中古車購入チェックポイント
更新日:2019.06.24 / 掲載日:2019.01.21
日産プレジデントのおすすめの中古車をまとめてみた

グーネット編集チーム
プレジデントは、2.8L 直列6気筒エンジンを搭載する国産初の本格的な大型乗用車「セドリック スペシャル」の後継モデルとして、1965年にリリースされました。
当時のアメリカ車の中でも最大級となる全長5.5m、排気量5L、ホイールベース3.0mに近いサイズの設計となっており、インターミディエートクラスの高級セダンとして開発されました。
全長5mを超える堂々とした伸びやかな全長や、1.8mに迫る全幅など、直線と曲線を巧みに融合させたモダンなスタイリングとなっています。ほかにも4.0L V型8気筒エンジンも搭載され、時の内閣総理大臣の公用車として採用され、国産車を代表する最高級ショーファードリブンカーとして知られます。
1973年の2代目フルモデルチェンジでは、ボディの骨格や基幹コンポーネンツは初代モデルを引き継ぎながら、前後のオーバーハングを拡大し、全長を約200mm延長しました。大型メッキグリルを配した立体的なフロントマスクやトランクスペースの拡大など、より重厚なスタイリングへと変貌を遂げます。
また、排気量4.4L V型8気筒エンジンを搭載し、より後席の快適性を向上させた最上位グレード「ソブリンVIP」を追加するなど、ステイタス性を高め、初代モデルと合わせると約25年間販売された長寿モデルです。
1990年10月にフルモデルチェンジを受けた3代目モデルは、前年にリリースされた、和のテイストを採り入れたインテリアデザインが特徴の「インフィニティQ45」の派生モデルとして誕生します。
グリルレスの「インフィニティQ45」に対して、縦拍子フロントグリルや薄型ヘッドライトを配した重厚感のあるフロントマスク、当時の英国製高級車を彷彿させる小振りのリヤコンビネーションランプなど、上質な佇まいが特徴のモデルです。
180mm延長されたホイールベース、コノリーレザーを使用した高級シートが装備され、徹底した防音・吸音処理が施されています。静粛性の高い豪華な室内空間、4輪マルチリンク式油圧式アクティディブサスペンションに加え、圧倒的な動力性能を誇る4.5L V型8気筒エンジンの搭載など、一層のプレステージ性が強化されています。
また、ドライバーズカーとして「インフィニティQ45」と同等のホイールベースを採用した「JS」も派生モデルとしてリリースされました。
最終モデルとなる2003年10月リリースの4代目モデルでは、2001年にリリースされた高級パーソナルセダン「シーマ」をベースに、フロントグリルの意匠を変更し、より重厚感を持たせた品格のあるフォーマルセダンとして開発されました。
5人乗りモデルと後席左右をセンターコンソールで仕切られた4人モデルが用意されています。
4代目モデルは2010年6月まで販売されますが、5代目シーマに実質的にフラッグシップセダンのポジションを引き継ぎます。
ここではプレジデントの中古車の中から人気の高いおすすめグレードや、中古車を探す際に押さえておきたいおすすめの装備、プレジデントのライバルとなるおすすめの車種などを紹介します。
プレジデントの特徴・どんな方におすすめなのか
ここでは2003年10月にフルモデルチェンジを受けた4代目モデルの主な特徴を取り上げます。
【プレジデントの特徴】
・フラッグシップセダンに相応しく、重厚感のある気品あふれる外観デザイン
・艶やかで深みのある高品位ボディ塗装
・高級ジャガードモケットシート&トリム、本木目センターコンソールフィニッシャーなど、素材の持つ上質なタッチや質感をいかしたラグジュアリーインテリア
・前方格納式バイブレーター機能付助手席リラックスシートや専用フロアカーペットなど後席左席の居住性・快適性を高める4人乗りモデル
・徹底した防音・遮音処理を施し、最高級モデルに相応しい卓越した静粛性を実現
・圧倒的な動力性能と静けさを実現した4.5L V型8気筒自然吸気エンジン
・アクティブダンパーサスペンションによる、重厚感あふれるフラットな乗り心地
・大型テーブルや天井格納式8インチ液晶モニターをはじめ、後席の乗員に対する充実したホスピタリティ装備
・インテリジェントブレーキアシストやアクティブAFSなど、先進の安全装備
