徹底分析中古車相場
更新日:2020.01.28 / 掲載日:2020.01.28
【グー連載コラム】徹底分析中古車相場(2020年1月)

中古車を購入するうえで相場の動向をチェックするのは、お得に買うためには必須事項といっていい。そこでグー編集部が持つ膨大なデータから、過去1年の平均相場動向をもとに、日々変動する中古車相場について読み解いていこう。
(掲載されている内容はグー本誌2020年2月号の内容です)
【今月のテーマ】グーネット中古車検索ランキング ベスト10モデルの買い時はいつか?
物を買うときの選択基準は人それぞれだが、市場での人気を参考にするケースは多いはず。クルマの場合も同様だが、クルマは高額なうえに数年に1度の買い物となるため、より慎重を期する必要がある。そこで今回は、中古車市場における注目度をテーマに、おすすめの車種をピックアップしてみた。
情報のソースはグーネットの「検索ランキング」だ。文字通り、グーネット利用者の検索結果を順位付けしたコンテンツで、中古車市場で注目されている車種がひと目でわかる。検索頻度の多さは、中古車の需要が高い人気車と言い換えることができる。このランキングに名を連ねる車種は、いずれも燃費がいいとか、安全性が高い、日常的な用途での利便性に優れているなど、クルマを購入するうえで外せない要素をしっかりと持ち合わせている。10台中6台がトヨタ車ということからもランキング上位車種は、手堅い選択と言えるだろう。
相場については、ジムニーやハイエースといった市場動向の影響をほとんど受けずに通年で高値を維持しているモデルもあるが、それ以外は経年による変動は必至となる。グーネットに登録されている中古車の台数や、モデルチェンジの動向などを参考にして、タイミングを見計らってお得に購入してほしい。
トヨタ アルファード(現行型)

高級サルーンを凌駕する心地よさが味わえる
豪華な雰囲気が漂う高級ミニバンの代名詞的存在。Lサイズボディの室内は、7人(または8人)乗車してもゆったりと快適に過ごせる。パワフルな動力性能を備え、2t超の車重をものともしない走りを実現する。安全運転支援機能も充実している。
中古車参考価格帯:310万円から630万円【相場傾向→・・・待ち!】

2015年1月から ※全グレード
Lサイズミニバンの売れ筋モデルで、市場での需要が高く相場は高値で安定している。パワーユニットや仕様のバリエーションが多彩で、それによる価格の幅が広く、相場にも差があるので予算に応じた見極めが肝要だ。
トヨタ プリウス(現行型)

燃費以外にも多くの付加価値が見いだせる選択
圧倒的な燃費性能をセールスポイントとし、ガソリン代を節約したいと考えるユーザーから支持されている。現行型は低燃費化のために他の能力がトレードオフされていないのも特徴のひとつ。走りの質が高く、実用性や居住性についても十分に満足できる。
中古車参考価格帯:150万円から220万円【相場傾向↓・・・買い!】

2015年12月から ※全グレード
燃費以外にもさまざまな付加価値を持つことから販売価格は高値だが、デビューから4年が経過し、マイナーチェンジも実施されたことで相場は緩やかに下降している。流通台数が多いのでニーズに合わせた選択が可能だ。
スズキ ジムニー(現行型)

世界に類を見ない軽クロカン
軽自動車でありながらオフロードでの機動力はSUVのなかでもトップレベルの実力を持つ。先代型同様に人気が高く、相場は高値をキープしている。値崩れがしづらいのも特徴だ。
中古車参考価格帯:200万円から240万円【相場傾向↑・・・待ち!】

2018年7月から ※全グレード
日産 スカイライン(現行型)

最先端をいくスポーツセダン
「プロパイロット2.0」を搭載した最新型は流通台数が少ないため高値だが、初期型なら登場から5年を経過して相場はこなれている。セダンクラスでトップレベルの運動性能が持ち味だ。
中古車参考価格帯:170万円から420万円【相場傾向↓・・・買い!】

2014年2月から ※全グレード
トヨタ ハイエースバン(現行型)

仕事も趣味も頼もしくサポート
商用車としてだけでなく、パーソナルユースでも高い人気を誇る。低年式、多走行車でも相場は高めで、値落ち幅も小さい。購入時は価格と車両状態の兼ね合いを踏まえて検討したい。
中古車参考価格帯:150万円から580万円【相場傾向↑・・・待ち!】

2004年8月から ※グラフはワゴン
トヨタ クラウン(先代型)

走りのよさが魅力の高級セダン
先代型にはアスリート、ロイヤルが用意されており、パワーユニットの種類も多彩だ。相場は現在高値だが、現行型の中古車が市場に増加するのに伴って緩やかに下降している。
中古車参考価格帯:190万円から360万円【相場傾向↓・・・買い!】

2012年12月から2018年6月 ※全グレード
ダイハツ タント(先代型)

家族向けに最適なスモールカー
実用的な機能と装備が充実し、ユーザーに「これで十分」と思わせてくれる。標準仕様、カスタムともに先代型は相場を下げているが、これは現行型の人気の裏付けにもなっている。
中古車参考価格帯:60万円から160万円【相場傾向↓・・・買い!】

2013年10月から2019年7月 ※全グレード
MINI MINI(現行型)

独自路線を貫く個性派モデル
個性的なスタイルを継承しながら進化し続けるブランドとしてのスタンスに魅力を感じて選ばれている。人気車種で市場流通台数が多いため、ボディタイプによっては値ごろ感が強い。
中古車参考価格帯:180万円から480万円【相場傾向→・・・買い!】

2016年3月から ※グラフはクロスオーバー
トヨタ ヴェルファイア(現行型)

ゴージャスな雰囲気が魅力
強烈な存在感を主張したデザインで兄弟車のアルファードと差別化を図っている。高額車両だが、登場から年数を経て相場は緩やかに下降している。特に初期型は値ごろ感を強めた。
中古車参考価格帯:340万円から580万円【相場傾向↓・・・買い!】

2015年1月から ※全グレード
トヨタ ヴォクシー(現行型)

便利に使えるファミリーの定番
ファミリーカーの定番として高い支持を得ている。登場から5年を経ているが人気は衰えず、相場の値動きが少なく下落幅も小さい。ハイブリッドはやや高値なのでガソリン仕様が狙い目。
中古車参考価格帯:180万円から250万円【相場傾向↓・・・買い!】

2014年1月から ※全グレード