中古車購入チェックポイント
更新日:2019.12.16 / 掲載日:2019.12.16

スズキソリオの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

スズキソリオの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

グーネット編集チーム

ソリオは、1993年の発売以来、スズキの軽ハイトワゴンとしてベストセラーを誇る基幹モデル「ワゴンR」の流れをくむ、5ナンバーサイズのコンパクトハイトワゴンです。
「ワゴンR」のボディサイズを拡大し、余裕のある1.0L直列4気筒エンジンを搭載した「ワゴンR+(プラス)」を経てリリースされた「ワゴンR ソリオ」の車名変更に伴い、2005年に誕生しました。

初代モデルでは、一目でワゴンRの系統であるとわかる、ボディスタイルはそのままにボディサイズを拡大し、車内の居住性の向上がはかられました。
何より小型車登録となる5ナンバーサイズの余裕のあるボディが与えられたことで、乗車人員が5人になった点が大きなポイントと言えるでしょう。

2代目モデルとなる2011年1月のフルモデルチェンジでは、先代モデルとは異なり、独自の量感あふれるボディデザインを採用し、安定感のある上品な佇まいから、女性ユーザーや若い子育てファミリーを中心に高い支持を得ました。
従来のヒンジ式ドアから両側スライドドアを採用した点も大きな相違点です。

ウォークスルー可能な広々とした室内空間や、後席の足元・ヘッドクリアランスにも大きな空間がうまれ、ロングスライド&リクライニング式5:5分割可倒式リヤシートなど、利便性・実用性の高いパッケージデザインも人気の要因と言えるでしょう。

2015年に2度目のフルモデルチェンジが実施され誕生した3代目モデルでは、より内外装の質感を高め上級なコンパクトハイトワゴンとして、販売早々から話題を集めました。
新開発の1.2L 直列4気筒自然吸気エンジンをベースに、発進加速時にモーターがエンジンをアシストするマイルドハイブリッドエンジン、本格的なハイブリッドシステムを採用するモデルの3タイプの個性あふれるパワーユニットが設定されています。
先進の衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」が設定されるなど、高い安全性能を備えています。

ここではソリオ中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。

ソリオの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

ソリオの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

グーネット編集チーム

3代目 ソリオ MA06系(2015年~)の主なグレードの特徴

・G/Gスズキ セーフティサポート装着車
1.2L自然吸気エンジンを搭載するベーシックグレードです。
駆動方式は2WD/FFモデルとフルタイム4WDモデルが設定されています。

ベーシックグレードながら、運転席用&助手席用SRSエアバッグシステムやエマージェンシーストップシグナル、オートライト、ヒルホールドコントロールなどの安全装備、電動格納式ドアミラー、後席左側ワンアクションパワースライドドア、運転席シートヒーター&助手席シートヒーター(助手席側は4WDのみ)などの快適装備が施されています。

マニュアルエアコンが備わり、インパネガーニッシュはシルバーメタリック、インパネセンターガーニッシュはブラック加飾となります。
また、足回りは14インチタイヤ&フルホイールキャップ仕様となり、4WDモデルのみフロントスタビライザーが装着されます。

スズキ セーフティサポート装着車には、デュアルカメラブレーキサポート+誤発進抑制機能+車線逸脱警報機能+ふらつき警報機能+先行車発進お知らせ機能+ハイビームアシスト 後退時ブレーキサポート+後方誤発進抑制機能+リヤパーキングセンサー+アダプティブクルーズコントロールが追加装備されます。

・ハイブリッドMX/MXスズキ セーフティサポート装着車
マイルドハイブリッドシステムを搭載するベーシックグレードです。
「G/Gスズキ セーフティサポート装着車」グレードに対し、前席SRSサイドエアバッグシステム、助手席シートベルト警告灯、助手席シートベルトリマインダーに加え、車速連動式オートドアロックなどの安全装備が追加されます。
また、エアコンはフルオートタイプとなり、ロールサンシェードやステアリングスイッチが追加されるとともに、アイドリングストップ機構やエコクールが装備されます。

インテリアでは、メッキインサイドドアハンドル、パーソナルテーブル、後席アームレスト、後席シートバックスライドレバーが追加され、インパネセンターガーニッシュがシルバー仕上げとなります。エクステリアでは空力性能を向上させるスポーティなエアロ形状フロント&リヤバンパーやサイドアンダースポイラー、ルーフエンドスポイラーなどが装備されます。
足回りは15インチタイヤ&アルミホイール仕様となり、2WDモデルのみリヤにもスタビライザーが追加されます。

・ハイブリッドMZ
マイルドハイブリッドシステムを搭載する上位グレードです。
「ハイブリッドMXスズキ セーフティサポート装着車」グレードに対し、SRSカーテンエアバッグシステムやディスチャージヘッドランプ+LEDポジションランプ、フロントマルチリフレクターハロゲンフォグランプが追加され、電動格納式ドアミラーがリモート格納機能付へ変更されます。
また、IRカット機能付フロントガラス&プレミアムUV&IRカットフロントドアガラスや後席右側にもパワースライド機能が装備され、オートエアコンはナノイー機能が追加されるなど充実した快適装備が施されています。インテリアでは、ステアリングホイールは本革巻となり、手元でシフトチェンジができるパドルシフトが追加されます。

