輸入車
更新日:2025.08.09 / 掲載日:2025.08.08
自分だけのプライベートタイムを満喫できる、こだわりが光る輸入車8選

自分時間を満喫できるこだわりの中古車7選
文●ユニット・コンパス 写真●ユニット・コンパス、ポルシェ、ステランティス
※中古車参考価格、相場データは2025年7月グーネット調べ。 ※ナンバープレートは一部、はめ込み合成です。
(掲載されている内容はグーワールド本誌2025年9号「人生を豊かにしてくれるパートナー![こだわりの輸入車選び]」記事の内容です)
クルマは単なる移動手段ではなく、嗜好品でもあり、自分だけのプライベートタイムを満喫できる特別な空間だ。今回はこだわりの8台をお届けしよう
[ポルシェ 911(タイプ991)]最高の自分時間を演出するスポーツカー

自分のためのクルマ。その究極のカタチはスポーツカーにほかならない。誰のためでもなく、自分時間を楽しむための贅沢なツールだ。そんなクルマにふさわしいモデルといえば、ポルシェ911だろう。半世紀以上も連綿と続く真のスポーツカーで、重厚感のある走りと圧倒的なパフォーマンスを享受できる。
ここで紹介するのは、2011年に発表された先代911(タイプ991)。およそ9割のコンポーネンツが一新され、外観もスタイリッシュになった。中古車はまだ十分に存在しており、ベーシックな「カレラ」は700万円台後半の予算から探せる。相場は高値安定傾向だ。
中古車参考価格帯:770万円~2000万円(11年~20年 ターボ、GT3系は除く)


[こだわりポイント]スポーツカーとして完成された足まわり

911の最大の魅力といえば足まわりにある。フロントがストラット、リアにマルチリンクを採用し、高い剛性と路面を常に捉えた走りを実現する。先代よりもさらに拡大されたフェンダーや20インチアルミホイールは視覚的にもスポーティ。まさに完璧な1台だ。
[アルファ ロメオ 4C]走りが楽しめるミッドシップスポーツ

2014年に登場したアルファロメオのピュアスポーツカーが4C。全長およそ4mのコンパクトなボディのミッドシップモデル。エンジンは1.8L直4ターボを搭載し、アルファTCTと呼ばれるデュアルクラッチ式トランスミッションを組み合わせる。中古車は価格が上がっており、現在は800万円以上の予算が必要。とはいえ、その価値が十分にある至高の1台だ。
中古車参考価格帯:800万円~1000万円(14年~20年 スパイダーも含む)
[こだわりポイント]オープンカーとしても魅力

4Cスパイダーというオープンモデルも設定される。トップは手動脱着式で開閉するのにひと手間かかるものの、いちどトップを外してしまえば快適なオープンドライブが楽しめる。
[アバルト 124スパイダー]非日常を演出するオープンスポーツ

コンパクトな2シータースポーツのアバルト124スパイダー。ベースとなるのはマツダ ロードスターだが、エンジンはアバルト専用の1.4L直4ターボを搭載し、最高出力170馬力を発揮する。その魅力は、なんといってもFRスポーツならではの軽快な走り。サーキットでも楽しめる1台だ。なお中古車は物件が少ないので、在庫のあるうちに探しておきたい。
中古車参考価格帯:300万円~520万円(16年~21年 124スパイダー全グレード)
[こだわりポイント]アバルト専用エンジン

パワートレインは、ロードスターとは異なり専用1.4Lターボを搭載する。最高出力は170馬力、最大トルクは25.5kgmというハイパフォーマンスを達成。トランスミッションは6速MTと6速ATから選べる。
[マセラティ グラントゥーリズモ(先代)]フル4シーターのGTクーペ

贅沢なドライブを楽しむなら、GTカーもおすすめ。先代マセラティ グラントゥーリズモは2007年から2020年まで販売されたロングセラーで、優雅なクーペボディのフル4シーターモデル。ハイパフォーマンスを持ちながら乗り心地がよいのも特徴だ。中古車は年式によって価格が大きく異なるが、初期型ならば300万円台の物件もある。予算に応じて探したい。
中古車参考価格帯:300万円~1100万円(07年~20年 グラントゥーリズモ全グレード)
[こだわりポイント]快音奏でるV8エンジン

