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更新日:2019.01.18 / 掲載日:2019.01.18

【グーパーツ】The next customization[GT-R・ホイール&タイヤ編]

スペシャルなモデルだけにホイール選びにも気を付けたい。タイヤのサイズ設定が特殊なため選べるホイールの種類も限られてくるので注意が必要だ。今回はR35型にマッチする定番のオススメホイールを紹介しよう。
(掲載されている内容はグーパーツ2019年3月号の内容です)

GT-Rは特殊なサイズなので選び方は十分気を付けよう
 GT-Rのホイール選びでは、デザインやカラーはもちろん、機能性についても考慮したい。これは純正装着のタイヤサイズが20インチで、しかも前後の幅が異なるというGT-Rならではの特殊性によるものだ。
 デザインとしては、純正ホイール同様のマルチスポークタイプのマッチングがいい。スポーツ性を強調するなら、太めの5本スポークタイプだろう。最近では、純正オプションとしても設定されているようなダブルディスクデザインのホイールも、GT-R用のラインアップが増えてきた。カラーリングに関しては、シルバーおよびダークカラー(ガンメタ、ブラック、ダークブルーなど)がGT-Rのスパルタンな印象に似合う。エアロパーツやボディカラーとの組み合わせによって、好みのデザイン・カラーを選択しよう。
 ただし、ホイール選びではサイズの設定も重要だ。純正ではフロントに9.5J(+45mm)、リヤに10.5J(+25mm)という異幅のホイールが装着されているが、GT-Rは4WDなので、前後のタイヤ外径をほぼ等しくする必要がある。そのため、前後のタイヤ幅の組み合わせが限定される。タイヤ幅によって最適なホイールのリム幅が決まるので、タイヤサイズと前後バランスに合わせたホイールサイズのセットアップが必要になるのだ。
 フロントに255mmから265mmのタイヤを装着するなら、リム幅は10Jでインセット+35mm、10.5Jならインセット+40から45mmあたり。リヤは285から295mmのタイヤ幅であれば、リム幅は純正と同じ10.5Jのままで、インセット+25mmあたりにするか、11J、11.5Jで+35mmあたりのホイールと組み合わせる。ただし、前後ともノーマルでもフェンダークリアランスにあまり余裕がないので、緻密なセットアップが必要になる。

GT-R適合ホイール

定番はやはりマルチスポークタイプのものが人気。デザインはもちろん、強度や重量にも気を使い選択するといいだろう。

icon Abflug Prism III

Abflug Prism IIIの画像

(9.5J×20+30:11.5J×20-33)19から20インチ オープン価格

シリーズ3作目となるプリズムスリーは、従来の6本スポークのフラットデザインを一新し、国産スポーツカーの足元にベストマッチするように造られた。
問アブフラッグ TEL.0550-88-8238 http://abflug.jp

  • TWS Exlete 206sの画像

    TWS Exlete 206s
    7.5J×20から13.0J×20
    14万8000円から15万9000円
    問TAN-EI-SYA
    TEL.0766-86-0117
    https://www.tws-forged.com/

  • YOKOHAMA WHEEL ADVAN Racing GTの画像

    YOKOHAMA WHEEL ADVAN Racing GT
    8.0J×18から12.0J×21
    7万5000円から12万8000円
    問ワイエフシー
    TEL.03-3431-9981
    http://www.yokohamawheel.jp/

  • BBS LMの画像

    BBS LM
    7.0J×17から10.0J×20
    9万2340円から21万6000円
    問BBSジャパン TEL.03-5643-5090 https://bbs-japan.co.jp

  • BBS RI-Dの画像

    BBS RI-D
    8.5J×19から10.0J×21
    22万320円から28万7280円

用途に合わせて適切なタイヤを選ぼう

純正で20インチが採用されているため、タイヤ代が高くつく傾向にある。純正はランフラットタイヤが装着されているのでそのままでも十分だが、よりスポーティさを求めるならスポーツタイヤを選ぶべし。

GT-Rのタイヤ装着イメージ

走行性能をさらに高めるためスポーツタイヤを選択
 GT-Rのタイヤ選びでは、ホイール同様、前後サイズの違いと4WDとの関係性に注意したい。 純正のタイヤは20インチで、ブリヂストン製またはダンロップ製のランフラットタイヤが装着されている。サイズはフロントが255/40R20、リヤが285/35R20だ。ランフラットタイヤの機能(パンクしない)を重視してノーマルのままというユーザーも多いが、一方で純正タイヤの市販価格が高いことと、よりスポーツ性を高めるという理由で、摩耗による交換時期を迎えると社外品のホイールとともにスポーツタイヤに変更するというパターンも多い。純正のサイズであれば、国産・輸入タイヤのトップモデルならば、ほぼサイズラインアップがあることから(スタッドレスもある)、各社のスポーツタイヤが選ばれる傾向がある。
 カスタマイズでホイールサイズとともにタイヤサイズを変更する際には、そのサイズ設定が重要。インチアップでは、外径誤差を考慮すると、フロントは275/35R21、265/30R22あたり、255mm幅のままで255/30R22という選択もある。リヤは20インチのままで295/35R20、あるいはタイヤ幅を変えずに285/30R21、さらに、295/25R22、305/30R21などもある。サーキット仕様などでは、このリヤタイヤのサイズに合わせてフロントサイズを設定し(前後同サイズ)、ワイドフェンダーなどを装着するという手法もある。
 ただし、21インチ以上のサイズでは、スポーツタイヤ銘柄の種類が少なく、GT-R用のホイールとの組み合わせとなると、さらにそのパターンが限られる。また、サスペンションパーツや、車高の設定などによっても組み合わせ可能なパターンは違ってくるので、よりシビアにセットアップするならショップに相談しよう。

  • PIRELLI P-Zero NEROの画像

    PIRELLI P-Zero NERO
    (245/35R20:275/30R20)
    最適化されたトレッドコンパウンドや広くて連続したリブおよび非対称のデザインを採用することで、安全かつスポーティなドライビングが可能だ。燃費性能も優れる。
    問ピレリジャパン
    TEL.0120-29-3332
    https://www.pirelli.com

  • CONTINENTAL ContiSport Contact 5の画像

    CONTINENTAL ContiSport Contact 5
    205/40R17から295/40R22
    トレッドパターンのアウトサイド側に「マクロ・ブロック」デザインを採用。大きな接地面を確保することで、操縦安定性や走行安定性に優れる。
    問コンチネンタルタイヤ・ジャパン
    TEL.0120-530-009
    https://www.continental-tire.jp/car

  • YOKOHAMA ADVAN NEOVA AD08Rの画像

    YOKOHAMA ADVAN NEOVA AD08R
    195/55R15から255/30R19
    従来のMSコンパウンド2に対してカーボンを増量することでドライ路面でのグリップ性能が向上。シリカ配合によるウエットグリップも同時に確保する。
    問横浜ゴム
    TEL.0120-667-520
    https://www.y-yokohama.com/

  • BRIDGESTONE POTENZA RE-71Rの画像

    BRIDGESTONE POTENZA RE-71R
    185/60R14から285/35R19
    「ULTIMAT EYE」採用により、路面に吸い付くような高いグリップ力を実現。サーキットも難なく走ることができ、まさにスポーツタイヤにふさわしい性能。
    問ブリヂストン
    TEL.0120-39-2936
    https://www.bridgestone.co.jp/

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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