・ハイブリッドSX
ハイブリッドシステムを搭載するベーシックグレードです。
「ハイブリッドMXスズキ セーフティサポート装着車」グレードに対し、EV走行時に周囲に接近を知らせる車両接近通報装置が装備され、インパネアッパーガーニッシュがブルーメタリック仕上げとなります。
また、外観上はフロントグリルにブルーメッキが施され、リヤコンビネーションランプも併せてブルークリアタイプへ変更されます。
4WDモデルにもリヤスタビライザーが装備されます。

・ハイブリッドSZ
ハイブリッドシステムを搭載する上位グレードです。
「ハイブリッドMZ」グレードとほぼ同様の装備が施され、さらに「ハイブリッドSX」グレードに対し、LEDサイドターンランプ付ドアミラーへと変更されます。

スズキ ソリオ MA06系中古車一覧

ソリオの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

ソリオの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

グーネット編集チーム

ここでは、ソリオの型式ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。

なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、自動車税は2018年7月時点で参照したものとなります。

2代目 ソリオ RT系MA05系(2011年~2015年)の燃費・維持費

・MA15S:1.2L/CVT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:25.4km/L
年間ガソリン代:約53,150円(393.7L×135円) ※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約87,650円 ※3

X-DJE(2014年8月モデル)

・MA15S:1.2L/CVT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:21.6km/L
年間ガソリン代:約62,500円(463.0L×135円) ※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約97,000円 ※3

S-DJE(2014年8月モデル)

3代目 ソリオ RT系MA06系(2015年~)の燃費・維持費

・MA26S:1.2L/CVT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:24.8km/L
年間ガソリン代:約54,435円(403.2L×135円) ※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約88,932円 ※3

G(2015年8月モデル)

・MA26S:1.2L/CVT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:22.0km/L
年間ガソリン代:約61,358円(454.5L×135円) ※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約95,858円 ※3

G(2015年8月モデル)

・MA36S:1.2L/CVT/FFモデル/マイルドハイブリッド
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:27.8km/L
年間ガソリン代:約48,560円(359.7L×135円) ※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約83,060円 ※3

ハイブリッドMX(2015年8月モデル)

・MA36S:1.2L/CVT/フルタイム4WDモデル/マイルドハイブリッド
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:23.8km/L
年間ガソリン代:約56,727円(420.2L×135円) ※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約91,227円 ※3

ハイブリッドMZ(2015年8月モデル)

・MA46S:1.2L/5AT/FFモデル/ハイブリッド
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:32.0km/L
年間ガソリン代:約42,188円(312.5L×135円) ※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約76,688円 ※3

ハイブリッドSZ(2016年11月モデル)

※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2.自動車税は2018年7月時点で参照したものとなります。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。

ソリオの中古車価格相場から選ぶ

ソリオの中古車価格相場から選ぶ

グーネット編集チーム

ソリオは優れた省燃費性能や軽快な走行性能に加え、大人5人が快適に移動できる広々とした開放的な室内空間を備える、人気の高い5ナンバーサイズのコンパクトハイトワゴンモデルであり、比較的価格が安定した中古車価格を維持しています。また、流通台数が多いことも特徴であり、用途や予算、好みなどに応じて、豊富な登録台数の中から、最適な1台を選べることも大きな魅力と言えるでしょう。

ソリオの主なグレード・型式の中古車価格帯

2代目ソリオ MA05系:14.9~163万円
MA15S:12.5~163万円

ブラック&ホワイト:19~144.4万円
G4:48~136万円
S-DJE:59~149.8万円
X-DJE:49~163万円
ブラック&ホワイトII-DJE:77~154.9万円

3代目ソリオ MA06系:79~210万円
MA26S:79~175万円
MA36S:88~202.8万円
MA46S:129~210万円

Sセレクション:129.9~155.8万円
ハイブリッドMX:88~189万円
ハイブリッドMZ:99~202.8万円
ハイブリッドSX:129~210万円
ハイブリッドSZ:137~209万円

2005年リリースされた初代ソリオは、ベースとなる軽ハイトワゴン「ワゴンR」のボディを拡大し、基本的なボディフォルムはオリジナルモデルを踏襲していましたが、2011年にフルモデルチェンジを受けた2代目モデル以降、量感あふれる安定感のある独自の上品なスタイリングを採り入れてきました。2015年リリースの3代目モデルでは、質感の向上とともに、マイルドハイブリッドエンジンやハイブリッドエンジンをラインナップに加え、ますます商品力を高めています。

2代目モデルは発売初年度の2011年式の登録台数が多く、60万円から70万円台の価格帯が中心となります。走行距離に特に偏りもなく、ほぼ年式相応と言えるでしょう。

現行の3代目モデルでは、2016年式と2017年式モデルを中心に、ほぼ同数の登録が見受けられ、登録からの年数も短く140万円から170万円台の安定したプライスタグが掲げられています。走行距離は1000km未満の車両から3万km未満まで、低走行車両が多いのが特徴です(上記中古価格帯については、2018年7月27日時点での数値となっています)。

年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。

スズキ ソリオの価格相場

スズキ ソリオの中古車一覧

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グーネットマガジン編集部

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