【プレジデントはこんな方におすすめ】
プレジデントは初代モデルから、5mを超える全長やロングホイールベースを採用する優れた居住性とともに、圧倒的な動力性能を備える大排気量自然吸気エンジンを搭載する、ショーファードリブンモデルとして日産を象徴するフラッグシップセダンです。
3代目モデルに設定されたホイールベースを短縮したグレード派生モデル「JS」、全体的にパッケージングの見直しがなされ全長を短縮した4代目モデルは、最高級ドライバーズカーとしての用途も想定したモデルといえるでしょう。
ラグジュアリーな室内空間を備える最高級セダンであり、法人需要、個人需要問わず、高速道路を使った長距離移動を快適に過ごしたい方々へおすすめのモデルです。
プレジデントの人気車種・おすすめグレード

グーネット編集チーム
プレジデントの中古車の中から人気の高いおすすめグレードを世代ごとに紹介します。
ここでは、最終モデルとなる4代目モデルを取り上げます。
4代目 日産 プレジデント PGF50系(2003年~2009年)のおすすめ人気車種・グレード
日産 プレジデント(PRESIDENT)ソブリン5人乗(2009年1月モデル)
乗車人員:5名
駆動方式:FR
タイヤサイズ:(前)225/60R16 98H(後)225/60R16 98H
エンジンタイプ:VK45DE(NEO)型 V型8気筒DOHC
排気量:4494cc
最高出力:280ps(206kW)/6000rpm
最大トルク:46.0kg・m(451N・m)/3600rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:7.8km/L
車両重量:1880kg
価格:9,030,000円
自動車税:年間76,500円
※自動車税は2018年8月時点で参照したものとなります。
■主な装備
【エクステリア】
・16インチタイヤ&アルミホイール(225/60R16 98H+16×7.5JJ)
【インテリア】
・高級ジャガードモケットシート
・本木目フィニッシャー
・本木目・本革巻コンビステアリング&本革巻シフトノブ
・ゲート式電子制御マニュアルシフト
・後席VIPパック 助手席前方格納シート
・後席VIPパック 助手席リラックスシート(バイブレーター機能付)
・後席VIPパック 助手席可倒式ヘッドレスト
・後席VIPパック 後席用格納式テーブル
・リヤセンターアームレスト
専用キー付リッド、カップホルダー、コントロールスイッチ(エアコン、オーディオ、シート各種、リヤ電動サンシェード)、収納ボックス
【安全装備】
・マルチプロジェクターキセノンヘッドランプ(ロービーム、インナーパネルグリーンコート、オートレベライザー付)
・アクティブAFS
・バックビューモニター
・車間自動制御システム(レーザーレーダータイプ)+ステアリングスイッチ
・運転席&助手席SRSエアバッグシステム
・運転席&助手席SRSサイドエアバッグシステム
・SRSカーテンエアバッグシステム
・インテリジェントブレーキアシスト
【快適装備】
・ヒーター付ドアミラー
・電動チルト・テレスコピックステアリング
・トランクオートクロージャー
・マルチリモートエントリーシステム(キー一体型)
・運転席パワーシート(スライド、リフター、リクライニング、ランバーサポート)
・助手席パワーシート(スライド、リクライニング)
・運転席オートドライビングポジションシート
・後席パワーシート(ロングスライド)
・後席オートリターン機構
・後席シートバック中折れ機構
・後席ヒーター付シート(左右席)
・後席シートバイブレーター(左右席)
・リヤ電動サンシェード
・リヤドアサンシェード
・リヤドアオートクロージャー
・オゾンセーフフルオートエアコン(設定温度、吹き出し口左右独立調整機能付)
・ピュアトロン(後席)
【オーディオ】
・上下可動式8インチワイド液晶モニター(車両情報表示&ボイスコマンド機能付)&カーウイングスDVDナビゲーションシステム、TV+ハンズフリーフォン
・BOSEサウンドシステム(CD・カセット一体AM/FM電子チューナーラジオ、8スピーカー+リヤNdウーハー)
【その他】
・アクティブダンパーサスペンション
・フロントストラットタワーバー
