車の歴史
更新日:2020.06.01 / 掲載日:2020.06.01
ザ・ハリアー年代記

ハリアーの歴史は国産プレミアムクロスオーバーSUVの歴史そのものといっても過言ではない。レジャーに使い倒せる実用車から個性派高級乗用車への意識改革は、現在のSUVブームの呼び水となったとも言える。今あらためてその足跡を振り返ってみよう。●解説:川島茂夫
革新的なコンセプトが人気を博して王道となり、今やSUVの代表選手に
独自の価値感を進歩拡張させつつアップデート
ハリアーの車史は第32回東京モーターショーに市販前提車として参考出品され、同年に発売されたモデルから始まる。ラダーフレーム式シャシーを用いるのが一般的なオフローダーに対して、ハリアーの走行ハードウェアの基本構成は一般的な上級ワゴンと変わらず、最低地上高の拡大等により悪路対応力を向上させていたのが特徴。</br></br>乗用車の基本設計から開発されたSUVとしてはハリアー以前にニッサンのラシーンやスバルのレガシィ・グランドワゴン、フォレスターが登場しているが、当時はパジェロ人気に牽引されたオフローダーブームの最盛期でもあり、同等のハード&タフネスを持たない乗用車型SUVにとって状況は逆風と言ってもよかった。しかし、初代からハリアーはヒット作となる。悪路踏破性と耐久性はオフローダーと比べるべくもないが、居住性や燃費で圧倒。何よりも快適性が段違いの出来。カムリ・ワゴンの居心地と快適性をそのままに継承した走りは同格乗用車と比較しても遜色なかった。上級ワゴンの上質感や使い勝手を持つSUVはハリアーの基本コンセプトとして踏襲されていくが、2代目は高性能を柱のひとつとしたプレミアム性を全面に出したモデルとなった。姉妹車となるレクサスRXの方向にコンセプトの軸足を移したと考えてもいい。また、2005年にはハイブリッド車も追加されている。ところが3代目となる現行モデルではRXと決別し、国内市場に軸足を置いて開発。先にFMCしていたRXよりもひと回りコンパクトな車体寸法となった。ウェッジの利いたフロントマスクなどのスペシャリティ感覚やオーソドックスな高級感など、時代性と保守性をバランスさせたプレミアム性が特徴。2L車やハイブリッド車の4気筒化など経済性も強化され、プレミアムSUVの中でも独自性の強いモデルとなった。
初代ハリアー【1997~2003】

●発売年月:1997年12月 ●当時価格:239万5000~293万5000円 ●最終改良:2000年11月SUV=スポーツ・ユーティリティ・ビークルがRV=レジャー・ビークルの1要素だった当時、フォーマル&ラグジュアリーもこなすクロスオーバーSUVの先駆者として誕生。
オフローダー性能にとらわれ過ぎず、快適でオシャレな上級路線を開拓

カムリをベースに開発。遊びに使える高級車
ハリアーの開発で最も危惧されていたのが、当時販売でも車種数でも同市場の主流だった本格オフローダーと比較されて「形だけの偽物」と見られることだった。本格オフローダーはハードな悪路走行に対応できる踏破性と耐久性を実現するためにスペース効率は低く、動力性能や燃費、操安や快適性に劣っていた。悪路踏破性以外はデメリットばかりと考えてもいい。そこで悪路性能や耐久性をアウトドアレジャー趣味への対応レベルに抑えて、乗用車としてバランスを高めた新ジャンルのモデルとして開発されたのがハリアーだ。言い方を換えるならオフローダーとして二流でもアウトドアレジャーワゴンとして一流なのだ。前項で述べたように走行ハードウェアはカムリ(グラシア)をベースとして全長及びホイールベースを短縮し、40mm拡大された最低地上高と相まって悪路踏破性の向上を図っている。4WDシステムは前輪のスリップに応じて後輪に駆動トルクを発生するビスカスカップリング方式を採用。4WDシステムでは悪路対応力に劣るタイプだが、OP設定でリヤデフにトルセンLSDを用意するなど、悪路走行向けの性能向上も考慮された設計である。ベースとなったカムリはトヨタFFモデルの頂点に位置するモデルであり、とくにキャビンスペースはセダン/ワゴン最大級。カムリより幾分狭まったとは言え、初代ハリアーはFR高級セダン以上のゆったりしたキャビンを備え、穏やかな乗り心地と相まって上級ワゴンに勝るとも劣らない快適性と実用性をセールスポイントとした。
前後オーバーハングの寸法設定など、悪路踏破性を優先した場合の制限を排除し、街中でも見映えのする高級車的なデザインを実現。フロントの2段ランプや2眼リヤランプなど、灯火デザインも実用SUVとは一線を画し、スーツで乗っても違和感なし。
衝突安全ボディ「GOA」を採用。クロスカントリー系オフローダーに必須のラダーフレームとは異なるモノコック構造のボディはワゴン車のそれと同様だ。


