中古車購入
更新日:2018.12.02 / 掲載日:2014.11.28

快適な移動ができる 大型モデル特集!

快適な移動ができる 大型モデル特集!

行楽の秋に加えて、冬休みの旅行や帰省も考慮する時期。そんな季節だからこそ、家族で快適な移動ができる中古車への買い替えを検討してみてはいかがでしょうか?家族構成やライフスタイルに合った5台をピックアップしてみました。

CASE 1 温泉旅行も帰省も!運転が快適な豪華&大きなミニバンがいい!

性別:男性 年齢:40歳 家族構成:妻・子供3人

買い替えたい理由・条件

●広くて快適な大型ミニバンが欲しい
●高級感があって充実装備のモデルを希望
●ドライバーも快適なミニバンに乗りたい

オススメのクルマ トヨタ アルファード(現行型・平成20年5月~)

トヨタ アルファード

中古車の相場:150~700万円 流通台数:約980台 ※平成20年~26年式の相場

ポイント
トヨタのフラッグシップミニバン!
●広い室内と充実した装備で快適な車内!
ユーザー口コミレビュー
広くて豪華な室内に大満足!大きさを感じさせないパワーは圧巻!迫力ある外観も気に入っています!

トヨタのフラッグシップミニバンがアルファード。2代目となる現行型は、最上級ミニバンらしい充実した装備と高効率なエンジン&ミッションを得ていることが特徴である。また、迫力ある外観と大きなボディは、ミニバンの域を超え高い風格を漂わすもの。ファミリーカーとして贅沢な使い方ができると同時に、運転するお父さんも高い満足感が得られるモデルである。

ココに注目!

トヨタ アルファード

高級ミニバンとしてのアルファードを求めるなら、上級グレードか何度か登場している限定車がお勧め。特に限定車の場合はベーシックな2.4Lエンジン搭載グレードでも、3.5Lエンジングレードと同等の内装を持つクルマもある。

  • 増加する流通量とともに相場は下落傾向!

    増加する流通量とともに相場は下落傾向!

  • 増加する流通量とともに相場は下落傾向!

    デビューから4年が経過したことで、中古車相場は順調に値下がり傾向にあり、買い得感の高い状況になりつつある!

CASE 2 子供の送迎から冬レジャーまで!無理無く買えるジャストサイズミニバンを!

性別:女性 年齢:30歳 家族構成:夫・子供2人

買い替えたい理由・条件

●広く使い勝手のよいミニバンに買い替えたい
●無理なく買える価格の中古車を希望
●古い印象を与えない中型ミニバンが理想

オススメのクルマ 日産 セレナ(先代型・平成17年5月~平成22年5月)

日産 セレナ

中古車の相場:20~250万円 流通台数:約2600台 ※平成17年~22年式の相場

ポイント
●豊富な流通量とリーズナブルな中古車相場!
●まだまだ古い印象を与えにくい先代型!
ユーザー口コミレビュー
女性でも運転しやすい視界の良さと大きすぎないサイズ! 両側スライドドアやシートアレンジなど実用性が高い!

使い勝手のよいシートアレンジやボディサイズ、さらにクリーンな内外装デザインを持つことなどにより、ヒットモデルとなったのが先代型のセレナ。現行型は先代のイメージを強く踏襲しているため、先代型でも古い印象は受けにくい。また、中古車の流通量は多く、価格もリーズナブルな相場を示している、便利で買いやすいミニバンの筆頭ともいえる存在だ。

ココに注目!

日産 セレナ

室内長×室内幅×室内高は3060mm×1480mm×1380mmという十分な広さを持つ。それでいながら外観は5ナンバーサイズ(標準グレード)なので、街中でも運転しやすい。また、多彩で操作が簡単なシートアレンジも特筆事項である。

  • 順調な値落ちを示すゆえ今が狙い目

    順調な値落ちを示すゆえ今が狙い目

  • 順調な値落ちを示すゆえ今が狙い目

    豊富な流通量と順調な値落ちを示す先代型セレナの中古車相場。まさしく今が買いといえる1台である。

CASE 3 高級な旅館やゴルフ場にゆったりのんびり安全に行ける高級セダンが欲しい

性別:男性 年齢:50歳 家族構成:妻・子供2人

買い替えたい理由・条件

●誰もが認める高級車に買い替えたい
●優れた乗り心地と広いトランクは必須
●一度は“ベンツ”に乗ってみたい

オススメのクルマ メルセデス・ベンツ Sクラス(先代型・平成17年10月~平成25年10月)

