中古車購入
更新日:2024.07.12 / 掲載日:2024.07.12
燃費プラスアルファの鉄板チョイス! ハイブリッドSUV5選

いま流行りのSUVといえば、やはりスタイリッシュな外観デザインが魅力。最近はクーペ風のモデルや高性能な走りを実現するものなど、多くのバリエーションが存在する。その一方で燃費性能はセダンやステーションワゴンと比べて不利なことが多いのも事実。そこで今回は、燃費に優れたハイブリッドのSUVを5モデルをピックアップして紹介したい。
1)クーペ調フォルムが美しい「ホンダ ヴェゼル」 WLTCモード燃費:26.0km/L

2013年に初めて登場したホンダ ヴェゼル。発売当時はコンパクトSUVの黎明期であり、各メーカーから多くのモデルがリリースされた。今回紹介するのは2021年にフルモデルチェンジを受けた2代目モデル。外観はよりクーペ調のデザインとなり、内外装の質感は大きくアップしている。パワートレインは、2モーターハイブリッドシシテム「e:HEV」を設定し、力強い走りと低燃費、低排出ガスを実現。燃費性能(WLTCモード)は先代の21.0km/Lから25.0km/Lへと大きく引き上げられた。なお、2024年4月のマイナーチェンジではエンジンマネージメント制御が見直され、WLTCモード燃費は26.0km/Lにアップ。低燃費のSUVをねらうなら第一候補になるだろう。
発売から丸3年が経過し、現行型ヴェゼルの中古車が増えている。中古車価格帯は230万円~380万円、中古車平均価格は303万円と高値をキープ。多くの物件は低走行車で占められ、コンディションは良好。多少の予算は必要だが価格に見合った価値はあるだろう。もし予算を抑えたければ先代モデルも視野に入れよう。こちらの中古車平均価格は177万円とグッと安くなる。
2)クラストップレベルの低燃費「トヨタ ヤリスクロス」 WLTCモード燃費:30.8km/L

2020年に登場したコンパクトSUVのヤリスクロス。ヤリスシリーズでありながら、ハッチバックのデザインとは異なる専用ボディが与えられたのが特徴。TNGAプラットフォーム(GA-B)を採用することで、走りの質感が大きく高められた。パワートレインは、1.5Lガソリンと1.5Lハイブリッドの2つを設定。駆動方式はどのグレードも2WDと4WDから選択可能だ。ハイブリッドはダイナミックフォースエンジンと呼ばれる新世代のものが搭載され、WLTCモードで30.8km/Lという驚異的な低燃費を実現している。また、一部グレードを除きトヨタセーフティセンスも標準装備となるなど、安全面でも抜かりない。
登場から4年以上が経過し、物件数はかなり豊富。中古車価格帯は170万円~360万円、中古車平均価格は259万円と手頃な価格で入手可能。物件の6割以上がハイブリッドなのも嬉しい。なかでも装備が充実した「ハイブリッドZ」グレードの割合が多い。
3)アウトドアにもぴったりの高コスパ車「日産 エクストレイル/先代」 WLTCモード燃費:15.0km/L

日産のミドルクラスSUV、エクストレイルにもハイブリッドモデルが設定されている。現行型ではe-POWERとVCターボを組み合わせた新しいパワートレインが導入されたが、今回紹介するのは価格が手頃な先代モデル。先代では2015年4月にハイブリッドが導入された。2.0Lにモーターを組み合わせることで、最大15.0km/L(WLTCモード)の低燃費を実現している。ボディサイズにもゆとりがあり、オフロードの走破性能も優秀なのでアウトドア好きにもぴったりのモデルといえるだろう。
中古車価格帯は80万円~300万円、中古車平均価格は180万円とかなり下がっている。特に上級の「ハイブリッドXi」グレードの割合が多いので、積極的にねらっていきたい。とはいえ、ガソリン車と比べると物件数は少なく、やや選択肢が狭いのが難点といえよう。
4)高い悪路走破性が魅力の「トヨタ RAV4」 WLTCモード燃費:20.6km/L

トヨタの伝統的なSUVがRAV4。現行型は2019年4月に発売された5代目で、全長4600mm、全幅1855mm、全高1685mmのミドルクラスSUV(スペックはGグレード)。走行状況に応じて前後トルク配分と後輪トルクを左右独立で制御する「ダイナミックトルクベクタリングAWD」の採用により、高い走行性能が自慢。パワートレインは2.0Lガソリンと2.5Lハイブリッドの2機種で展開され、ハイブリッドはWLTCモードで最大20.6km/Lという低燃費を実現したのもトピック。精悍なルックスと高い悪路走破性能で、同じクラスのSUVのなかでも特に人気は高い。また、2020年にはプラグインハイブリッド車「RAV4 PHV」も設定され、選択肢が増えたこともトピック。
中古車物件は多いが、ハイブリッド車は全体の30%程度、PHVは3%程度となっている。中古車価格帯は、ハイブリッド車が220万円~500万円、PHVが360万円~530万円。中古車平均価格はハイブリッド車が346万円、PHVが467万円で、PHVはまだまだ高くて買いにくい印象。ねらうなら一般的なハイブリッド車がおすすめだ。
5)便利なフリースタイルドアを「マツダ MX-30」 WLTCモード燃費:15.6km/L

マツダのまったく新しいSUVが2021年に発売されたMX-30。その特徴は、なんといってもセンターオープン式のフリースタイルドア。これはかつてのRX-8にも採用されたものだが、室内へのアクセス性が良好なので便利なアイテム。室内は、フローティングさせた(浮いたようなデザインの)コンソール、ソファーのような後席デザインなど、乗員全員がリビングのようにくつろげる設計なのも大きな特徴となっている。パワートレインは、「e-SKYACTIV G」と呼ばれる2.0L直4のマイルドハイブリッドを搭載。WLTCモードで最大15.6km/Lを発揮する。さらにEVモデルのほか、ロータリーエンジン搭載のPHEVも設定するなど、マツダの技術力を惜しみなく投入したSUVといえる。
中古車価格帯は180万円~280万円、中古車平均価格は229万円となっており、値下がりの幅は渋いもののそろそろ手を出してもよい頃を迎えた。なお、EVやロータリーEVの物件も少しずつ増えており、中古車平均価格はEVが272万円、ロータリーEVが410万円。現段階ではマイルドハイブリッドが一番買いやすいが、今後はほかのパワートレインの価格も下がっていくはずだ。
まとめ

ハイブリッドカーが一般的になったことで、SUVでも選択肢は非常に増えている。特にコンパクト~ミディアムクラスのSUVにハイブリッドが設定されていることが多く、これらは低価格かつ物件豊富なものが中心なので買いやすい。今回紹介した5モデル以外にもたくさんあるので、グーネットを活用してお気に入りの1台を探し出そう。
ほかにもこんな記事が読まれています

ライタープロフィール
1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。
また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。
1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。
また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。