傾斜したデザインが斬新だったセンターコンソールに5.8インチのマルチディスプレイを装備(ナビ機能はオプション)。インパネシフトや足踏み式パーキングブレーキをいち早く採用し、上級装備だったオプティトロンメーターが全車標準装備とされた。
上級FFセダンのカムリがベースなだけあって室内は広々。頭上の余裕や視点の高さもあいまってFRセダンをしのぐくつろぎをもたらす。静粛性や乗り心地など、SUVでは切り捨てられがちだった快適性への配慮も万全で、高級セダンのような快適な居住空間を実現。後席中央のシートベルトは2点式だ。

3.0L・V6
写真の3.0L・V6(220PS)のほか、2.2L直4(140PS)を設定。駆動方式はFF/4WDで、ミッションは全車4速ATを採用。’00年、直4が2.4L(160PS)に。
グレード別設定として、グローブボックス組み込みタイプの10連奏CDチェンジャーも用意していた。
後席は6:4分割可倒式で、それぞれ独立してスライド(120mm)&リクライニングが可能。
フラットにできる前席とワンタッチで前倒しできる後席により、フロントフルフラットなどシートアレンジが多彩。高さを含め、サイズも機能もレジャーワゴンとして優秀だ。
2000 クルーガーV
●発売年月:2000年11月 ●当時価格:266万5000~345万8000円
初代ハリアーがベースのトヨタビスタ店向け姉妹車

ビスタ店(沖縄はカローラ沖縄)向けのハリアー派生車。’03年のマイチェンでは3列7人乗り仕様も登場し、クルーガーLの名でカローラ店でも販売開始。’04年発足のネッツ店でも販売された。
1999 LEXUS RX
●北米販売モデル
北米ではレクサスブランドの大ヒットモデルとなった

3.0L・V6搭載のハリアーは北米ではレクサスRXとして’98年にデビューし、瞬く間に人気モデルに。その後、’07年のLAショーで発表された3代目からはハリアーと別系統となっている。
初代ハリアー ミニヒストリー
【1997年12月:初代発売】パワートレーンは2.2L直4と3.0L・V6で、それぞれFFと4WDをラインナップ。販売店は全国のトヨペット店/大阪地区・大阪トヨタ/トヨタビスタ店。【1999年4月:特別仕様車発売】「EXTRA Gパッケージ」【2000年11月:マイナーチェンジ】直4が2.2Lから2.4Lに。内外装のデザイン変更や装備内容の向上を実施。トヨペット店専売車種に。【2002年1月:特別仕様車発売】「プライムナビセレクション」
2代目ハリアー【2003~2013】

●発売年月:2003年2月 ●当時価格:249万~367万円 ●最終改良:2007年8月「新世代ラグジュアリーSUV」を掲げて登場。プリクラッシュセーフティやエアサスといったテクノロジーを搭載するなど、車格でも装備内容でも上級サルーン的なポジションを確立。
人気No.1の理由をさらに深め、ハイブリッドも投入

高級乗用車路線を進め、悪路対応力も強化
初代はピラーの取り回しや側面形にグラシアの面影を残していたが、2代目はスポーツ&ラグジュアリー志向の最近のプレミアムSUVにも似た路線にイメージチェンジしている。プレミアムクラスの高級高性能志向に準じた対応とも言える。初代登場時は有力なライバル車が存在しなかったが、国際市場でのライバル車の増加やレクサスのブランド力強化に則した路線変更である。 性能面ではセンターデフ式のフルタイム4WDの採用など悪路対応力の強化や電子制御エアサスの設定などが見所に挙げられるが、最も注目すべきは先進安全&運転支援装備の採用とハイブリッド車の展開だろう。 V6車の上級グレードへのOP設定だが、登場時からプリクラッシュセーフティやACC、AFSを採用している。もっとも、4気筒車のみの構成となった後期型ガソリン車ではAFS以外が非設定となっている。 2005年にV6ベースのハイブリッド(THS II)搭載車を追加。4WDにはE-Fourを採用。電動化と4輪制御の両技術でプレミアムSUVの最先端を行くモデルになったが、意外なことにプリクラッシュセーフティとACCは設定されていない。現在の価値観からすれば不可解だが、この辺りは当時の先進安全&運転支援装備の価格設定や市場での認識による違いと考えるべきだろう。 なお、姉妹車の関係にあったレクサスRXだが、レクサスブランド自体は2005年から国内展開されているものの、同型の国内導入は見送られている。※ACC:アダプティブ・クルーズ・コントロール(定速走行・車間距離制御装置)AFS:アダプティブ・フロントライディング・システム(配光可変型前照灯システム)

