輸入車
更新日:2025.11.11 / 掲載日:2025.11.11
選ぶならどれ? いま買い時のメルセデス・ベンツSUV注目モデル

ここ最近、メルセデスはSUVラインアップを拡充している。中古車選びでも選択肢が増えて悩ましい。そこで今回は、いま買い時を迎えた先代GLCを中心にメルセデスのSUVシリーズを紹介しよう。
[メルセデス・ベンツ GLC(先代)]使い勝手のよいミドルクラスSUV

メルセデスのミドルクラスSUVであるGLCは、同ブランドのなかで非常に人気の高いモデル。2016年の日本導入以降、好調な販売台数を記録した。それゆえ中古車市場にも物件が豊富で、いま最も買いのモデルといっていい。その最大の魅力といえば「ジャストサイズ」であること。大きすぎず、かつファミリーユースでも狭すぎないボディサイズ。また、ガソリン、ディーゼル、PHEVとパワートレインが幅広く用意されるから、自分のライフスタイルに合わせたチョイスも可能だ。

さて、今回注目する先代GLCは、中古車が豊富に流通して買いやすい状況は続く。特に16年モデル〜20年モデルは100万円台の物件も目立つ。中古車平均価格は404万円となり、高年式の物件が平均を引き上げている。パワートレイン別にはディーゼルの割合が多く、ガソリン車がやや探しにくい状況だ。
中古車参考価格帯:170万円~650万円(16年~23年 クーペ、メルセデスAMGを除く)


USED CAR DATA

ガソリン、ディーゼル、PHEVと幅広いグレードで展開された先代GLC。中古車市場は半数以上がディーゼル車「GLC 220 d 4MATIC」で占められている。ガソリン車は「GLC 250 4MATIC」が多い。

年式別に見ると、2020年モデルが最も多く、全体の22%を占めている。これは2019年10月にマイナーチェンジが行われ、そのタイミングの物件が中古車として出回っていることを示す。価格重視なら前期型をねらおう。

GLCは高速ツーリングも得意のモデルだけあり、走行距離は比較的伸びた車両が目立つ。3万km以下は全体の3割弱となっており、低走行をねらうなら必然的に高年式がターゲット。5万km/7年落ちがねらい目。
[メルセデス・ベンツ GLC クーペ(先代)]個性重視ならエレガントなクーペという選択も

ここ最近はSUV×クーペという新ジャンルが流行している。GLCにもクーペが設定され、個性重視のスペシャルティカー好きのニーズに応えている。基本的なメカニズムは一緒だが、ボディ後半が滑らかに下がるデザインなのが特徴。中古車相場は標準のSUVよりやや高めで、270万円からとなっている。
中古車参考価格帯:270万円~620万円(17年~23年 クーペのみ、AMGを除く)

文●ユニット・コンパス 写真●ユニット・コンパス、内藤敬仁、メルセデス・ベンツ
※ナンバープレートはすべて、はめ込み合成です。
(掲載されている内容はグーワールド本誌2025年12号「最新グレードから究極モデルまで!メルセデスSUVの知性と野性」記事の内容です)