ダイハツミラココアの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

ミラココアはダイハツの豊富なラインナップの中でも中核をなす、1980年誕生のベストセラー軽自動車「ミラ」シリーズの派生モデルとして、2009年8月にリリースされました。

都市部の移動に便利なタワーパーキングに対応した上品で親しみやすいスタイリングを採り入れ、パイピングが施された身体を優しく包み込む掛け心地の良いシートがポイントです。加えて、質感の高い明るくファッショナブルなインテリアなど、主に20代から30代の初めてマイカーを購入する女性ユーザーをターゲットに開発された人気モデルです。

優れた低燃費性能と軽快な吹け上がりが心地良い、直列3気筒自然吸気エンジンを搭載し、日常の買い物から休日のドライブまで気兼ねなく使える実用性の高さに加え、160通りのバリエーションを誇る豊富な内外装のカラーコーディネイトを設定しています。自分らしく生活を豊かにするパートナーとして、発売当初からオーナーの90％を女性が占める個性豊かな軽自動車です。

しっかり独立したボンネットを備え、Aピラーを立てた良好な視界性能を実現し、小柄な女性でも最適な運転姿勢が設定しやすいアジャスタブルパックを設定しています。ほかにも日焼けを防ぐスーパーUV＆IRカットフロントドアガラスや走行中も肌や髪に潤いを与える花粉除去機能付プラズマクラスターの搭載など、たくさんの魅力を備えた1台です。

また、大きく開口するヒンジドアの採用や余裕のある後席のニースペースや足抜きがしやすいスムーズステップを採用しています。そして、電子キーの携帯だけでドアの解錠・施錠、エンジンの始動が行えるキーフリーシステムも装備されています。乗り降りのしやすい、利便性の高い親切設計も高い支持を集める要因と言えるでしょう。

加えて、停止前アイドリングストップ機能をはじめとする軽自動車ならではの低コストエコロジー技術である「e-Sテクノロジー」やマルチインフォメーションディスプレイ＆エコインジケーターの搭載などにより、誰でも簡単にエコロジードライブが実践できる点も大きな特徴です。

ここではミラココアの中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。

・ココアL
全グレード共通して定評のある直列3気筒自然吸気エンジンを搭載し、CVTとの組み合わせとなります。駆動方式は2WD/FFモデルとフルタイム4WDモデルが設定されています。

ベーシックグレードながら、電動格納式カラードドアミラーやIR＆UVカットフロントウインドウガラス、フロントセンターアームレスト、アジャスタブルパック、インテグレートCD+AM/FMステレオなどの快適装備に加え、デュアルSRSエアバッグやEDB機能付ABSなどの安全装備が施されています。

また、マニュアルエアコン、マルチリフレクターハロゲンヘッドランプが装着され、グレイッシュベージュシート仕様となります。
足回りは14インチタイヤ＆フルホイールキャップが装着されます。

4WDモデルはヒーター付ドアミラー、リバース連動リヤワイパー、リヤヒーターダクト、寒冷地仕様が追加装備されます。

・ココアX
「ココアL」グレードに対して、メッキ処理が施されたバンパーコーナーモールやフロントグリル、シルバードアアウターハンドルが装備されています。トップシェイドガラスやマルチリフレクターフロントフォグランプのエクステリアに加え、メッキインナードアハンドルやメッキエアコンレジスターリング、メッキリング付3連メーターなど、内外装の質感の向上が図られています。

また、クリーンフィルター付フルオートエアコン、キーフリーシステムなどの快適装備が追加されます。
足回りは14インチタイヤ＆ツートーンカラードフルホイールキャップが装着されます。

・ココア プラスX
「ココアX」グレードに対して、トップシェイドガラスやメッキリング付マルチリフレクターフォグランプに加え、運転席フロアイルミネーションやグローブボックスランプが追加装備されます。

ターンランプ付カラードドアミラー、照明付バニティミラーとなり、シート表皮はデオドラント機能付スエード調イエローベージュ仕様となります。
また、2WDモデルのみ分割可倒式リヤシートが装備されます。

・ココア プラスG
「ココア プラスX」グレードに対して、メモリーナビゲーション+16cm4ドアスピーカー+バックモニターが追加装備される最上位グレードです。
また、2WDモデルにもリバース連動リヤワイパーが装備されます。

ここでは、ミラココアの世代ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。

なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、軽自動車税は2018年12月時点で参照したものとなります。

・L675S：0.66L/CVT/FFモデル
使用燃料：無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費：29.0km/L
年間ガソリン代：約46,551円（344.8L×135円） ※1
軽自動車税：年間10,800円 ※2
年間維持費：約57,351円 ※3

・L685S：0.66L/CVT/フルタイム4WDモデル
使用燃料：無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費：26.8km/L
年間ガソリン代：約50,373円（373.1L×135円） ※1
軽自動車税：年間10,800円 ※2
年間維持費：約61,173円 ※3

※1．ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2．軽自動車税については、新規取得が2015年4月1日以前か以後かで金額が変わります。以前の場合は7,200円、以後の場合は10,800円となります。ここでは10,800円の税額を用いています。
※3．年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。

軽自動車税について
※1　平成27年3月31日以前に新規取得された新車：年間7,200円
※2　平成27年4月1日以降に新規取得された新車：年間10,800円
※3　最初の新規検査から13年を経過した自動車：年間12,900円

ミラココアはエッジを丸めた柔らかなスタイリングを採用し、上品でファッショナブルな内外装デザインや視界性の良い運転のしやすいパッケージデザインから女性ユーザーに人気の高い軽自動車として、比較的価格が安定した中古車価格を維持しています。また、流通台数が多いことも特徴であり、用途や予算、好みなどに応じて、豊富な登録台数の中から、最適な1台を選べることも大きな魅力と言えるでしょう。

初代 ミラココア JH系：2.8～159.8万円
L675S：7.8～159.8万円
L685S：24.8～156万円

ココアL：18.5～129.8万円
ココアX：15～156万円
ココアXリミテッド：79.9～144万円
ココアプラスL：29～69.9万円
ココアプラスX：14～153万円
ココアプラスXリミテッド：99.9～143.6万円

ミラココアは2009年8月にリリースされ、2018年3月まで約9年間発売されました。
途中2度のマイナーチェンジが実施されています。
誕生から年数が経過しているため、だいぶ値ごろ感のある車両も見受けられます。
販売初年度の2009年式や2010年式では20万円台から70万円台が中心となります。

後期の2017年式や2018年式では110万円台から120万円台が中心となり、人気の高さが窺える中古車相場を形成しています。
走行距離に関しては、いずれの年式も大きな偏りは見られず、ほぼ年式相応のマイレージと言えるでしょう（上記中古価格帯については、2018年12月11日時点での数値となっています）。

年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。