より大柄で流麗なフォルムやHIDヘッドランプなどがプレステージ性を強調。“道具感”にこだわらない姿勢がさらにはっきりした。グレードはG、G・Lパッケージ、Gプレミアム・Lパッケージが基本で、V6車にエアサス搭載の新グレード「AIRS」が新設定された。
標準
センサー付き
カメラ付き
装備内容に応じて、エンブレムはミリ波レーダーセンサー付き/フロントカメラ付き(ともにOP)の設定によって計3タイプに。


オプティトロンメーターを標準装備し、上級グレードに木目をあしらうなど高級感がアップ。独立3眼タイプのメーターリングやシーケンシャルタイプのシフトレバーでスポーティさもアップ。車体前後と左ミラーのカメラによる車体周辺モニターをオプションで用意。
サイズアップにより室内空間も拡大。写真はベースグレードのGだが、初代と同様、上級グレードには本革シートをオプション設定。Lパッケージ以上はランバーサポート付きの運転席8ウェイパワーシートを標準装備。
2.4L直4
3.0L・V6
フルモデルチェンジ時は先代継承の3.0L・V6(220PS)と2.4L直4(160PS)を搭載。ただしV6の変速機は4速AT→5速ATに変更された。
2006 ハリアー【一部改良】
●発売年月:2006年1月 ●当時価格:266万7000~400万500円
3.5L・V6で動力&環境性能アップ

デビューから3年後の改良では、V6エンジンが3L(1MZ-FE)から新開発の3.5L(2GR-FE)に変更された。同時に3.5L車のVSC&TRC標準装備化をはじめ、全体の装備内容を大幅に充実させた。

3.5L・V6
新搭載の3.5L・V6は出力が280PSと従来より大幅にアップ。環境性能も高められており、当時のグリーン税制による減税措置対象車となった。
2005 ハリアーハイブリッド
●発売年月:2005年3月 ●当時価格:409万5000~462万円
クルーガーとともにハイブリッドモデルを設定

3.3L・V6エンジン(211PS)とフロントモーター(167PS)から成るTHS IIを採用。リヤモーター(68PS)で後輪を駆動するE-Fourとの組み合わせにより、高い走行性能と低燃費を実現した。

フロントにエンジン/モーター、リヤにモーター、後席下に3分割式ニッケル水素バッテリーを搭載。システム出力は272PS。
2代目ハリアー ミニヒストリー
【2003年2月:2代目代発売】トヨタ初のプリクラッシュセーフティを搭載。エアサス搭載グレード「AIRS」も登場。【2004年1月:一部改良/特別仕様車発売】オプション内容を変更し、特別仕様車「アルカンターラバージョン」を設定。【2004年7月:一部改良】プリクラッシュブレーキ機能を追加。各種装備内容も向上。【2005年3月:タイプ追加】3.3L・V6+THSIIの「ハリアーハイブリッド」を発売。【2006年1月:一部改良】V6が3.0Lから3.5Lの新エンジンに。装備変更を実施。【2006年7月:一部改良(ハイブリッド)】カラー変更。HDDナビをOP設定。【2007年1月:一部改良(ガソリン車)】カラー変更。【2013年8月:一部改良(ハイブリッド)】カラー変更。
3代目ハリアー【2013~2020】

●発売年月:2013年12月 ●当時価格:272万~447万円 ●最終改良:2007年8月ブラットフォームが海外専用の4代目RAV4と共通となり、2Lガソリン&2.5Lハイブリッドへダウンサイズ。レクサス・RXとは別系統の国内専用車となった。
より大きく豪華になる一方でダウンサイジング化も進行

レクサスとは別の道を歩み、高級ながら買い得感も
プレミアムSUVの大型化と高性能化はさらに進み、レクサスRXは価格面でもサイズ面でも1クラス上となり、ハリアーが支えてきた市場との整合が難しくなった。そこでRXとは別系統のモデルとして企画されたのが3代目だ。なお、レクサスにもRXの下位のブランドとしてNXが登場している。3代目の特徴は2代目後期のガソリン車の手頃さとハイブリッド車の先進性を二枚看板とした。ガソリン車は後にターボを追加するが、NA仕様の標準設定は先代の2.4Lから2.0Lへ変更。ハイブリッドも4気筒にするなど性能面でも手頃感のあるものとし、先進安全装備の拡充を考えればプレミアムSUVとしては買い得感も良好。なお、登場当時からACCを採用していたが、ターボ車が追加されたMCからACCとLKAが全車標準となり、先進運転支援機能でもコスパが向上している。同型のもうひとつの特徴はSUVの多様化を背景とした立ち位置の変化だ。SUVには少々不似合いなウェッジの利いたロングノーズに象徴されたスペシャリティな演出とオンロード感覚。上級ワゴンの代替モデルの側面を強く意識させられる。実際にアウトドア趣味向けのレジャーワゴン、つまりSUVの本質とも言えるニーズにはRAV4が存在し、適応用途や嗜好的な要素を違えるのは棲み分けでも重要だ。スペシャリティな雰囲気と実用性のバランスの取り方も巧みであり、オーソドックスな高級感の演出もあって、退潮傾向にある高級ワゴン(セダン)からの移行組の受け皿にも適している。※LKA:レーン・キーピング・アシスト(車線維持支援システム)

