輸入車
更新日:2019.08.22 / 掲載日:2019.05.02
自然体で付き合える身近なクラシックモデル【グーワールド コラム/インプレッション】

940 ESTATE POLAR SX 1996MY
文と写真●グーワールド
問い合わせ●ボルボ・クラシックガレージ TEL:042-796-1190 URL:https://klassiskgarage.vc-tokyo.jp
(掲載されている内容はグーワールド本誌2019年6月号の内容です)
じつはいま、クラシックカーがちょっとしたブームになっている。それも、コンテストに出品されるような超高級車だけではなく、かつて実用車として扱われてきたクルマに脚光が集まっているのだ。また、その遊び方も、イベントやツーリングへの参加といった華やかなものだけでなく、週末のドライブや日常の足に使うといった、肩の力が抜けた付き合い方をするユーザーが増えているという。 そんな折、ボルボ・カー・ジャパンから、クラシックボルボの試乗会を行うという案内が届いた。同社のレストア事業である「KLASSISK GARAGE(クラシックガレージ)」で仕上げたクルマに試乗できるという。
2016年にボルボ・カーズ東名横浜に開設されたこのワークショップでは、100、200、700、900シリーズといったモデルを中心に、ハードな修理からメンテナンスまで対応。ベースカーからレストアした車両の販売も行っている。マネージャーを務める阿部さんの話によれば、ボルボは古いモデルでも部品供給が安定していて、なおかつ価格も安価であるため、このようなレストア事業が成立するのだとか。
試乗することができたのは、1996年モデルの940エステート。再塗装によって蘇った鮮やかな赤が新車時の記憶を呼び起こす。ポイントを押さえたリフレッシュによって、走り出しから各部の動きはスムーズで、日常の相棒としても活躍してくれそう。高速道路をゆったり流すとこれが気持ちいい!
聞けば、240シリーズは人気ゆえに中古車価格が高騰してしまったため、価格と内容のバランスがいい940はこれからねらい目のモデルとのこと。価格は238万円で売り出し中。ちょい古ボルボ、大いにアリです。

女性ワンオーナー車だった個体をベースにクラシックガレージが仕上げた。古いクルマのアキレス腱であるATがオーバーホール済みというのは心強い。足まわりもリフレッシュされており、乗り味はよかった。

P1800ES 1973MY

生産台数約4000台というレア車も取り扱う。P1800の2ドア版をベースに開発されたシューティングブレークで、グラスハッチが特徴。