中古車購入チェックポイント
更新日:2019.02.25 / 掲載日:2019.02.25
レクサスRXの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

グーネット編集チーム
RXは国内のレクサスチャネルの立ち上がりに伴い、従来トヨタ「ハリアー」として販売されていたモデルをレクサスの専売モデルとして、2009年1月に投入された上級クロスオーバーSUVです。
レクサス車に共通する品格とデザインフィロソフィー「L-finesse(Leading-Edge:先鋭とFinesse:精妙の2語を組み合わせた造語「先鋭-精妙の美」を意味する)」を融合させた先進性を巧みに表現し、モダンで美しい洗練されたシルエットが印象的な人気のモデルです。
スタイリング同様にインテリアも質感の高い、素材の持つ風合いや触感を大切にした上品でラグジュアリーな意匠を採用し、ドライバーの操作性や視認性を重視したモダンなコックピットデザインを採り入れています。
搭載するパワートレインは大排気量エンジンならではの、伸びのあるキレの良い上質な回転フィールが心地良い3.5L V型6気筒エンジンと6速ATの組み合わせ、4.5Lエンジン並みの圧倒的な動力性能と環境に配慮しながら、クラストップレベルの省燃費性能を両立するアトキンソンサイクル3.5L V型6気筒エンジン+ハイブリッドシステム「THS II(TOYOTA Hybrid System II)」が設定されています。
電子制御式エアサスペンションや電動アクティブスタビライザーを装備して、高級セダンに匹敵するフラットでしなやかな乗り心地や優れた操舵性能に加え、SUVモデルならではの使い勝手の良い優れた機能性を兼ね備えた都会的な新次元プレミアムクロスオーバーSUVとして位置づけられます。
2015年10月にフルモデルチェンジを受けた2代目モデルでは、アグレッシブで強烈な個性を放つスピンドルグリルを採用し、よりダイナミックで抑揚のあるスタイリングを採り入れた、品格のある重厚な佇まいが特徴の外観デザインへ進化を遂げました。
搭載するパワートレインも一新され、ダウンサイジングを受けた直噴2.0L 直列4気筒ターボエンジンと同じく直噴技術が投入された3.5L V型6気筒エンジン+ハイブリッドシステム「THS II」へと置き換わり、環境性能ならびに省燃費性能の向上が図られています。
予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」も標準装備され、ステイタス性とともに安全性能の高さも人気の要因と言えるでしょう。
ここではRXの中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。
RXの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

グーネット編集チーム
2代目 レクサス RX 20系(2015年~)の主なグレードの特徴
・RX300
直噴2.0L 直列4気筒ターボエンジンを搭載するベーシックグレードです。
駆動方式は2WD/FFモデルとフルタイム4WDモデルが設定されています。
ベーシックグレードながら、バックガイド&サイドモニターや4輪ベンチレーテッドディスクブレーキをはじめ、プリクラッシュセーフティシステム+レーンキーピングアシスト+レーダークルーズコントロール+オートマチックハイビームから構成される「Lexus Safety System +」などの安全装備が施されています。
また、運転席&助手席8Way調整式パワーシートやオートアウェイ&オートリターン機構付電動チルト&テレスコピックステアリングをはじめ、タッチレスパワーバックドアや車速感応式オートパワードアロック、ナノイー搭載運転席&助手席独立温度調整オートエアコンに加え、レクサスRXプレミアムサウンドシステムなどの充実した快適装備となっていますを備えます。
ファブリックシート、LEDヘッドランプ仕様となります。
足回りは18インチタイヤ&アルミホイールが装着されます。
・RX300 Fスポーツ
「RX300」グレードに対して、専用メッシュタイプスピンドルグリル&フロントロアバンパーモールやメッキロアバンパーモール、専用ブラック塗装オート電動格納式ドアミラーをはじめ、専用ディンプル本革ステアリング&シフトノブ、専用本革スポーツシートなどを装備するスポーツグレードです。
ほかにも統合車両姿勢安定制御システム「VDIM」や5モードのドライブモードセレクトスイッチ、フルカラーヘッドアップディスプレイやステアリングヒーターが装備され、スタビリティの高いダイレクトな走りとドライバーが運転に集中できる快適なドライブ環境を提供します。
ヘッドランプは精悍な表情を演出する三眼フルLEDヘッドランプ、LEDインストルメントパネルイルミネーション&LEDドアトリムイルミネーションへ変更されます。
足回りは20インチタイヤ&アルミホイールが装着されます。
・RX300 バージョンL
「RX300」グレードに対して、パノラミックビューモニター+インテリジェントクリアランスソナー+リヤクロストラフィックアラート+リヤクロストラフィックオートブレーキ+ブラインドスポットモニター、三眼フルLEDヘッドランプなどの安全装備が追加される上位グレードです。
ほかにもステアリングヒーター、フロントイルミネーション付スカッフプレート、フルカラーヘッドアップディスプレイが装備されます。
ドアミラーに自動防眩&メモリー機能が追加され、シートはしなやかな肌触りのセミアリニン本革シートとなり、フロントシートが8ウェイから10ウェイのパワー機構付、セカンドパワーシートへグレードアップされます。
足回りは大径20インチタイヤ&切削光輝アルミホイールが装着されます。
・RX450h
3.5 L V型6気筒エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドモデルです。
ハイブリッドモデルは、全グレードが統合車両姿勢安定制御システム「VDIM」や専用リヤバンパーロアガーニッシュが装備される以外は、ほぼガソリンエンジン搭載モデルの仕様に準じます。
・RX450hL
ボディ全長を拡大し、3列目シートを備える7人乗りモデルです。
サテンメッキ処理が施された専用ロアバンパーロアガーニッシュやルーフレールが装備され、セカンドシートが4:2:4分割可倒式シートとなる以外は、ほぼバージョンLの仕様に準じます。
RXの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

