徹底分析中古車相場
更新日:2021.12.09 / 掲載日:2021.12.09
徹底分析! 中古車相場 今が旬の1台を相場データで見極める!
今月のターゲット

トヨタ ルーミー(現行型)
●販売時期:2016年11月〜
●グーネット流通台数:約1800台
コンパクトボディに広い室内空間という、理想的なパッケージングを備えたトールワゴンタイプの2BOX。ファンカーゴ、bB、そしてラクティスの流れをくんでおり、取りまわしや乗降性、積載性などの面でメリットが多いため、ヤングファミリー層を中心に人気の車種となっている。
そもそもダイハツからOEM供給されたモデルで、ベースはトール。さらに、同じトヨタ内の販売店違いの兄弟車としてタンクも同時に発売された。
両側電動スライドドアに加えて、240㎜のスライドが可能なリアシートや衝突回避支援システム「スマートアシストⅡ」も搭載されるなど、高い実用性と安全性を両立している。
搭載されるエンジンは1.0ℓのターボとノンターボで、どちらも優れた燃費性能を発揮。スポーティなデザインのカスタムモデルも設定されるなど、選択肢も幅広い。


兄弟車はどうだ?
[トヨタ]タンク(最終型)
中古車中心相場 70万〜180万円

現行型ではなくなったがお買い得
ルーミーの上質な雰囲気に対して、タンクは切長なヘッドライトと大口径グリルを持ち、ダイナミックな雰囲気。このデザインの違いが差別化のポイントとなる。流通台数はタンクのほうが100台近く多く、平均相場は安め。
過去1年の相場動向

Buyer’s Guide >> ねらい目はマイナーチェンジ前の物件
新車販売はかなり堅調で、2021年もベスト3に入る勢い(21年11月現在)。中古車の流通量も多く、相場の中心は130万円前後だが、2016〜2018年式くらいの初期モデルであれば、100万円以下でも十分ねらえる。ここ一年の相場の動きを見てみると、タンクが販売終了した4月前後から下降している。タンクを買おうとしていた層の選択肢がなくなったことから、ルーミーの流通量が徐々に増えつつあることも影響しているのだろう。