徹底分析中古車相場
更新日:2020.03.13 / 掲載日:2020.03.13
【ホンダ アコード】人気のハイブリッドセダンの相場が100万円台にダウン!?
大小さまざまなエコカーが増えている昨今だが、低燃費かつゆとりの室内空間を持つセダンのハイブリッドカーは、意外と選択肢がない。そんな貴重なハイブリッドセダンが、ホンダ アコードである。アコードはホンダを代表するミディアムセダン/ワゴンとして以前から販売されてきたが、2013年に登場した9代目より、ハイブリッド専用車となっている。当時の新車価格帯は365万円~390万円で、200万円台の予算で買えた8代目から価格が高くなった。同時に、昨今のハイブリッドカーへの追い風も重なることで、中古車相場は高値安定が続いていたのだ。そんななか、先日10代目となる新型アコードが発表されたことで、相場が今後動く可能性があり、いま注目すべき1台なのである。今回は、先代アコードの魅力に触れつつ、中古車相場を探っていこう。
ホンダ アコードってどんなクルマ?
シビックよりもひとまわり大きいサイズのハッチバックとして、1976年に登場したのがアコード。翌年にはセダンも追加され、以降国産ミドルクラスの代表としてロングセラーとなったモデルである。度重なるモデルチェンジで、ワゴンやクーペなども登場。さらに仕様地ごとにデザインが異なるなど、ひと口にアコードと言っても幅広いバリエーションが存在する。しかし共通するのは、FFパッケージによるゆとりの室内空間を持つこと。さらに上にはフラッグシップのレジェンドが存在するが、アコードも十分広くて快適。ライバルはトヨタ カムリである。
2013年6月には、9代目にフルモデルチェンジ。この世代より、アコードは全車ハイブリッド化し、名称も「アコードハイブリッド」として販売された。新世代パワートレーン「SPORT HYBRID i-MMD」を採用し、2.0L 直4エンジンにモーターを組み合わせることで、JC08モード燃費は30.0km/Lを達成した。また、欧州仕様と共通だった先代に対し、北米仕様と車体が統一されてボディが大型化したこともトピック。全長は4.9mと、レジェンドに迫るサイズとなり、室内はより広々として快適となった。また、外部充電が可能なプラグインハイブリッド仕様も後に追加され、数少ない上級ハイブリッド/PHEVとしての選択候補となっている。なお、今年2月に登場した新型もそれを踏襲し、ハイブリッドのみで展開される。
ホンダ アコードの年式別中古車価格相場は?
まずは、先代アコードの改良遍歴を振り返ってみたい。2013年6月発表時のグレード展開は「LX」と「EX」。プラグインハイブリッドも同時に発表されたが、当初は法人や官公庁向けに限定されていた。同年12月より、個人向けに400台限定でプラグインハイブリッドを販売。車両本体価格は500万円だった。
2016年5月にはマイナーチェンジを実施。外観は、フロントおよびリヤデザインがリニューアルされたほか、フルLEDヘッドライトが採用されてより先進的な佇まいとなった。室内は、木目調パネルの柄が変更され、ミラーブラックパネル、スポーツコンビシート(EXのみ)を採用。走行面では、リチウムイオン電池の設計が一新されて小型・軽量化を実現。「LX」のJC08モード燃費は30.0km/Lから31.6km/Lに拡大された。また、ホンダセンシングが全車標準装備されるなど、安全面も強化。なお、この改良以降は車名が「アコードハイブリッド」から再び「アコード」に戻された。それらを踏まえ、年式別中古車平均価格を見ていこう。
年式 | 中古車平均価格 |
2013年式 | 157万円 |
2014年式 | 168万円 |
2015年式 | 179万円 |
2016年式 | 259万円 |
2017年式 | 279万円 |
2018年式 | 320万円 |
2019年式 | 349万円 |
※PHEVを除く。
前期型は100万円台の物件が充実している
先代アコードは、年式が新しいものほど物件が少ない傾向にある。改良が行われた2016年式は物件数が多めだが、それ以降の年式はかなり少なめ。中古車で買うならマイナーチェンジ以前の年式が探しやすいだろう。とくにデビューした2013年式が充実しており、中古車平均価格は157万円とリーズナブル。ただし、この年式は走行距離が10万kmに迫るものが多く、これらを除外するなら150万円の予算は確保したいところだ。
ホンダ アコードのグレード別中古車価格相場は?
グレード体系は、ベーシックな「LX」、上級グレード「EX」、そしてプラグインハイブリッドの「SX」というラインアップ。「LX」と「EX」は、衝突軽減ブレーキ、アダプティブクルーズコントロール、車線維持支援システム、本革巻&本木目コンビステアリングなど、主に運転支援装備が充実している。後期型以降は全車にホンダセンシングが導入されたが、「EX」はさらにレザー内装などがオプション設定となっている。
安全装備が充実した「EX」がオススメ
中古車平均価格は「LX」のほうが安いが、装備内容を考慮に入れると「EX」のほうが魅力的である。なかでも、前期型では衝突軽減ブレーキが標準装備となるほか、内装もワンクラス上。何より、物件数が「LX」の2.5倍ほど流通するから、買いやすいのだ。物件数が豊富ということは、中古車価格の幅が広く、ボディカラーを選べる余地もある。100万円台の物件も多いから、積極的に狙っていきたい。
ホンダ アコードの中古車価格相場のまとめ
先代アコードは100万円台半ばの予算で狙える魅力的なハイブリッドセダン。先日新型が登場したことで、今後さらに相場が下がる可能性も高く、今後の動向に注目したい。なお、ライバルのトヨタ カムリ(2011年~2017年)の中古車平均価格は146万円と、アコードよりもさらに安い。また、物件数もこちらが圧倒的に上回っているので買いやすい。ライバルと比較しつつ、じっくりと中古車選びをしよう。
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