数万円という予算でも購入可能。ただしグレードはかなり偏りがあり、1.5Lのスポーツワゴンが豊富で買いやすい。ここでもSTI系は別格のプライスだ。

グレード×年式別相場(2代目)

2000年2001年2002年2003年
1.5L搭載モデル(セダン)
2L搭載モデル(セダン)16万円
1.5L搭載モデル(スポーツワゴン)16万円16万円20万円24万円
WRX(セダン)41万円51万円51万円66万円
WRX(スポーツワゴン)61万円47万円
WRX STI(セダン)92万円98万円110万円127万円

2004年2005年2006年2007年
1.5L搭載モデル(セダン)40万円38万円42万円
2L搭載モデル(セダン)
1.5L搭載モデル(スポーツワゴン)24万円28万円32万円34万円
WRX(セダン)83万円102万円103万円139万円
WRX(スポーツワゴン)52万円70万円76万円
WRX STI(セダン)148万円161万円186万円195万円

走行距離×年式別相場(2代目 ※WRX STIを除く)

2000年2001年2002年2003年2004年2005年2006年2007年
8万km未満35万円32万円25万円56万円40万円59万円54万円58万円
8万km~10万km15万円20万円42万円39万円35万円50万円56万円48万円
10万km以上23万円16万円35万円30万円40万円53万円53万円71万円

VARIATION バリエーション

icon インプレッサセダン

インプレッサセダン

インプレッサセダン

WRCのイメージを持つセダンボディ
サッシュレスの4ライトウインドウを特徴とするスポーティなルックス。登場時はWRXのみの展開だったが、車種構成を「下」に拡大した。

icon インプレッサスポーツワゴン

インプレッサスポーツワゴン

インプレッサスポーツワゴン

使い勝手に優れたショートワゴン
本格ワゴンのレガシィは「ツーリングワゴン」。対してインプレッサは、リヤを切り詰めた軽快なルックスを特徴とし「スポーツワゴン」と名乗る。

icon インプレッサWRX STI

インプレッサWRX STI

インプレッサWRX STI

ホンキの走りが愉しめるSTI系
2Lターボ+4WDの本格スポーツ。改良ごとに「速さ」に磨きをかけたが、とくに02年秋以降のモデルは完成度が高い。「日本の名車」の1台だ。

3つのフェイスが存在する先々代モデル

W210メルセデスEクラスの影響を受けた(?)丸目で登場して、すぐに「涙目」にスイッチ。で、最後は精悍な「鷹の目」になったのが2代目だ。

  • 3つのフェイスが存在する先々代モデル

    前期型 2000年~2002年

  • 3つのフェイスが存在する先々代モデル

    後期型 2005年~2007年

IMPRESSION インプレッション

ユーザー口コミレビュー

雪道での走行安定性の高さが素晴らしい。とくに高速道路での車線変更など緊張する場面でも安心。多少ラフなハンドル操作でも低重心がカバーしてくれるような感じを受ける。HIDが標準装備だとうれしい。
総合評価:3.8/5.0(4代目)
ドライバー歴26年/グレード:2.0i-S

加速力、高速走行時の安定性は申し分ないです。街乗りであればSTIでなくても十分満足。ただし内装がチープなのが気になります。5年前のほかのメーカーのモデルと質感が同程度でガッカリしました。
総合評価:3.3/5.0(3代目)
ドライバー歴7年/グレード:2.0GT

高速走行の安定性が高く、安心してドライブができます。ラゲッジルームも広々しており、実用性は十分。欠点は後部座席の足元の狭さと燃費の悪さ。自然吸気エンジンなので加速もそれほど強力ではありません。
総合評価:4.0/5.0(2代目)
ドライバー歴12年/グレード:1.5i-S

※口コミレビューは、Goo-netに投稿されたものを一部抜粋・改変して記載しています。総合評価は5点満点。

森野恭行氏

自動車ジャーナリスト森野恭行の○と×

GOOD

本格AWDの走りはスバル独自の個性
Cセグメントに揃うのは横置きFFモデルばかり。その中にあって、ボクサーエンジンを縦に積み、AWDを主力とするインプレッサの個性は光る。独特の乗り味やサウンドを愛するファンが多い。本格AWDがもたらす走破性と安心感は特筆のレベルで、積雪地や寒冷地以外のユーザーにもオススメ。また、充実したスポーツ仕様も魅力を高めている。

BAD

旧世代のモデルは燃費がウィークポイント
独特のサウンドや、自然なフィールの油圧式パワステ&トルコン式ATなど、古めのモデルにはいまも評価すべき点がある。でも、EJ型ユニット時代のモデルは燃費がウィークポイント。4駆のハンデを差し引いても経済性はいまいち。また、現行型と違ってノイズや振動の対策もあまり行き届いていない。「元気」、「活発」の表現もできるが、荒削りだ。

※すべての価格は参考価格です
※中古車参考価格はすべてGoo-net2016年4月調べ。

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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