レクサスRXではなく北米RAV4の兄弟車となり、全長/全幅/ホイールベース/最小回転半径を短縮。エクステリアのデザインテーマは「Elegant Velocity」。クーペライクな流麗なフォルムに磨きを掛け、切れ長のLEDヘッドランプを全車標準装備するなど、さらに先進的なイメージに。


大型ディスプレイを備えた存在感のあるセンターコンソールやステッチを施したソフトパッド表皮、木目調加飾など、2代目のスポーティさに比してラグジュアリー&先進イメージが際立つ。メーターは独立3眼から2眼メーター+インフォメーション表示となった。
国内専用モデルとなってボディサイズは小型化されたが、後席ひざ前空間を47mm拡大するなど室内空間は広くなった。また、パワーウインドウの巻き込み防止機能を世界初採用した。
2.0L直4
2.5L直4+モーター
動力性能と燃費を求め、2.0L直4(151PS)+CVTと、2.5L直4(152PS)+前後モーター(143/68PS)のハイブリッド(システム出力192PS)に。
4カメラの周辺モニターや操舵制御付き車線逸脱警報の採用など、運転支援を高機能化。
2015 ハリアー エレガンス“G’s”
●発売年月:2015年1月 ●当時価格:329万1055~348万5455円
GAZOO Racing が手掛けたスポーティバージョン

「エレガンス」にガズー・レーシングによる架装を施したスポーティバージョン。内外装に留まらず、部分剛性アップやサスペンションチューンも実施。現在のGRシリーズの先駆けだ。
2017 ハリアー【マイナーチェンジ】
●発売年月:2017年6月 ●当時価格:294万9480~495万3960円
パワフルな2.0Lターボを追加

改良のテーマは「ハリアーネスのさらなる進化」。2.0Lターボの新採用を目玉に、より都会的に洗練を加えたエクステリア、素材をグレードアップしたインテリアに。さらに安全装備の充実を図るなど、細部にわたってアップデートを果たした。
シフト操作連動の自動作動/解除機能付き電動パーキングブレーキやフットブレーキによる停車を保持するブレーキホールドを設定。
2.0L直4ターボ
2.0L直噴ターボ(231PS)搭載車は、パフォーマンスダンパーやスポーツモードなど走り志向の装備も採用。
3代目ハリアー ミニヒストリー
【2013年12月:3代目発売】「高級・進化・新規」をキーワードに国内専用モデルとして登場。販売はトヨペット店。【2015年1月:“Gスポーツ”発売】専用パーツを装着した架装車「ハリアー エレガンス“G’s”」発売。【2015年6月:一部改良&特別仕様車発売】安全・先進装備を充実させ、車体色を変更。プレミアムをベースに2種の特別仕様車を設定。【2016年6月:特別仕様車発売】プレミアムに“スタイル アッシュ”を設定。【2017年6月:マイナーチェンジ】2.0L直4ターボを設定。先進装備を充実。【2018年9月:特別仕様車発売】プログレスに“スタイル ブルーイッシュ”を設定。【2019年7月:特別仕様車発売】プレミアムに“スタイル ノアール”を設定。
初代ハリアー 記事ダイジェスト

【初代ハリアー】1997~2003
ここからは月刊自家用車の過去記事で歴代ハリアーを振り返ってみよう。駆け足の振り返りにはなるが、当時のインパクトや期待度、評価、ライバル関係など、生きた歴史が垣間見えて興味深い。まずは記念すべき初代からだ。
記事掲載号『月刊自家用車 1998年2月号』

【当時の主なできごと】●英・ダイアナ妃事故死●長野新幹線開業●サッカー・ジョホールバルの歓喜でW杯出場決定●山一證券自主廃業発表●東京湾アクアライン開通
What’s TOYOTA ハリアー 徹底解剖!!
ハリアー初の撮り下ろし紹介記事を5ページにわたって展開。「いったいコイツは何者だ?」と大書されていることからも、登場時の衝撃や先例のないコンセプトだったことがわかる。
ショー出展車からまずは探りを入れる

記事から伝わるのは、初めて目にするハリアーをどう捉えるべきか、まずはそこから始めなければならないという革新性だ。どんなクルマか、ターゲットは、といった疑問を提示し、従来のワゴンやクロカンとの比較でそのコンセプトを説き明かしていく。ここでの結論は「アウトドアレジャーを趣味にする人の高級ワゴン」だ。
高級サルーンを彷彿させる豪華さ!!

