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更新日:2023.11.23 / 掲載日:2023.10.20
秋のドライブ気分高まる!予算200万円以内で買える、おすすめスポーツカー5選

秋といえばドライブ。いつもより早く起きて、ちょっと遠くまで足を伸ばす。そんな優雅な1日の相棒となるのがスポーツカー。スポーツカーってお高いんでしょう?不便でしょう?と、敬遠するひとも少なくない。でも、じつは手頃な価格で乗れるスポーツカーは多いし、維持費も実用車とそれほど変わらない。そして2座だけがスポーツカーではないのだ。今回は、初めてスポーツカーに乗るひとに向けたおすすめモデル5選を紹介しよう。
ライバル①:トヨタ 86(先代)

トヨタの身近なスポーツカーといえば、86は外せないチョイス。「86」というネーミングの元ネタは、80年代に存在したAE86型カローラレビン/スプリンタートレノである。伝説的な人気車のハチロクからその名を授かったトヨタ86は2012年に登場。2021年10月にはモデルチェンジを受けて2代目となっているが、今回ピックアップするのは安くて買いやすい初代である。
86の注目点は、なんといってもFRスポーツであること。フロントにエンジンを置く後輪駆動は、スポーツカーを操っている楽しみに満ちている。最近はこの価格帯のFRスポーツは非常に希少な存在。パワートレインは、スバルの2.0L 水平対向4気筒を搭載。当初は200馬力だったが、マイナーチェンジで207馬力(MT車)となっている。6速MTと6速ATから選べるので、MT免許がなくても大丈夫。
発売から10年以上経過しており、中古車相場はこなれている。中古車価格帯は90万円~310万円で、200万円以内の予算で十分探せる状況。100万円以下の物件は多走行車が目立ち、10万km超えの個体も少なくない。走行距離にこだわるなら予算に余裕をもっておきたい。なお、物件のおよそ半数がMT車なので、3ペダル派ならぜひMT車を探してみよう。
ライバル②:マツダ ロードスター

せっかくスポーツカーに乗るならオープンカーにしたい。そんな人にはマツダ ロードスターがおすすめ。1989年に登場したユーノスロードスターを祖に持ち、現在は2015年に登場した4代目が生産されている。新型の噂も出始めているが、現行型もまだまだ現役だ。
ロードスターの特徴は、まず2座のオープンカーであること。ソフトトップは手動で簡単に開けられるので、気軽にオープンエアドライブが楽しめる。そして軽快な走りは、多くのスポーツカーファンを魅了する。少し大きくなった先代に対し、現行型は原点回帰で小型化され、車重も100kgほど削られた。ユーノスロードスターのような軽快な走りを維持しつつ、安全性や走行安定性が高められたのがトピック。エンジンは1.5L 直4を搭載し、131馬力を発揮。トランスミッションは6速MTと6速ATから選べる。
登場から7年が経過し、中古車市場は充実している。中古車価格帯は140万円~300万円。200万円以内の予算でもねらえるが、中古車平均価格は225万円となっており、上で紹介した先代トヨタ86ほど幅広くは選べない。予算内で探すなら走行距離5万km以上が中心となりそうだ。また、MT車の物件が多く、走りにこだわりたい人は注目!
ライバル③:ホンダ S660

軽自動車にもスポーツカーは存在する。その代表格がホンダ S660。90年代の人気軽スポーツ、ホンダ ビートと同じくミッドシップレイアウトを採用した本格派。軽自動車なので維持費が安いという大きなメリットもある。発売は2015年だが、2022年3月には惜しくも生産終了した。
一見するとミッドシップクーペのようなルックスだが、屋根は脱着可能なロールトップを採用している。このロールトップはフロントのラゲッジルームに収納可能。2シーターゆえ実用性は厳しいものの、それを補って余りある走りを堪能できる。パワートレインは658ccの3気筒ターボで、車両重量は830kg(MT車)。スペック以上にビビッドな加速を披露する。トランスミッションが6速MTまたは7速パドルシフト式CVTから選べる。
中古車物件は充実しており、それなりに買いやすい状況。中古車価格帯は140万円~420万円と幅広く、中古車平均価格は222万円となっている。100万円台の物件は多走行車が目立ち、コンディション重視で選ぶならば予算にゆとりを持っておきたい。なお、生産終了で今後は徐々に価格が高くなる可能性もある。ほしいならば早めに購入に踏み切るのも手。
ライバル④:スイフトスポーツ

スポーツカーはクーペだけが選択肢じゃない。スイスポの愛称で親しまれるホットハッチ、スズキ スイフトスポーツも有力な候補だ。初登場は2003年で、1.5L 直4エンジンに5速MTを組み合わせたスポーティなグレードだった。これ以降モデルチェンジの度にスイフトスポーツも新しくなり、現在は2017年9月に登場した4代目。パワートレインは、先代までの1.6L自然吸気から1.4Lターボに変更され、大幅なトルクアップを果たした。最高出力は140馬力に達し、1トンを切る軽量ボディと相まってキビキビとした走りが楽しめるのが特徴となっている。トランスミッションは6速MTと6速ATを設定。
また、スイフトスポーツの魅力のひとつは、低価格と実用性の高さが挙げられる。2シータークーペとは異なり、ボディタイプはコンパクトなハッチバック。後部座席はきちんと座れるスペースが確保され、荷物などを置いてもよい。それでいながら、走りは本格スポーツにも劣らぬ硬派なもの。乗り心地もそこまで悪くないので、スポーツカー入門車としてぴったりなのだ。中古車価格帯は120万円~280万円。物件数も豊富で探しやすい。
ライバル⑤:スズキ アルトワークス

軽スポーツは魅力的だけど、2シーターは厳しい……そんな人におすすめなのがスズキ アルトワークス。最初のアルトワークスが登場したのは1987年で、1998年の4代目(5代目アルトがベース)まで設定されていた。その後長いブランクのあと、2015年に復活したのが5代目アルトワークス(8代目アルトがベース)。ハッチバックのアルトがベースゆえ実用性が確保されており、手軽にスポーツモデルに触れたいひとにぴったりのモデルである。
パワートレインは658ccの3気筒ターボを搭載し、5速MTまたは5速ATを組み合わせている。マニュアル車はショートストロークで、1速から4速をクロスレシオ化。小気味の良い変速が楽しめる。足まわりも専用セッティングとなり、小型軽量なボディを存分に活かしたピリ辛な走りが楽しめる。内外装も専用仕立てとなっており、スポーティな気分を盛り上げてくれる。
中古車価格帯は90万円~220万円となっており、低予算でも幅広く探せるスポーツカーの代表格。すでに生産終了しているものの、価格の高騰もなく買いやすい状況がしばらく続きそうだ。コンディションのよい個体が多く、これからが買い時。ただし物件の大半が5速MTなので、AT限定免許のひとは少し探しにくいかもしれない。
まとめ

以上、予算200万円以下で買えるスポーツカーを選んでみた。低価格とはいえ、どれも本格的な走りが楽しめるものばかり。実用性も重視するならホットハッチ、経済性を重視するなら軽自動車を選ぶのもあり。自分のライフスタイルに合わせたお気に入りの1台を探してみよう!

ライタープロフィール
1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。
また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。
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