車の歴史
更新日:2020.01.07 / 掲載日:2017.07.20
三菱自動車工業の歴史・概要・優位性と主な車種

goo-net編集チーム
「三菱重工業株式会社」の自動車部門として発足したのが歴史のはじまりですが、1970年に「三菱自動車工業株式会社」として独立し、様々な変遷を経て現在に至っています。
2016年にルノー・日産アライアンスの一員になった事が大きな話題を呼びました。
現在本社は東京都港区にあります。
代表取締役会長は2016年よりカルロス・ゴーン氏が務め、代表取締役社長兼CEOは益子修氏が務めています。
三菱は戦前より自動車製造を行ってきた自動車ブランドで、長年に亘り日本の自動車産業をけん引してきた会社の一つと言えるでしょう。
三菱自動車工業の歴史
1870年:九十九商会(海運事業)誕生
1893年:三菱合資会社設立
1917年:三菱造船を設立。三菱A型乗用車製作を開始
1934年:三菱重工業に社名変更
1951年:ヘンリーJ販売開始(乗用車の組立販売)
1953年:ジープのノックダウン組立を開始
1960年:新三菱重工が、初の自社開発乗用車となる小型4輪車三菱500発売
1962年:軽自動車三菱ミニカ発売
1964年:東日本重工業株式会社、中日本重工業株式会社、 西日本重工業株式会社が合併し、
三菱重工業株式会社に
1969年:コルトギャラン発売
1970年:三菱自動車工業株式会社設立
1973年:ランサー発売
1974年:サファリラリー優勝(第22回)
1981年:米国三菱自動車販売設立
1985年:米国に乗用車生産の為の合弁会社設立を、クライスラー社と合意
パジェロが第7回パリ・ダカールラリーで総合優勝
1992年:ランサーエボリューション発売
1994年:FTOが日本カーオブザイヤーを受賞
1996年:ギャラン・レグナムを発売し、日本カーオブザイヤー受賞
1998年:パジェロイオ・ミラージュディンゴ・ジープ生産終了記念車を発売
1999年:ギネスブック公認となる、24時間2000kmの走行を電気自動車で達成
2003年:本社を品川に移転
2005年:三菱自動車再生計画・新世代電気自動車開発を発表
2006年:i(アイ)を発売し、2007年次RJCカーオブザイヤーを受賞
2007年:本社を東京都港区の田町へ移転
ギャランフォルティス・デリカ D:5・ランサーエボリューションX発売
2009年:量産型電気自動車i-MiEV発表
2011年:デリカD:2発売
電気自動車i-MiEV(米国向け)販売開始
2013年: ニューステージ2016(中期経営計画)を発表
2016年:ルノー・日産アライアンスに加入
世界の拠点と生産台数
三菱自動車工業の海外拠点と生産台数の概要をまとめました。
日本を除くと世界6か国に生産・研究開発拠点を有しています。
2015年の総生産台数は120万5,000台で、その日本が65万3,000台と最も多く、タイが33万2,000台、中国が5万4,000台、インドネシアが4万6,000台、米国が3万8,000台と続きます。
国別の評価と販売台数
2015年の総販売台数は104万8,000台で、この内日本国内での販売台数は10万2,000台と最も多く、次いで米国が9万7,000台、中国が8万台、インドネシアが7万6,000台、豪州が7万3,000台です。
販売台数を地域別にみると、最も多いのはアジアの31%で、2位の欧州(20%)に大きな差をつけています。
主な車種(廃止になった車種も含む)
・ミニカ
小ぶりな車体「mini car」に由来。
・ランサー
ヨーロッパの騎士道華やかな時代のエリート槍騎士に由来。
・ミラージュ
蜃気楼を意味する。
・パジェロ
パタゴニア地方に生息する野生の猫「パジェロキャット」に由来。「野性味」と「美しさ」を調和させる願いを込めて命名。
・コルト
仔馬と言う意味。小回りの利く操作性の良さからイメージ。
・グランディス
「雄大な」と言う意味のフランス語「grandiose」に由来する造語。
・ジープ
万能車という意味のG.P(General Purpose)が、いつしかジープ(JEEP)と呼ばれるようになった。
・ディアマンテ
ダイヤモンドという意味を持つ。社章である三つのひし形から命名。
三菱の中古車一覧
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