輸入車
更新日:2022.07.04 / 掲載日:2022.07.04
リセールバリューに優れたクルマに乗りたい!【輸入車コンシェルジュ】

文●ユニット・コンパス
※中古車参考価格はすべてグーネット2022年6月調べ。
※ナンバープレートは、すべてはめ込み合成です。
(掲載されている内容はグーワールド本誌2022年8月号の内容です)
クルマ選びでいちばん大切なのは、購入したクルマが自分にフィットすること。そこでこのコーナーでは、相談者の夢や希望を元に編集部がオススメの輸入車を紹介!夢を実現化できる金額「予算400万円」をキーワードとして、毎回定番から意外性のあるものまで、さまざまな輸入車を提案していきます!
相談者[K・Oさん]
42歳/既婚/会社役員

これまでリセールバリューを意識したクルマ選びをすることで、数十台ものクルマを乗り継いできた相談者。ところが相談者の知識は国産車がメインで、輸入車についてはそれほど深い知識を持っていないということで、相談に訪れました。希望しているのは、価値が落ちにくいスポーツカーです。
リセールバリューに優れたクルマに乗りたい!
リセールバリューを気にしながらクルマに乗るなんて、つまらないというか、邪道だと思うクルマ好きもいるかもしれません。いやむしろ、これまで乗ってきたクルマが高く売れたからこそ、さらにいいクルマに乗り換えられてきたのだから、リセールバリューを考えるのは当たり前という意見もあるでしょう。今回の相談者は、「クルマは趣味といっても経済活動の一環」というポリシーのもと、今買うべきクルマ(スポーツカー)を教えて欲しいとのこと。
近頃、ちょっと古いスポーツカーの中古車価格が高騰しているという情報がニュースをにぎわせています。市場価格は需要と供給に左右されますが、スポーツカーの場合、人気に対して圧倒的に需要が少ない。それはそうです。使い勝手が悪く、楽しめるのはドライバーだけで、価格も高いわけですから多くは売れません。結果として、販売終了から徐々に中古車価格は下げ止まりを迎え、ときにはプレミア価格がついて新車以上の価格となる場合も。
ここ数年、マニアたちは「あのとき買っておけばよかった」という言葉を繰り返している状況ですが、勇気をもって投資すれば、名車と暮らした経験と金銭的メリットを手に入れることができるかもしれません。
【アバルト 124スパイダー】新車の販売が終了して2年、すでにプレミア価格がついています

プレミアによる利殖をねらうには、もう遅いという声があるかもしれませんが、なんのなんの、このクルマもここから価値が上がりそうです。
アバルト124スパイダーは、日本が誇るマツダ ロードスターとイタリアの名門アバルトのダブルネーム。しかも、ただのOEMではなく、内外装に加えてエンジンやサスペンションセッティングについてもオリジナル。特に1.4L直4マルチエアターボの搭載が見どころで、最高出力は170馬力。ロードスターの、「もうちょっとパワーがあればな」という部分をカバーしてくれます。さらに、ダンパーはビルシュタイン、ブレーキキャリパーはブレンボと一流品を惜しげもなく採用。エクステリアは1966年に発表された初代124スパイダーからのDNAを感じさせるデザインで、上手にオリジナリティを表現しています。
惜しまれつつも2020年に販売を終了した124スパイダーは、状態のいいものはすでにプレミア価格。新車以上で取引されています。購入の決断は早めが吉となりそうです。
2017年 アバルト 124スパイダー(6速AT) ●全長×全幅×全高:4060×1740×1240mm ●ホイールベース:2310mm ●車両重量:1150kg ●エンジン:直4DOHCターボ ●排気量:1368cc ●最高出力:170ps/5500rpm ●最大トルク:25.5kgm/2500rpm ●中古車参考価格:250万円~520万円(16年~20年 全グレード)





【BMW M2】乗り手に緊張感を要求するバトルマシン

日本の道路事情にジャストフィットするボディサイズにパワフルなターボエンジンを搭載し後輪を駆動するという成り立ちだけでもマニアにとっては感涙もの。トランスミッションは7速DCTのほかに6速MTを用意。後年でのリセールバリューを考えれば、このMT仕様を購入しておくのが間違いありません。
2017年 BMW M2(7速AT・DCT) ●全長×全幅×全高:4475×1855×1410mm ●ホイールベース:2695mm ●車両重量:1580kg ●エンジン:直6DOHCターボ ●排気量:2979cc ●最高出力:370ps/6500rpm ●最大トルク:47.4kgm/1400-5560rpm ●中古車参考価格:399万円~810万円(16年~21年 全グレード)


【ジャガー Fタイプ】美しさと猛々しさを両立するジャガー伝統のスポーツカー

歴史あるスポーツカーブランドとしてのジャガーを復活させるべく登場したのが、2シーターのFタイプ。その原点が1960~70年代に黄金時代を打ち立てたEタイプにあることは疑いなし。特に5LV8エンジンを搭載するコンバーチブルは、獰猛でありながら繊細というジャガーらしさが味わえます。
2015年 ジャガー Fタイプ コンバーチブル(8速AT) ●全長×全幅×全高:4470×1925×1310mm ●ホイールベース:2620mm ●車両重量:1730kg ●エンジン:V6DOHCスーパーチャージャー ●排気量:2994cc ●最高出力:340ps/6500rpm ●最大トルク:45.9kgm/3500rpm ●中古車参考価格:450万円~1400万円(13年~22年 全グレード)



ライタープロフィール
1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。
また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。
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