高級車に遜色のない室内で乗る人みんながくつろげる。インパネATシフトやリヤシートスライド&リクライニングを採用し、従来のSUV系にはない快適な居住空間を実現。クロカンマニアを除けばクロカンからの乗り替えもOK。道なき道こそ進めないだが、サバイバル性を必要としないアウトドアレジャー派には最適なワゴンだ。
レジャーに使いやすくポストクロカンに最適

荷室はステーションワゴンとほぼ同じで、アンダートレイやフック、DCソケットを備える。後席はアレンジが簡単かつ多彩で、倒せば床はフラットに。そもそもクロカン必須の場所にクルマを乗り入れるのは自然破壊的行為につながる。快適なファミリーカーにもなるハリアーは、ポストクロカンとして理想的なコンセプトのクルマだ。
記事掲載号『月刊自家用車 1998年3月号』

【当時の主なできごと】●2号連続掲載のため、できごとは前号と同様。自社さ連立政権下、バブル崩壊を引きずりつつ、長野五輪やW杯を待つ日々だった
ハリアーの実力 徹底解剖!!
いよいよ正式公開となったハリアーを、確定した価格やグレード体系、スペックデータを絡めて詳報。試乗インプレッションも行い、これで初代ハリアーの評価がひとまず固まることとなった。
既存車との違いは? FFと4WDの走りは?

前号で考察したクロカンやワゴンとの違いについて、試乗を終えて回答。オフロード四駆より軽量でしなやかな乗用車的性能を持ち、最低地上高の高さから一般乗用車では走れない路面も走行できる。4WDは雪や泥でのグリップに優れるが、荒れた林道ではFFと大差なし。オンロードではFFが軽快、4WDが重厚(鈍重?)だ。
ミドルセダンと比較! RVとしての実力は?

ウィンダムとの比較では分が悪いが、セダン一般と比べてもハリアーの乗り心地は高く評価できる。本格クロカンとしては快適な部類のプラドに対しては快適性・乗降性で優り、プラド優位なのはマニアしか走らない状況ぐらい。RVとしてのハリアー最大の魅力は最低地上高で、釣りやキャンプでありがちな未舗装路の不安を軽減。
購入情報を整理して値引き攻略法を指南

2.2Lでも十分なのが乗用車設計のハリアーの強みだが、高級ワゴンとしての余裕を求めるなら、特に4WDなら3Lモデルだ。静粛性も1ランクアップする。上級グレードは高級感やスポーティ感が狙いで、基本は標準仕様と大差なし。値引き攻略では目立ったライバル車がないが、トヨペット店とビスタ店でハリアー同士の競合が可能だ。
記事掲載号『月刊自家用車1998年4月号』

【当時の主なできごと】●2月、長野オリンピック開幕●3月末をもって山一證券が閉店●11月には破綻した北海道の拓銀が営業を終えた
決定!! ベスト・バイ’98
当時の月刊自家用車の恒例企画だった、評論家10人による国産車採点&ランキングを掲載。オフロード4WD部門には発売するやヒットモデルとなっていた注目のハリアーが初登場。
王者ランドクルーザーを押しのけてナンバーワン!

前段で各評論家が自分の採点基準を述べた上で採点されているが、視点の違いを超えて軒並み高得点を獲得。特に快適性に対する評価が高く、マニアではない一般的なユーザーがアウトドアレジャーのトランスポーターとして使える点も好評価。「新世代」「高級セダン並み」「サルーンライク」といった言葉が並ぶ。
1998年4月号『決定!! ベスト・バイ’98』オフロード4WD部門ランキング

2代目ハリアー 記事ダイジェスト

【2代目ハリアー】2003~2013
世界に先駆けて「高級クロスオーバーSUV」という、新ジャンルを切り拓いた初代ハリアー。満を持して2003年に登場した2代目では、その魅力をさらに高めてハイブリッドモデルなどもラインナップ。当時の記事を振り返ってみよう。
記事掲載号『月刊自家用車 2003年4月号』

【当時の主なできごと】●アメリカ・イギリスなどによるイラク侵攻作戦が始まり、イラク戦争が開戦●新型肺炎SARS(重症急性呼吸器症候群)が中国で大流行
総力大特集「次はこいつだ!! SUV」 主役はやっぱり新型ハリアー

2003年当時、北米で大ブレイクしていたのがラグジュアリーSUV。その代表モデルともいうべき、トヨタ・ハリアーが遂に2代目にフルモデルチェンジ! その見どころを徹底チェック。
【エクステリア】大胆に変身したリヤビュー。高級感もアップした!


