中古車購入チェックポイント
更新日:2019.02.25 / 掲載日:2019.02.25
日産ラフェスタの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

グーネット編集チーム
ラフェスタは「リバティ」の後継モデルに位置づけられ、2004年12月に誕生しました。
扱いやすい3列シートを備える5ナンバーサイズボディのミニバンで、国産車最大級の大きな開口部を持つパノラミックルーフや大きなガラスエリアを採用しています。スクエアなボディ形状や明るめなサンドベージュの内装色と相まって、伸びやかな居心地の良い室内空間を創造しています。
イタリア語で「祝・休日」「楽しいできごと」の意味を持つ、「LAFESTA」に由来する車名を具現化した、乗る人みんなが笑顔で開放的な気分を満喫できる人気の高いモデルです。
安定的な人気を誇る、日産のラフェスタ以外のミニバンや軽ハイトワゴン等にも設定された、関連会社オーテックジャパンが手掛けるスポーティな「ハイウェイスター」もラインナップされています。大型エアロパーツや大径タイヤ&アルミホイールを装着した安定感のある迫力のフォルムやスタビリティの高い走行安定性から、ラフェスタでも主力モデルとして位置づけられます。
シンプルながら親しみやすいフロントマスクやスリークでスタイリッシュなスタイリングに加えて、運転席のスイッチやリモコンキーの操作で自動開閉が可能な乗り降りのしやすい助手席側「リモコンオートスライドドア」を採用する両側スライドドアが備わっています。クラストップレベルの開放感あふれる広々とした室内空間など、たくさんの魅力を備えた1台です。
低回転域から力強さが際立つトルクフルな高性能2.0L 直列4気筒エンジンを搭載し、エクストロニックCVTとの組み合わせにより、高速道路の合流や追い越し加速でもスムーズで伸びやかな加速性能を誇ります。
2011年6月にフルモデルチェンジを受けた2代目モデルでは、ダイナミックな外観デザインを採用する流麗な3ナンバーサイズのボディとしながらも、先代モデル並みの最小回転半径5.3mを実現しました。運転席からの眺めの良さに加え、日常の取りまわしに便利な運転のしやすさが実感できるパッケージデザインを採り入れています。
また、次世代環境技術を採用するエンジン進化型エコカー「PURE DRIVE」シリーズの第6弾モデルとしてリリースされ、クラストップレベルの優れた低燃費性能を発揮する先進の「アイドリングストップシステム」を搭載しています。
なお、2代目モデルはマツダ「プレマシー」と姉妹車となる、OEM供給を受けるモデルです。
ここではラフェスタの中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。
ラフェスタの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

グーネット編集チーム
2代目 トヨタ ラフェスタ CW系(2011年~2018年)の主なグレードの特徴
ここでは2016年7月の仕様変更を受けた最終モデルとなる2代目モデルを取り上げます。
・ハイウェイスター
搭載するパワートレインは2WD/FFモデルには新世代直噴2.0L 直列4気筒エンジン+マニュアルモード付6速AT、フルタイム4WDモデルには2.0L 直列4気筒エンジン+4速ATの組み合わせになります。
2代目モデルは全グレードともに、フロントエアロバンパー+サイドシルプロテクター+リヤエアロバンパーを備えるスポーティなスタイリングのハイウェイスターモデルとなります。
ベースグレードながら、スーパーUVカットグリーンフロントガラス、UVカットグリーンフロントドアガラス、UVカット機能付プライバシーガラス(スライドドア、リヤサイド、バックドア)、オゾンセーフオートエアコン、助手席側電動スライドドア+スライドドアイージークロージャー機構などの快適装備が装着されます。
また、デュアルSRSエアバッグシステムやブレーキアシスト、EBD(電子制御制動力配分システム)などの安全装備に加え、2WDモデルにはヒルスタートアシストやアイドリングストップシステムなどの先進のメカニズムが搭載されます。
ハロゲンヘッドランプ、4スピーカー、ブラックのジャガードシート表皮仕様となります。
足回りは15インチタイヤ&アルミホイールが装着されます。
・ハイウェイスターG
「ハイウェイスター」グレードに対して、キセノンヘッドライトやオートライトシステム、フロントフォグランプ(フロントバンパー組込み)をはじめ、フロント雨滴感応式間欠ワイパー、SRSサイドエアバッグシステム、SRSカーテンエアバッグなどの安全装備が追加されます。
ほかにもシート表皮はブラウンのパイピングやステッチが施されるとともに、本革巻ステアリングホイール、ピアノブラック調センタークラスターフィニッシャーなどの質感の高いインテリアやルーフスポイラーが装着されます。
なお、本グレードのみシートに付着した汚れが簡単に拭き取り可能なクリーナブル機能が備わります。
・ハイウェイスターG スプレモ
「ハイウェイスターG」グレードに対して、ダイレクトモード付シフトスイッチ、運転席側電動スライドドア+スライドドアイージークロージャー機構、テールパイプフィニッシャーが追加装備されます。
その他にもASCD(オートスピードコントロール装置)が装備されます。
LEDサイドターンランプ内蔵電動格納式リモコンカラードドアミラー、6スピーカー、クロームメッキアウトサイドドアハンドルへとグレードアップされます。
足回りは17インチロープロファイルタイヤ&アルミホイール仕様となります。
ラフェスタの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

グーネット編集チーム
ここでは、ラフェスタの型式ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。
なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、自動車税は2018年11月時点で参照したものとなります。
2代目 トヨタ ラフェスタ CW系(2011年~2018年)の燃費・維持費
・CWEFWN:2.0L/5AT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:13.0km/L
年間ガソリン代:約103,846円(769.2L×135円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約143,346円 ※3
・CWFFWN:2.0L/6AT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:16.2km/L
年間ガソリン代:約83,333円(617.3L×135円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約122,833円 ※3
・CWEAWN:2.0L/4AT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:10.6km/L
年間ガソリン代:約127,358円(943.4Lx135円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約166,858円 ※3
※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2.自動車税は2018年10月時点で参照したものとなります。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。
ラフェスタの中古車価格相場から選ぶ

グーネット編集チーム
ラフェスタは2004年12月の誕生以来、取りまわしの良いボディサイズ、3列目シートまで大人がゆったり快適に過ごせる開放的で優れた居住性、安定したスポーティな走行性能などと相まって、比較的安定した中古車価格を維持しています。
また、流通台数が多いことも特徴であり、用途や予算、好みなどに応じて、豊富な登録台数の中から、最適な1台を選べることも大きな魅力と言えるでしょう。
ラフェスタの主なグレード・型式の中古車価格帯
2代目 トヨタ ラフェスタ CW系:20.9~199.8万円
CWEFWN:20.9~129.8万円
CWFFWN:69.8~199.8万円
CWEAWN:48~168万円
ハイウェイスターJパッケージ:35~91.7万円
ハイウェイスターG:38~208万円
ハイウェイスターG スプレモ:45.8~198.8万円
マツダ「プレマシー」からのOEMモデルとなる、2011年6月に誕生した2代目モデルは2018年3月まで販売されました。
初年度モデルから既に7年経過しているため、だいぶ値ごろ感が出始めていますが、最終モデルではつい最近まで販売されていたため、販売価格に幅があるのも大きな特徴と言えるでしょう。
初年度モデルにあたる2011年式では40万円台から70万円台が中心となり、多くの登録車両が見受けられます。
走行距離に関しては同様に2011年式では4万kmから9万km未満が中心となりますが、いずれの年式も大きな偏りはなく、ほぼ年式相応のマイレージと言えるでしょう(上記中古価格帯については、2018年11月6日時点での数値となっています)。
年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。