グーネット編集チーム
ここでは、RXの型式ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。
なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、自動車税は2018年11月時点で参照したものとなります。
2代目 レクサス RX 20系(2015年~)の燃費・維持費
・AGL20W:2.0L/6AT/FFモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:11.8km/L
年間ガソリン代:約122,881円(847.5L×145円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約162,381円 ※3
・AGL25W:2.0L/6AT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:11.2km/L
年間ガソリン代:約129,464円(892.9L×145円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約168,964円 ※3
・GYL20W:3.5L/CVT/FFモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:18.8km/L
年間ガソリン代:約77,127円(531.9L×145円) ※1
自動車税:年間58,000円 ※2
年間維持費:約135,127円 ※3
・GYL25W:3.5L/CVT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:18.2km/L
年間ガソリン代:約79,670円(549.4L×135円) ※1
自動車税:年間58,000円 ※2
年間維持費:約137,670円 ※3
※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2.自動車税は2018年11月時点で参照したものとなります。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。
RXの中古車価格相場から選ぶ

グーネット編集チーム
RXは存在感のある上品で躍動感あふれるスタイリングや洗練されたモダンで居心地の良いラグジュアリーな室内空間、低速域から高速域までスムーズで余裕のあるダイナミックな走行性能を備えた人気のクロスオーバーSUVモデルであり、比較的安定した中古車価格を維持しています。また、流通台数が多いことも特徴であり、用途や予算、好みなどに応じて、豊富な登録台数の中から、最適な1台を選べることも大きな魅力と言えるでしょう。
RXの主なグレード・型式の中古車価格帯
2代目RX 20系:419.9~953.8万円
AGL20W:439.9~715.6万円
AGL25W:469.8~753.5万円
GYL20W:468~830万円
GYL25W:479~953.8万円
RX200t:439.9~560万円
RX200t Fスポーツ:498~685.9万円
RX200t バージョンL:450~699万円
RX300 Fスポーツ:629.8~753.5万円
2代目モデルは2015年10月に発売され、初期モデルでは既に1回目の車検を迎える時期に来ていますが、値落ちがあまり見られない高値安定傾向の中古車相場が形成されています。
実質初年モデルに相当する2016年式の登録台数が最も多く、未だに400万円以上のプライスタグをつけている車両が大多数を占めるなど、人気の高さが窺い知れる価格相場です。
世界的にメジャーな高級オーディオブランドのマークレビンソン製オーディオシステムやリヤエンターテインメントシステム、本革シート、パノラマルーフなど、高額なオプションが搭載された車両も多く、中古車価格にも大きく反映されていると言えるでしょう。
走行距離に関しては、2006年式では1万kmから4万キロ未満のほぼ年式相応と言えるマイレージ車両が中心となります(上記中古価格帯については、2018年11月20日時点での数値となっています)。
年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。