メルセデス・ベンツ Sクラス

中古車の相場:230~1500万円 流通台数:約500台 ※平成17年~25年式の相場

ポイント
●先代型になって間もない高年式モデル!
●メルセデスの最上級セダンという高い優越感!
ユーザー口コミレビュー
快適かつ安定した走りを示すのはさすが!大きなボディながら意外と小回りが利く!全てにおける高級感に◎

高級車メーカーであるメルセデス・ベンツの中でもフラッグシップセダンとなるのがSクラス。その先代型は、コラムレバーのスイッチ操作となる7速AT、信頼性と性能の向上が著しいエアサス、高い環境性能を持つダウンサイジングユニットなど、高級車としての性能は現在もハイレベルにある。ゆえに、高級旅館も名門ゴルフ場も似合うモデルである。

ココに注目!

メルセデス・ベンツ Sクラス

Sクラスは最先端技術を満載にして登場するのが通例だが、先代型もその例に漏れず、装備やメカニズムは高級かつ高度なものが採用されている。加えて、信頼性が高いことが特徴なのだが、快調を維持するには点検サイクルは短めが安心だ。

  • 前期型は買い得感も高く流通量も豊富

    前期型は買い得感も高く流通量も豊富

  • 前期型は買い得感も高く流通量も豊富

    モデルライフが長いため、登場間もない先代型ながら流通量は豊富で、平成20年式までは買い得感も高い!

CASE 4 家族揃って!ウィンタースポーツやキャンプにも便利に使える四駆のSUV!

性別:男性 年齢:35歳 家族構成:妻・子供1人

買い替えたい理由・条件

●アウトドアが楽しめるSUVを希望
●雪道や悪路も走れる4WDに乗りたい
●室内と荷室が広いモデルに買い替えたい

オススメのクルマ スバル フォレスター(現行型・平成24年11月~)

スバル フォレスター

中古車の相場:210~320万円 流通台数:約180台 ※平成24年~26年式の相場

ポイント
●路面を問わず安定した走りを披露するシンメトリカルAWD!
●アメリカ市場も意識したモデルゆえ室内も荷室も広い!
ユーザー口コミレビュー
雨や横風といった状況でも高速道路も安定して走れる。荷室が広くアウトドアも楽しめる!視点が高く運転しやすい!

乗用車ベースのクロスオーバー型SUVながら、スバル独自の水平対向4気筒+高度な4WDシステムにより、優れた走行性能を持っているのがフォレスターは、。現行型は、4WD性能や燃費性能の向上を果たしつつ、電動開閉が可能なテールゲートをオプションで用意するなど、使い勝手も高められている。走りも利便性も経済性も、アウトドア派に最適な1台となっている。

ココに注目!

スバル フォレスター

高性能な4WDシステム+220mmという高めの最低地上高により、ラフロードの走破性も高いことがフォレスターの特徴。また、505L(パワーゲート装着車は488L)という大容量のラゲッジスペースは、フックや収納も充実していて使いやすい。

  • 下落傾向に転じた今こそ要注目!

    下落傾向に転じた今こそ要注目!

  • 下落傾向に転じた今こそ要注目!

    人気のミドルサイズSUVゆえ、高値をキープしがちなモデルだが、ここに来て下落傾向に転じ、買いやすい状況にある。

CASE 5 家族でバーゲンセール巡り!お手頃価格で広いミニバンをボーナスで狙いたい

性別:男性 年齢:28歳 家族構成:妻・子供3人

買い替えたい理由・条件

●広いミニバンに買い替えたい
●高さ制限の気にならないロールーフ
●高年式でリーズナブルなモデルが欲しい

オススメのクルマ マツダ MPV(現行型・平成18年2月~)

マツダ MPV

中古車の相場:20~230万円 流通台数:約510台 ※平成18年~26年式の相場

ポイント
●リーズナブルな中古車の相場かつ豊富な流通量!
●2.3Lエンジンはトルクフルで走りやすい!
ユーザー口コミレビュー
低めのフロアで乗り降りがしやすい!室内が広くファミリカーとして最適!フル乗車でも十分なパワー!