上級サルーン並みの快適性をもった高級SUVというコンセプトをさらに推し進めた2代目はプレステージ性もより高められた。ボディも初代に比べて大幅にサイズアップされており存在感もワンランクアップ。フロントマスクは基本的にキープコンセプトだが、サイドとリヤビューはイメージを一新。クリアレンズを使ったリヤコンビが高級感を高めている。
【インテリア】高級感溢れるキャビンは寛ぎの空間だ

初代に引き続き、2代目も北米ではレクサスブランドのSUVモデル「RX」として販売されていただけにインテリアは大変豪華だ。メーターは、メッキリングとクリスタル感のある発光リングを配したオプティトロンメーターを全車標準装備。たっぷりとしたシートは本革も選べ、上級グレードにはパワーシートも設定された。大人4人がゆったり座れるキャビン空間が魅力。
【ラゲッジ&ユーティリティ】大きなラゲッジ! 使い勝手にもこだわった

スペアタイヤを床下吊り下げ構造にすることで、デッキボード下に3分割したスペースを確保。ラゲッジ容量も先代より15L大きい423Lを実現しており、最上級のAIRSにはパワーバックドアまで標準装備する。またリヤのシートアレンジも豊富で、内部照明付きのスライド式センターコンソールや大型カップホルダーなど使い勝手を高める装備も充実している。
【メカニズム】当時の最新メカニズムを目いっぱい搭載

2代目登場当初のパワートレーンは2.4L/4ATと3L/5ATの2タイプ(※後ほど3Lは3.5Lに変更され、3.3L+モーターのハイブリッドモデルも追加)。3L車にはVSCとTRCを標準装備したほか、最上級グレードのAIRSには、足回りにマクファーソンストラット式の電子制御エアサスがおごられており、オンでもオフでもハイレベルな走りを実現。ステアリング操作に連動してヘッドライトの光軸が動くAFSも標準装備していた。
【試乗インプレッション】2.4L車が推し! 本誌執筆陣による公道試乗は高評価

【2.4L車】ハリアーの4気筒車からは普及仕様の印象は微塵もしない。大排気量4気筒ながらエンジンフィールは滑らか。遮音や防振がしっかりしているため、下手な6気筒車よりも穏やかで静かなのだ。ただしパワー面に関しては、4WD車で連続した登坂路だと少し余裕がない。FF車だと鼻先の軽さもあってフットワークが冴える。走りも楽しめるモデルだ。【3L車】軽く回り、高回転域でも威圧感のないV6搭載車はパワーも十分。中でも電子制御エアサスを採用したAIRSの快適性は特筆もの。柔らかいが粘りのある乗り味で、走りの重厚さと質感の高さを感じる。まさにレクサス品質の仕上がりだ。
【購入ガイド】グレード、内外装、オプションの選び方をそれぞれ指南

予算面のハードルは高くなるが、付加価値志向なら最上級のAIRSを推薦。電子制御エアサスやAFSなどの先進装備の多くはAIRSの標準装備に限定。またプリクラッシュセーフティが欲しい場合はAIRSのオプションから選ぶしかない。
【購入ガイド】今だから買い時!? 初代ハリアーもまだまだ魅力十分!

「ボディがひと回り大きくなった2代目は取り回しが不安……」「初代と同じコンセプトだから価格がこなれた初代の中古もいいんじゃない?」というユーザーニーズに応えた番外編購入マニュアル。初代の人気の高さが伺える。
記事掲載号『月刊自家用車 2005年3月号』

【当時の主なできごと】●1997年に採択された京都議定書(気候変動に関する国際連合枠組条約の京都議定書)が発効●中部国際空港(セントレア空港)が開港
TOYOTA ハリアー/クルーガー ハイブリッド完全型録

トヨタのハイブリッドカーが、ミニバンを経てついにSUVの世界にもやって来た! ハリアーとクルーガー。この2台に搭載された新システムの見どころにひと足早く迫ってみた。
ついにハイブリッドモデルがSUVにも登場した!

2代目ハリアーのデビュー当時にはラインナップになかったハイブリッドモデルが2005年3月に登場。フロントグリルやバンパー、ホイール、テールランプなど、ガソリンモデルとのスタイリングの違いや、ハイブリッドモデルならではの先進感溢れるインテリアを細かく紹介。そのほか、複雑なTHSIIの基本メカニズムやSUV用に最適化されたモーターの解説など、最新技術を数多く盛り込んだ最新モデルならではの注目点を掘り下げた。そのほかVDIMなどの先進装備、環境性能、ディーラーオプションのほか、当時の各メーカーのハイブリッドシステムの違いや特徴も比較。



記事掲載号『月刊自家用車2005年5月号』

【当時の主なできごと】●ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世が死去。ドイツ出身のヨーゼフ・アロイス・ラッツィンガー枢機卿がベネディクト16世として新教皇に就任
今月のとれたて NEW徹底詳報

2004年デトロイトショーで公開されて注目を集めたハリアーハイブリッド/クルーガーハイブリッド。今回はようやく公道試乗にこぎつけた。気になる走りの実力を完全解剖する。

【走行性能】とにかく豪快な加速!ハンドリングも正確だ

3.3L+高出力モーターを搭載するが、走り出しは前後モーターだけでスーッと動き出す。プリウスと似た感覚だがアクセルを踏み込むと一変! 太いトルクが身体をシートバックに押し付ける。スポーツカー並みの豪快な加速だ。乗り心地も高級SUVにふさわしいしなやかさ。電動パワステの味付けが若干人工的だがハンドリングもとても正確だ。
【メカニズム】THSII+E-Four 先進メカニズムに迫る!

