【アウディ】2023年中に150kWの急速充電網を拡大。都市部に充電ステーション建設へ

文と写真●ユニット・コンパス

　アウディがEV普及にさらなる強力な一手を打ってきた。1月20日に行われた年頭記者会見において、ブランドディレクターのマティアス シェーパース氏がさらなる急速充電ネットワークの拡充を発表したのだ。

　アウディは2022年、全国のアウディe-tron店52か所に、52基の150kWの急速充電器を設置。2023年はさらに、出力の低い急速充電器を150kW急速充電器に置き換え、150kW急速充電器を全国合計で102基にすることで、急速充電ネットワークをさらに拡大すると発表した。

　また、アウディの都市型充電コンセプトである「Audi charging hub」を、東京に設置する計画を発表。これにより、自宅で充電できないような都市部のユーザーに対してもさらなる利便性を提供することが可能になると説明した。

　こうした取り組みのパートナーとして、パワーエックスと事業提携の基本合意書を締結したことを発表。今後アウディは、パワーエックスが開発する超急速充電器「Hypercharger」を、アウディe-tron店へ導入するという。また、両社が共同で日本国内への「Audi charging hub」の設置運営に関して協議、具体検討を進めることもあわせて発表された。