中古車購入チェックポイント
更新日:2019.04.12 / 掲載日:2019.04.12
【グー連載コラム】車両チェックマイスターへの道 (2019年4月)

実際に中古車販売店を訪れた際にどんな部分をどうチェックすべきか。
クルマの部位ごとに見ておくべきポイントを紹介していこう。
(掲載されている内容はグー本誌2019年5月号の内容です)
【車種別チェックポイント】レクサス RX編

※写真はすべて現行型
KEY POINT
高速走行がメインになることが多いため、飛び石などは注意しておきたい。現行型はボディが見た目以上に大きいので運転感覚も確認。
[先代型]
中古車中心相場:140万から390万円 新車販売時期:2009年1月から2015年10月
[現行型]
中古車中心相場:460万から640万円 新車販売時期:2015年10月から
SUVなので市場に流通しているのは4WD仕様が多い傾向にある。しかし前輪駆動をベースにしたシティ派モデルとあって走りはオンロード志向が強く、本格的なオフロード走行をする人は少ないようだ。それゆえ他のSUVのように、オフロードを走行して下まわりを打ちつけ、フレームやマフラーが傷んでいるという車両は少ないはずだ。傷やヘコミよりも、融雪剤により生じるサビの有無などをチェックしておけば、安心して購入できる。
ボディサイズは、先代型が全長4770×全幅1885×全高1690mmで、現行型はさらに大きく、全長4890×全幅1895×全高1710mmとなる。かなりワイドなうえにスタイリッシュなフォルムが影響して運転視界が狭く、取りまわしには気をつかう。車両感覚の確認が必須なことはもちろん、バックモニターやクリアランスソナーなど、死角を補完する装備の有無や、それらが正常に作動するかどうかも重要なチェックポイントになるだろう。
また、スタイリッシュなシティSUVとあってカスタマイズベースとして選ばれるケースも多い。自分が望む仕様になっていれば買い得感は高まるが、その場合はノーマルパーツが残されているかどうかも確認しておくといいだろう。
【チェックポイント1】高速走行時の飛び石

高速を走る頻度が多い車種とあって飛び石被害の有無を要確認。迫力あるフロントまわりは、その大きさゆえにダメージを受けやすい。
【チェックポイント2】エンジンの特性の違い

2Lターボと3.5L+モーターのハイブリッドを設定。燃費はもちろん、走り方に対して動力性能が足りているかも選択時のポイントだ。
【チェックポイント3】本革シートの傷みを確認

座面、背もたれともに右側が乗り降りするときに擦れて傷みやすい。黒系の本革は汚れが目立ちにくいので明るい場所で確認したい。
【チェックポイント4】フロントバンパー下面

路面とのクリアランスは十分に確保されているが、悪路へ乗り入れた際に擦っていることがありえるので覗き込んでチェックしたい。
【チェックポイント5】乗り込み時の高さは?

SUVは最低地上高が高めに設定されており、セダンなどから乗り換えると違和感がある。乗降性については家族の意見も参考にしたい。
【チェックポイント6】降雪地走行車はサビ確認

駆動方式は4WDも選べる。降雪地域やウィンターレジャーで使用されていたケースを鑑みて、融雪剤による影響を確認しよう。
オプションパーツの有無による価格差についても考慮しよう
オプションパーツの有無による価格差についても考慮しよう
オプションはリヤシートエンターテインメントシステムなど、後席乗員をもてなす装備が中心となる。これらの有無で価格差が生じているときは、装備の必要性を考慮したうえで選択するといいだろう。
撮影/フォッケウルフ
※中古車価格はグーネット 2019年3月調べ。記事中の価格は参考であり、中古車価格を保証するものではありません。