新たに採用されたリダクションギヤがフロントモーターの高回転・高出力化と小型化を実現。最高出力はプリウスの3倍以上を誇る。またリヤモーターもアルファード/エスティマの3倍近い出力を達成。駆動用バッテリーはプリウスと同じニッケル水素タイプだが、組み合わされるPCUと共に高電圧化が図られており、ロスのない鋭い走りを生む。
【エクステリア】さり気ない意匠変更が逆に先進性を感じさせる

ハイブリッド車とガソリン車の違いは、じっくりと比べてみてもフロントグリルやバンパー、テールライト、ホイールのほか、ハイブリッドエンブレムなどが目に留まる程度。だが、この主張しすぎないところもスマートだ。
【インテリア】よりすっきりと大人っぽい印象。質感も高い

ハイブリッド車はモノトーンを基調としたインテリア。木目調を多用するガソリン車(Lパッケージ以上)に比べてよりシックで落ち着いた室内だ。タコメーターの代わりにモーター出力を表示するパワーメーターを装備するなど先進感もたっぷり。
記事掲載号『月刊自家用車 2006年9月号』

【当時の主なできごと】●亀田興毅がWBA世界ライトフライ級の世界王座を獲得する●FIBAバスケットボール・ワールドカップが日本で初開催される
人気トヨタのツボと穴 ~定番モデルVSライバル比較検証~

今や世界の自動車メーカーのトップを走るトヨタ。クルマ離れが進む日本市場においても販売は堅調で、シェアは常に5割に迫る勢いだ。その強さのヒミツを人気モデルとライバル比較で徹底検証した。
好敵手のガチンコ対決はハリアーに軍配!

プレミアムSUVということで比較されがちなハリアーとムラーノ。2代目ハリアーも大きくなったが、アメリカンサイズのムラーノはさらにビッグ。後席のゆとりやプレミアム装備ではムラーノに分があるが、インテリアの質感の高さや高級乗用車感覚の走りなど全体のバランスでハリアーがリードする結果に。
2代目ハリアー縮刷版カタログ
(※2010年8月当時のカタログです)
3代目ハリアー 記事ダイジェスト

【3代目ハリアー】2013~2020
レクサス RXとの兄弟車ではなく、単独の国内専用車として登場した3代目。ガソリン車とハイブリッド車を用意し、2017年のマイナーチェンジではターボ車を追加設定した。
記事掲載号『月刊自家用車 2013年9月号』

【当時の主なできごと】●保存作業終え「奇跡の一本松」完成●第23回参院選で自民党大勝(ねじれ解消)●松井秀喜、ヤンキース引退セレモニー
TOYOTA 新型ハリアー/ハイブリッドのプロトタイプのデザイン公開!!
価格やグレードなどは未発表ながら、ティザーサイトにてまずその姿がお披露目された3代目ハリアーを詳報。SCOOP情報も交えながら、情報をお届け。
北米向けRAV4をベースに「SUV版クラウン」の立ち位置に戻る!?


本誌発売直前の7月24日、トヨタは3代目のプロトタイプのデザインを公開した。今回公表されたのはエクステリアのみ。ただチラッと見える木目ステアリングやオーナメントからわかる通り、インテリアも上質なものだろう。先代は途中でRXが出るも、ユーザーの乗り換えは進まず。3代目はSUV版クラウンの座に回帰するはず。
記事掲載号『月刊自家用車 2013年12月号』

2014 NEWモデル先取り徹底解剖 PART.4
ついに公開された、新型の「実物」。先代ハリアーとRXと比較しつつ、その細部をチェックしていく。諸元、装備、グレード、価格については本誌独自のSCOOP情報としてお伝えする。
【エクステリア& インテリアデザイン】セダンやワゴンと比べてもかなりのロングノーズ


興味深いのはフロントオーバーハングの長さだ。悪路走行を前提とする場合、オーバーハングを短くするが、新型はロングノーズプロポーション。最近のプレミアム系クロスオーバーでは脱SUV感覚が主流で、新型は市場の動向に則しながら、先鋭化させたと言える。内装は演出手法に真新しさはないものの、個性的かつ高級感のあるデザイン。
【ユーティリティ】プレミアムな仕立てだが荷室の容量は優秀だ

高級セダンと同じで、建て付けのいい見栄えを優先した設計。革張り仕立てのインテリアに細かな収納が似合うわけもない。ただスマホ用非接触式充電器などプレミアムらしい「おもてなし」は用意。スライドレールが用意されたラゲッジルームは大容量で、ポストファミリーが日常&レジャー用途で使うには使い勝手がいい。
記事掲載号『月刊自家用車2014年2月号』