撮影車は2018年モデルの「スポーツ」。4.7LV8を搭載し最高出力460馬力、最大トルク53.0kgmを発揮する。パワフルなな走りはもちろん、アクセルを踏み込んだときのエンジンサウンドは極上のひとこと。
プライベートを贅沢に彩るラグジュアリーモデル
[DS 7 クロスバック]独創的な内外装のクロスオーバーモデル

自分時間を彩るクルマは、スポーツカーだけとは限らない。ラグジュアリーで豪華なクルマも自分のための優雅なひとときを満喫できる。
たとえばDSオートモビルのクロスオーバー「DS 7 クロスバック」は、そんなニーズに応えてくれる1台。フランス車ならではのデザイン性と装飾技法を取り入れた独創的な内外装と先進技術を融合させたのが特徴で、パワートレインは1.6Lガソリンターボと2Lディーゼルターボから選択可能。アクティブスキャンサスペンションなどの先進技術も盛り込まれ、スムーズな走りを実現。
中古車物件はそれなりに流通しており、価格は200万円台前半から。手頃な予算で探せるのも美点。
中古車参考価格帯:220万円~440万円(18年~23年 DS 7クロスバック全グレード)

[こだわりポイント]機能も優れたDSアクティブLEDビジョン

かつてのDSは、当時としては画期的なステアリング連動型ヘッドライトを採用していた。そんなヘリテージを受け継ぐDS 7 クロスバックには、シーンに応じて細かく制御されたインテリジェントなヘッドライトを採用。合計6つの配光モードで自動制御される。
[フォルクスワーゲン アルテオン]エレガントな佇まいの4ドアクーペ

スタイリッシュな4ドアボディが特徴のフォルクスワーゲン アルテオン。全長およそ4.9m弱と大柄なボディを持ち、クーペフォルムながら実用性も確保される。パワートレインは2Lターボを搭載し、走りもパワフル。中古車物件は充実し、コンディションのよい個体が揃う。相場も下がって買いやすい。
中古車参考価格帯:210万円~500万円(17年~24年 シューティングブレークを除く)
[こだわりポイント]全車4WDを採用

駆動方式は全車4WD(4MOTION)を採用する。ハイパワーを路面に余すところなく伝えることができ、ラグジュアリーカーにふさわしい良好なドライブフィールを実現する。トランスミッションは7速DSG。
[シトロエン C3 エアクロス]個性を追求したスタイルに注目

シトロエンはどのモデルも個性豊かだが、なかでも特に目を惹くのが2019年に登場したC3エアクロス。全長4.1mのコンパクトなボディのクロスオーバーで、エンブレムからつながる横長のヘッドライトが特徴的。中古車物件は充実しており、100万円台の予算から購入可能。ただし後期型(2021年〜)は高い。
中古車参考価格帯:140万円~300万円(19年~25年 C3エアクロス全グレード)
[こだわりポイント]FFながらも高い走破性能

クロスオーバーモデルゆえ、SUVとしての性能も持ち合わせる。路面に応じて走行モードを切り替えるグリップコントロールを採用するため、多少のラフロードならば走破可能と頼もしい一面もある。
[フィアット 500]自分だけの小さなプライベート空間

登場から17年が経過したフィアット500。小さいけれど心地のよい室内は、まさに自分だけのプライベートな空間。小気味のよい走りも魅力で、運転を楽しみたい人にもおすすめ。販売期間が長いため物件数は膨大で、たくさんの中古車が流通。価格はピンキリだが、10年落ちなら100万円以下でねらえる。
中古車参考価格帯:30万円~310万円(08年~24年 500全グレード)
[こだわりポイント]クラシカルなインテリア

外観は1957年に登場した2代目500をオマージュしたもの。クラシカルとモダンが融合したデザインは、いつ見ても色褪せない。室内もクラシカルに仕立てられ、ドライバーの正面には速度計が配置される。

ライタープロフィール
1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。
また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。
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