国産ミニバンの元祖ともいえるMPVの3代目。前後とも十分な広さを確保している室内は、3ナンバーサイズだからこその余裕がある。加えて、全高は1685mmというロールーフなので、駐車場の選択肢が広がるモデル。最大の特徴は、2.3Lという余裕あるエンジンと広い室内を持ちながら、リーズナブルな中古車が多いため、主婦も納得のミニバンであることだ!

ココに注目!

マツダ MPV

定員はセカンドシートがキャプテンタイプの7名とベンチタイプの8名がある。7名定員のキャプテンシートは、前後のみならず左右のスライドも可能な珍しいタイプ。またスーパーリラックスシート装着車は、アームレストやレッグレストも付く。

  • 100万円以下も豊富で買いやすい状況にある

    100万円以下も豊富で買いやすい状況にある

  • 100万円以下も豊富で買いやすい状況にある

    相場は総じて下落傾向にあり、年式を問わず買い得感の高い状況にある。平成20年式以下は100万円以下の物件も豊富。

※すべての価格は参考価格です
※相場・口コミレビューに関してはGoo-net2014年10月調べ

晩秋も年末年始も家族でゆったりドライブ

今回、清水草一が選出した“快適な移動ができる大型モデル”は、パワフルなエンジンを搭載して快適な走りを実現する2台のミニバンだ。価格もこなれてきた感のある三菱デリカシリーズのデリカD:5と日産エルグランド、はたして買いの一台はどっちだ!?

ベテラン評論家が独断と偏見で判定を下すライバル対決コラム クルマライバル 勝手にジャッジ

  • PROFILE 清水草一

    清水草一

  • PROFILE 清水草一

    1962年生まれ。自動車ライターにして交通ジャーナリスト。大の中古車マニアとしても知られ、格安車からフェラーリまで、その生涯で25台以上もの中古車を購入している。

清水草一「私の選択」

  • 日産 エルグランド

    日産 エルグランド(先代型・2002年5月~2010年8月) 中古車価格帯:19~308万円

    ゴージャス感あふれるフルサイズミニバン
    初代モデルのヒットを受け、さらに上質感を向上させて登場。エンジンは3.5Lで、後に経済性に優れる2.5Lも追加された。

  • 三菱 デリカD:5

    三菱 デリカD:5(現行型・2007年1月~) 中古車価格帯:92~305万円

    ミニバンにSUVの力強さをプラス
    タフなSUV風の外観デザインを持つミドルサイズミニバン。3種のエンジンやエアログレード「ローデスト」などラインナップも豊富。

  • 相場はゆっくりと下がり続けている。それなりに流通量が多く、ある程度のクオリティをキープする2007~2008年式あたりがおすすめ。

    相場はゆっくりと下がり続けている。それなりに流通量が多く、ある程度のクオリティをキープする2007~2008年式あたりがおすすめ。

    「快適なV6にこだわりオラオラ感も満点」
    エルグランドと言えば、オラオラ系ミニバンの元祖。アメ車を思わせる大型の箱型ボディに、ギラギラのグリルが付き、高速道路で後ろにつかれると、つい道を譲りたくなる。特に先代型までは、全高も高く、オラオラ感が非常に強かった。オラオラ感こそエルグランドの命。現行型は、全高を低くしたことでややオラオラ感が減じたが、先代まではオラオラ感満点だ。
    デリカD:5と比較すると、デリカは頑丈そうなイメージだが、先代エルグランドは、乗ってる人がプロレスラーというイメージだ。よって「怖いから道を譲っておこう」となる。これは、同車のオーナーとしては、たまらない快感だろう。
    エンジンは2.5Lと3.5Lで、V6のみ。最大のライバルであるアルファードは直4エンジンが人気で、D:5もエンジンは直4だが、エルグランドはV6にこだわった。オラオラミニバンの面目躍如である。正直、外からはエンジンが直4かV6かなんてわからないので、安くて燃費もいい直4の方が人気なのだが、それでもV6にこだわったエルグランドはエライ。
    もちろん車内もゴージャスで、オラオラと快適だ。強いパパを目指すなら、先代エルグランドは外せない。