【当時の主なできごと】●猪瀬直樹東京都知事、辞意表明●小笠原諸島、噴火で出現した「新島」が西之島と繋がる●紅白で「あまちゃん」157話が演じられる
【最速試乗インプレッション】余力は十分、2.0Lのガソリン車も巧みな制御


ついに試乗できた3代目ハリアー。ハイブリッドをV6から直4にしたのは、クラウンと同じ。動力性能やエンジンフィールのレベルダウンは避けられないが、そこはトヨタ。快適性も走行性能も高水準でまとまっている。素直なハンドリングにも好感が持てる。また2.0Lとなったガソリン車も、普段使いなら余力感すらある巧みな設計。
保存版「国産車/輸入車 470オールアルバム」

別冊付録のオールアルバムでは読者人気投票の結果順にクルマを紹介。ハリアー/ハリアーハイブリッドはSUV部門にて3位。ちなみに1位はCX-5、2位はスバルXV。
記事掲載号『月刊自家用車 2017年8月号』

【当時の主なできごと】●米、パリ協定脱退方針発表●退位特例法、参院本会議で可決・成立●将棋・藤井四段、歴代単独トップとなる29連勝
7大SUV 完全比較&フルテスト
多くのメーカーから、ニューモデルが次々と発表されるホットなカテゴリー、SUV。そこで、ここではとくに人気の7モデルをピックアップ。比較解説しながら、後悔しない購入を指南。
【走り&ドライバビリティ比較】ラグジュアリー志向で選ぶ方にはほどよい味付け


マイナーチェンジで登場したターボ車は、ハリアーのキャラに適したパワートレーン。加速や高速域でのゆとりはハイブリッド車を上回り、変速制御も力感と小気味よさをうまくバランスさせている。比較車中では、ハリアーはプレミアム感で一歩リード。兄弟車NXには及ばないが、車格相応の快適性を体感できるだろう。
【パッケージ比較】実用面での効率をむやみに追わないハリアー

SUVらしからぬロングノーズプロポーションのハリアー。全長ほどそのキャビンは長くないのだが、見晴らしも含めて上級らしい寛ぎを感じさせるキャビンに仕上がっている。質感がクローズアップされることの多いハリアーだが、他車と比べても後席含めたキャビンのゆとり、乗降性の高さなどがアドバンテージである。
【燃費性能比較】高速での伸び率がよく、高めの巡航速度向き

東京湾岸エリア、千葉・木更津エリア間にて約80kmの実用燃費をチェックした。高速道路、郊外路の2ステージがメインとなる。ハリアーのターボ車は巡航では1500回転前後をキープ。高速道路19.48km/L、郊外路15.77km/L、計測全区間平均で17.90km/Lだった。なおJC08モード燃費は13.0km/L。
【0-100km/h加速性能比較】ガソリン・ターボのハリアーが9秒切り!

停止からアクセルベタ踏み、100km/hに到達するタイムを計測。明らかに速いのはハリアー。9秒足らずで到達している。ちなみにスバルXV(2.0L)は13秒弱。またダウンサイジングターボとしては、優秀な加速Gの立ち上がり。
【視界&取り回し比較】

視界&取り回しテストでは、下方死角が大きいのと車両感覚のつかみにくさが発覚。
【注目ライバルガチ対決】広さと、昔ながらの高級車感が強み

ここではガチンコライバルと真っ向対決。ハリアーは、同門・C-HRとまず対決。乗り心地の硬柔、車格ではハリアーに分があるが、勝者は新世代シャシーのC-HR。プレミアム対決ではCX-5と勝負。目指す方向が違う2車、クルマの機能感を軸に上質を演出するCX-5だが、伝統的高級車感を現代風にしたハリアーに軍配。
【7大人気モデル最終結論】プレミアム感を優先するならハリアーだ

他にはないスペシャリティな雰囲気を演出し、NA/ハイブリット/ターボと走り&予算の選択肢が多い、ハリアー。ベストグレードを選ぶなら、プログレス(ターボの2WD車)がオススメだ。なお商談攻略の際には、CX-5を先行させて「迷っている」とやると効果的。エクストレイルやティグアンも効き目あり。
記事掲載号『月刊自家用車2019年2月号』

【当時の主なできごと】●山手線新駅の名称が高輪ゲートウェイに決定●2018年の漢字は「災」に●政府、IWC(国際捕鯨委員会)脱退を発表
新旧ライバル 10ベスト大図鑑「TOYOTA ハリアー」
スペシャリティ感を 高めつつ進化してきた

デビューから数代に渡り愛されているモデルを紹介する企画。ハリアーのページでは、歴代ミニアルバムを掲載しながら3代目の前期型・後期型を比較。前期型NAに動力面での不満があるなら、後期型のターボへの乗り換えを勧める、としている。トヨタセーフティセンスの標準装備化など、後期型は安全装備も充実している。