車の歴史
更新日:2022.03.16 / 掲載日:2022.03.16
トヨタ博物館 新常設展示コーナー「クルマづくり日本史」をオープン

トヨタの文化施設であるトヨタ博物館(所在地:愛知県長久手市)は3月16日、同館2階のクルマ館に新しい常設展示コーナー「クルマづくり日本史」を4月16日よりオープンすると発表した。入館料は400円~1,200円(消費税込み)。
自動車産業が発展してきた歴史や創出・確立に寄与した創業者などを展示
4月16日より常設展示される「クルマづくり日本史」は、「日本の自動車産業はいかに生まれたか」という問いに答える、国内でも他に類をみない展示となっている。
同展では、日本で自動車産業が基幹産業として発展してきた、20世紀初頭の産業黎明期から1970年代の産業確立期までの約70年の歴史を、4章立ての短編物語にまとめて紹介する「大型4面スクリーン」を用意した。また、自動車との出会いから現代まで、日本のクルマづくりの主要なトピックスが投影される「動く年表」を中央に配置。壁面では鮎川義介と豊田喜一郎の比較や、鈴木道雄、松田恒次、本田宗一郎など自動車産業創出・確立に寄与した創業者たちを、手軽に学べるタッチパネルで取り上げている。そのほか、日本自動車メーカー12社の誕生から現在に至るまでの変遷を一望できる「大型系譜図」、日本の年間自動車生産台数の推移や、現在の自動車産業の姿をデータで紹介する「インフォグラフィックス」を取り揃え、「日本の自動車産業の誕生から確立」を分かりやすく理解できる内容となっている。
国産自動車の本格的生産を目指した時代の車両を展示



関連常設展示「Zone5 1920-1940s:日本における自動車量産の幕開け」は、米国車が市場を席捲する中、日本人が国産乗用車製造に挑戦し始めた1920年代から40年代にかけての車両を、クルマ館2階のZone5で展示。「フォード モデルA(日本製1929年)」「ダットサン 11型 フェートン(1932年)」のほか、同館が復元協力した国立科学博物館蔵「白揚社 オートモ号(1925年)」も特別展示する。
新展示コーナー「クルマづくり日本史」・トヨタ博物館 概要
新展示コーナー「クルマづくり日本史」
〈オープン日〉2022年4月16日(土)
〈場所〉トヨタ博物館 クルマ館2階
〈公式WebページURL〉https://toyota-automobile-museum.jp/
トヨタ博物館
〈所在地〉〒480-1118 愛知県長久手市横道41-100
〈経路〉
・地下鉄東山線「藤が丘」駅よりリニモに乗り換え「芸大通」駅下車、徒歩5分
・名古屋瀬戸道路「長久手IC」より西へ0.4km(グリーンロード沿い)
〈TEL・FAX〉0561-63-5151/0561-63-5159
〈開閉時間〉9:30~17:00(入館受付は16:30まで)※月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始は休館
〈入館料〉大人 1,200円、シルバー(65歳以上) 700円、中高生 600円、小学生 400円 ※消費税込み/団体割引あり
※開閉時間と入館料の詳細は、トヨタ博物館ホームページ(https://toyota-automobile-museum.jp/)に記載