中古車購入チェックポイント
更新日:2019.02.12 / 掲載日:2019.02.12
【グー連載コラム】買取サービス活用のススメ (2019年2月)

本企画では買い替えを成功させるためのお得な愛車の手放し方、“買取サービス”について考察していく。
(掲載されている内容はグー本誌2019年3月号の内容です)
【今回のテーマ】 決算期は愛車を売るのに有利か? それとも不利なのか?
市場の情報をしっかりと見極めて動くのが肝要だ
決算期に当たる3月は、新車、中古車ともに自動車販売が最も活性化する時期となる。特に在庫販売の中古車では、高まる需要に対して供給量を確保したいと考える販売店が多いという市場動向を鑑み、買取店は、決算期のすこし前に好条件を提示して買取強化を行う。市場ニーズの高いクルマを所有していて、売却を検討しているなら、1年で最も高く売れる可能性の高いこの時期に手放すのが得策といえる。もちろんそれ以外でも、決算期は交渉を有利に進められる時期であることは間違いない。
決算期を含め、中古車の市場価格というのは季節的な要因が大きく働くのでタイミングの見極めは重要となるが、そのほかにも売却時に損をしないことも念頭においておきたい。たとえば自動車税を収める前に手放すとか、車検が残っているうちに売却を検討するといったことを考慮することも、売却を成功させるポイントといえよう。
1.2月から3月はクルマを購入したいと考える人が多い

需要が高まる時期に商品を揃えるべく買取も強化される
ユーザーが「クルマを購入したい」と考えるのと同時に、3月に決算を迎える企業側としては、その年の売り上げを伸ばす最後のチャンスだから「売りたい」と躍起になる。これが2月、3月が繁忙期とされている理由のひとつだ。またこの時期にクルマを購入したユーザーが、数年経って車検が満了するのを機に買い替えを検討するケースが多いということも市場動向に大きな影響を及ぼしている。
2.売ると決めたら早めの行動をとることが肝心

書類を揃えて情報収集を確実に行う
中古車販売が活況となる時期を逃さず、売却で得するためには、しっかりと準備しておくのが肝要だ。販売店としては、売れる時期に商品がないという事態は避けたい。そんな市場動向を考慮し、買取がスムーズに進むよう、特に売却時に必要となる書類は早めに揃えておくといいだろう。そのほか買取業者のピックアップや、愛車の買取相場に関する情報を収集しておくことも重要となる。
3.そのほかにも1年を通して高く売れそうな時期はあるか?

有利な条件を引き出すには市場の動向を加味するべし
新生活がスタートする4月から5月の初旬、新型車が発売されることが多い9月から10月は需要が一気に高まる。業者はクルマが売れる時期に照準を絞って買取活動を強化するから、有利な条件を引き出せる可能性が高まる。買取価格をアップさせるには「需要が高まるのはどの時期か」を考え、その1カ月から2カ月前を想定して動くのがいい。