中古車の軽自動車の維持費はいくらくらい

軽自動車の年間維持費は、トータルでおよそ30万円～40万円ほどかかります。

その内訳は、以下の通りです。

自動車税は、車乗りの頭を悩ませる税金のひとつですが、
軽自動車の軽自動車税は、普通車に比べて安く、年間一律7200円になります。

また、軽自動車は自動車を取得した時に発生する「自動車取得税」も安いのですが、
中古車の場合は、年式によって決められた残価率をかけて算出するので、
新車を買う時よりも、自動車取得税が安くなります。

この残価率は、自治体によって税率が変わるので、ご注意ください。

自賠責保険は、軽自動車の場合、一律で15,600円です。
※金額は2015/02/20時点のものです。

自賠責保険は、必ず加入しなければならない強制保険で、
国で税額が定められているため、よほどの事がない限り値段の上下はありません。

民間の保険会社による保険で、加入は強制ではありませんが、
車に乗る以上、いつ自分が被害者、加害者になるかわかりませんので、
加入した方が安心です。

車の維持費を圧迫している一因ともなっている車検代。

こちらも、初年は3年に一度、それ以降は2年に一度と、
義務付けられているため、出費は避けられません。
しかし、普通車よりは費用がかかりません。

軽自動車の消耗品の費用は、多めに見ても40,000円程度と言われています。
普通車と比べると、軽自動車は消耗品の部品が安いというメリットがあります。

まずパーツそのものが、普通車より安い場合が多く、
工費を含むメンテナンス費用もお得になっています。

車のパーツの中でも高額なタイヤも、一般的なタイヤの場合、
普通車60,000円前後、軽自動車30,000円前後と、倍くらいの差があります。

こちらは「車に乗っている上で必要となってくる費用」です。

軽自動車だからガソリンを使わない、というわけではないので、
こちらは普通車と同じように費用がかかります。

年間10,000km走行、1リッター150円前後、燃費15km/Lで過程した場合だと
概ね年間100,000円ほどの費用がかかります。

また、駐車場を借りている人は、年間の駐車場もかかります。

月極めで10,000円の所でも、一年を通せば12万円という額になるので、
軽自動車、普通車に共に、長い目で見るとこちらも頭の痛い出費ですね。

軽自動車にかかる費用の中には、
「どうしても削れないもの」と「削れるもの」があります。

その中でも「削れるもの」を上手に利用して、維持費を節約しましょう。

軽自動車税、重量税、自賠責保険料。

任意保険料は、保険会社によって、基本料金に違いがあります。

いろいろな自動車保険会社が存在するので、気になる所で見積もりを出してもらい、
一番安いところに決めると、保険料がかなりお得になります。

相場次第で高くなるガソリン代は、
削ろうと思ってもなかなか難しい…と思われがちですが、
ポイントカードを上手に利用することで、節約が可能になります。

ガソリンスタンドのポイントカードや、
クレジットカードのサービスなどを利用すると、
1Lあたり5円前後安くなります。

ちりも積もれば山となる。で、
ひと月繰り返せば、かなり安くなるのでお勧めです。

遠出をした時に、大きな出費だと感じる高速代金。

軽自動車は普通車よりも安いのですが、
それでも痛い出費には変わりません。

そんな場合は、現金よりもETCカードを使って高速に乗ると、
ETC割引が適用されます。

ETCの取り付けに、別途料金が10,000円～15,000円程度かかりますが、
ETC割引は平日で3割引き、週末や祝日で半額近く安く道路もあるので、
年に2回以上高速道路を乗る人ならば、ETCを取り付けた方が断然お得です。

2年に1度迫りくる車検代。
この車検代も、安くする方法があります。

同じ車検業者にお願いするよりも、
複数の車検業者に見積もりを取ってもらい、
一番お得な車検業者にお願いすると、安く済ませる事ができます。

少しマシンいじりに自信のある人ならば、
バッテリーの交換などを自分で行うと、その分の検査が安くなります。

ただし、車のメンテナンスに慣れていない人が行うと、
ちょっとした車の異変などに気づかず、車両トラブルに見舞われる可能性もあります。

安心した車ライフを過ごすためにも、
車検は、費用をかけても、きちんとプロにお任せするほうが賢明かもしれません。


軽自動車の維持費の安さを最大限に活用して、
こまめなメンテナンスや、パーツ交換などをすると、
中古車でも、キレイな状態で乗り続ける事が可能です。

軽自動車のメリットを生かして、車ライフを楽しみましょう。