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更新日:2025.07.13 / 掲載日:2025.07.12
夏を熱くする、クールなパフォーマンスカー5選

梅雨も明けて本格的な夏がやってきた!暑い夏はクールなクルマが恋しくなる。そんなわけで、今回はクールなハイパフォーマンスカー特集。というのも、ここ最近は電動化モデルやエコカーが当たり前の時代になったが、大排気量のハイパフォーマンスモデルは逆に光り輝いてみえる。このような内燃機関モデルは今が乗る最後のチャンスかもしれない。夏の暑さを忘れさせてくれる魅惑のパフォーマンスカーを5モデル紹介したい。
アメ車の世界観をとことん味わえる「シボレー カマロ」

大排気量といえばアメ車。アメ車といえばシボレー カマロだ。カマロは1967年モデルとして発売以降、半世紀以上にも及ぶ歴史を持つスペシャルティクーペ。多くのアメ車が日本市場から撤退するなか、シボレーブランドの顔としてごく最近まで販売されていた貴重なモデル。現行型は2017年に日本導入がスタート。エクステリアは先代モデル以上にマッシブな造形になり、室内は従来同様2+2の4名乗車となる。パワートレインは、上級グレード「SS」には6.2L V8、エントリーグレード「LT RS」と「コンバーチブル」には2.0L 直4ターボを搭載する。これまでは6気筒以上の大排気量エンジンが基本だったカマロに、4気筒ターボが新たに搭載されたことは発売時に大きな話題となった。アメ車らしいV8とクールな直4ターボ、貴方はどちら派?
中古車価格帯:380万円~950万円
中古車物件は、輸入スポーツカーとしては数が揃っており買いやすい。中古車相場も下がっており、現在は300万円台の予算からねらうことが可能。ただし、1~2年落ちの高年式は800万円以上の価格が付けられている。なお、グレード別に見ると最も数が多いのは直4ターボの「LT RS」。V8やコンバーチブルは数が少なめなので注意。今年国内販売が終了し、いよいよ在庫のみの販売となった。中古車相場は今後高騰する可能性もあり、ほしいひとは早めに検討したい。
日本最高峰のクールなスポーツカー「日産 GT-R」

国産車で最もクールなクルマといえば、やはり日産 GT-R。スカイラインGT-Rの血統を持つサラブレッドで、国内はもちろん海外でも絶大な知名度と人気を誇るスポーツカーだ。発売は2007年と古いが、度重なるアップデートを繰り返し、最先端の性能をキープし続けたことも特筆に値する。パワートレインは3.8L V6ツインターボを搭載し、発売当初は480馬力という国産車としては異例の高出力を実現していたが、最終的に570馬力(NISMO仕様は600馬力)にまで高められた。まさに世界に誇れる真のスポーツカーといえる。
中古車価格帯:760万円~2500万円
先日、GT-Rの新規注文受付が終了しており、受注者以外は新車での購入はできなくなった。現在は次期型の登場も流動的、たとえ新型が発売されたとしても遠い未来になると思われる。それゆえ、中古価格の高騰は避けられないと考えていい。2025年現在は1000万円以下の物件はまだ十分にあるが、今後はその予算で買うことは難しくなるだろう。また、良質な個体は海外に流出することも考えられ、在庫も減少の一途を辿るはず。いつか絶対に買う!と決めているひとは、そろそろ真剣に予算組みを検討する段階に入ってきた。
V8エンジン搭載のスーパーサルーン「レクサス GS F」

レクサスの高性能モデルの称号「F」の文字が与えられた高性能セダンがGS F。レクサスGSに5.0L V8エンジンを搭載したモンスターマシンで、最高出力は477馬力を発揮する。トランスミッションは8速ATだが、1速以外はロックアップされパワーロスを抑えているのが特徴だ。ボディはスポット打点の打ち増しや前後ブレースの剛性を強化などで剛性アップされ、日常からサーキットまで幅広いシーンに対応している。ここ最近は本格スポーツセダンが極端に減っており、特に国産車においては顕著。それどころかセダンそのものが減少している今だからこそ、GS Fのような高性能セダンはクールの極みといえそうだ。
中古車価格帯:600万円~850万円
2015年に発売されたGS Fだが、販売台数はそれほど多くなかったため中古車物件数も少なめ。新車時価格(2015年)は1100万円と高額だったが、中古車は600万円から購入可能となっており、相場がかなり下がった。とはいえ、V8モデルのセダンは希少な存在ゆえ今後は下げ止まり、もしくは相場が高騰する可能性もある。国産車ではライバル不在のため、このクルマの価値は今後再評価されるだろう。
スムーズに吹け上がる直6ターボがクール!「BMW M4(先代)」

V8もいいけど、エンジンのフィーリングなら直6が至高。そんな直6マニアにおすすめしたいのが、BMW M4だ。もともとBMWは直6エンジンに定評がありシルキーシックスと呼ばれることもあるが、ここ最近は6気筒の設定は減少傾向にある。そんなBMWの貴重な直6スポーツがBMW M4。先代モデルが登場したのは2014年で、4ドアセダンのM3と同時にデビュー。431馬力の3.0L 直6ターボを搭載し、6速MTまたは7速M DCTを組み合わせている。4シリーズがベースなので、クーペながらも実用性はそれほど悪くない。オールマイティに使えるのもM4の魅力となっている。
中古車価格帯:380万円~1100万円(GTSを除く)
BMWのMモデルは高値安定傾向にあり、なかなか値崩れしない。先代M4も長らく高値をキープしていたが、ここ最近は300万円台の物件もちらほら見かけるようになった。とはいえ、それなりのコンディションの個体を探すなら最低でも500万円程度の予算は必要。Mモデルのなかでは比較的買いやすいモデルではあるが、今後も極端な値落ちは期待できない。欲しい時が買い時だ。
走りはホット、見た目はクールな「ルノー メガーヌR.S.」

最後に紹介するのは欧州ホットハッチの代表モデル、ルノー メガーヌR.S.(先代)。ルノーは昔から魅力的なホットハッチをたくさん手がけてきたメーカーで、モータースポーツ活動も積極的だった。日本でもお馴染みのモデルであるが、今回紹介するのは特に人気の高いメガーヌR.S.(先代)。2011年に日本導入が開始され、2.0L直4ターボを搭載し、発売当初は250馬力を発揮。この数値は当時のFFスポーツカーのなかではトップクラスのもので、締め上げられた足まわりと相まってキレのある走りを実現していた。ニュルブルクリンクの北コースのタイムをホンダ シビック タイプRと切磋琢磨していたのも記憶に新しい。その一方、ボディはエレガントなクーペを採用するのも特徴で、クールな一面も見逃せない。
中古車価格帯:150万円~320万円
日本に数多くの限定車などが導入され、販売も好調だったメガーヌR.S.。それゆえ中古車物件も豊富にあり、価格もリーズナブル。現在は100万円台の物件も揃っており、低予算で買いやすい。2014年にはマイナーチェンジが行われて後期型となるが、こちらは200万円台半ばのものが中心。予算に合わせて選びたい。
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ライタープロフィール
1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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