  • 新車販売の多かった2011年式の物件が市場に出回り、相場は下落傾向にある。来年以降は流通量が減ると予想され、今が狙い目。

    新車販売の多かった2011年式の物件が市場に出回り、相場は下落傾向にある。来年以降は流通量が減ると予想され、今が狙い目。

    「いろいろな意味で個性的なミニバンだ」
    かつて東京モーターショーに、『コンセプトD:5』というクルマが出展された時は、「月面車みたいじゃん!」と、その個性的なデザインに興奮したものだ。そして後年、市販車として登場したデリカD:5は、かなり現実的なカタチになっていてちょっとガッカリしたが、それでもD:5は、いろいろな意味で個性的なミニバンだ。
    コンセプトは、「世界唯一のオールラウンダーミニバン」。FFモデルもラインナップされているが、タフな4WDモデルのほうをイメージキャラクターとして打ち出している。ボディには、哺乳類の肋骨のような「リブボーンフレーム」を採用し、ミニバンとしては例外的なボディ強度を誇る。
    エンジンは、ガソリンの2L&2.4Lに加え、2.2Lのクリーンディーゼルも追加された。これはミニバン唯一のディーゼルモデルで、またしてもD:5の個性派ぶりを際立たせることになった。
    ミニバンはファミリー志向が強く、生活臭も強めだが、同車はストロング系ミニバンであり、気は優しくて力持ちなイメージがある。「他のミニバンとは違うぜ」とアピールしたいお父さんには、ぜひおすすめしたい一台だと言えましょう。

ライバル興亡史

  • icon 2002 エルグランド

    2002 エルグランド

    2代目へフルモデルチェンジ。
    “ファーストクラス”の室内空間を目指して全長と全幅を拡大。グリルを大型化してより豪華になった

  • 2002 エルグランド

  • icon 2007 エルグランド

    2007 エルグランド

    マイナーチェンジ。
    「ハイウェイスター」のグリルを2段構造に。市販車初となる「アラウンドビューモニター」を搭載

  • 2007 エルグランド

  • icon 2008 デリカD:5

    2008 デリカD:5

    デビュー。
    デリカスペースギアの後継車として、アウトドアでも使える機能やSUV風のデザインを備えて登場

  • 2008 デリカD:5

  • icon 2009 デリカD:5

    2009 デリカD:5

    マイナーチェンジ。
    2WD車と4WD車のデザインを統一し、装備内容を見直した。メーターまわりの視認性も高めている

  • 2009 デリカD:5

  • icon 2010 エルグランド

    2010 エルグランド

    現行型へフルモデルチェンジ。
    さらに存在感を高めた上質なデザインを採用。オットマンやワイドモニターなど豪華装備を搭載

  • 2010 エルグランド

  • icon 2012 デリカD:5

    2012 デリカD:5

    マイナーチェンジ。
    ミニバン初のクリーンディーゼルエンジン搭載モデルを設定。ディーゼル車ファンの要望に応えた

  • 2012 デリカD:5

それぞれに異なる個性と魅力を持つ

中古車物件の流通量や相場を考えると、狙い目はどちらも、2007年から2010年式あたりのモデルだろう。走行距離5万km前後のタマで、デリカD:5が150万円前後から、先代エルグランドが170万円前後からというのが見当だ。これは新車価格のおおむね半額にあたり、中古車として買い頃ではないだろうか。両車非常にいい勝負である。値落ち率が比較的拮抗しているので、勝負はクルマの個性で決まる。
ヘビーデューティーな走りにこだわるなら、パジェロのミニバン版みたいなポジションのデリカD:5だ。4WDモデルのタマ数が非常に多いことからもうかがえるが、三菱車といえばやはり4WD。ウィンタースポーツの趣味があるならなおさらだ。
一方の先代エルグランドは、走りにそれほど個性はない。4WDモデルのタマ数もごく少なく、雪に弱い後輪駆動モデルが大部分だ。
しかし、このエルグランドの最大の魅力は、オラオラ感満点の外観デザインとゴージャス感満点の室内にある。快適かつラクチンに移動したいならこちらが有利。クルマの性格上、大型モニターなどの搭載率も高く、中古車ならタナボタでゴージャス装備だって期待できる。
どちらも個性が強く、その方向性がまったく異なるモデルなので実に微妙な勝負だが、お買い得感が高いのは、先代エルグランドのほうではないだろうか。

今回のジャッジ

日産 エルグランド WIN

快適さにこだわるなら装備の豪華なモデル!
デリカD:5に搭載されるクリーンディーゼルエンジンもパワフルで魅力的だが、エルグランドは高速で快適な走りが味わえるうえに、装備も豪華でお買い得だ。

※すべての価格は参考価格です
※中古車市場データはGoo-net11月調べ

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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