・スクラッチシールド
■特徴
・品格のある重厚なエクステリアデザイン
・中低速域から豊かなトルクを発生し、滑らかでジェントルな走りを提供する4.5L V型8気筒自然吸気エンジン
・常にフラットで重厚な乗り心地を提供する、路面状況に応じ減衰力を可変させるアクティブダンパーサスペンション
・掛け心地の良い上質なジャガードモケットシート
・艶やかな本木目パネルを備えたラグジュアリーなインテリア
・パーソナルユーズに最適な後席3人掛けの5人乗り仕様
・後席ヒーター付シートやシートバイブレーター、リヤドアオートクロージャーなど、後席の乗員に対するホスピタリティの高い快適装備
・インテリジェントブレーキアシストやアクティブAFSなどの充実した安全装備
・奥行きのあるクリアな音楽を奏でるBOSEサウンドシステム
プレジデント中古車を探す際にチェックしておきたいおすすめの装備・オプション

グーネット編集チーム
プレジデントは、法人や政府要人のショーファードリブンカー需要を中心に、約45年にわたり日産の誇るフラッグシップセダンとして販売されました。
最高級セダンに相応しく、最新の技術や装備が予め施されている点が特徴のモデルです。
2003年10月から2010年6月まで販売された4代目モデルは、4人乗りモデルもしくは5人乗りモデルの設定がある、モノグレード構成となります。
ただし、後席左右をセンターコンソールで均等に独立させるのではなく、右側へオフセットさせ、助手席側後席の居住性を高める仕様となっています。
公用車として使用されていた車両も多く、現在ではユニークな存在といえるリモコンフェンダーミラーがオプションで用意されている点も特徴的です。
人気の高いオプションとしては、5人乗りモデルに設定されている本革シートが挙げられます。歴代モデル同様に、丁寧になめされた質感の高い高級レザーが使用されていることからも、おすすめのオプションとして挙げられます。
また、電動ガラスサンルーフも5人乗りモデルにのみ設定されているオプションであり、装備の有無をチェックしたい快適装備です。
たくさんのオプション装備の中から、4代目モデルに設定される人気の高いおすすめのアイテムを紹介します。
【エクステリア】
・電動リモコンドアミラー
・マッドガード
【インテリア】
・前席シートヒーター付本革シート
・最高級フロアカーペット
【快適装備】
・プライバシーガラス(UVカット断熱機能付、リヤドア/リヤガラス)
・ミクロガードピュアトロン(エアコン組込み型空気清浄器)
・電動ガラスサンルーフ(チルト&スライド、ワンタッチオープン&クローズ機構付)
【安全装備】
・フロントコーナーセンサー(インジケーター付)
・リヤコーナーセンサー(インジケーター付)
【ナビゲーション・オーディオ】
・ツインモニター
前席車両情報表示+ボイスコマンド機能付&カーウイングスDVDナビゲーションシステム、TV+ハンズフリーフォン、後席用リモコン
・CDオートチェンジャー
【その他】
・寒冷地仕様(ロックバック式ワイパーアーム、大型バッテリー、ワイパーデアイサー)
プレジデントのライバルとなるおすすめ車種

グーネット編集チーム
存在感のある重厚で安定感のあるスタイリングや、低速域からトルクフルで余裕のある上質な走りが特徴的な日産の誇る最高級フラッグシップセダンである、プレジデントの中古車を購入する際に比較される、ライバル車の中からおすすめの車を紹介します。
トヨタ センチュリー 50系(1997年~2017年)
中古車価格相場:227.9万円(2018年8月22日時点)
センチュリーはプレジデントの誕生から遅れること2年、トヨタのフラッグシップセダンとして1967年11月に誕生しました。
トヨタグループを興した豊田佐吉生誕100年と明治100年を記念して開発された、シンボリックなモデルです。
常に、日産とトヨタの最高級セダンとして切磋琢磨し、進化を続ける文字通りライバル車として位置付けられる両車です。
プレジデント以上にフルモデルチェンジまでのサイクルが長いことが特徴として挙げられます。2018年6月にリリースされた3代目モデルは、21年ぶりの新型車の投入となりました。
1997年4月に誕生した2代目モデルは、初代モデルからのデザインを踏襲しながら、プラットフォームやシャシー、足回りを一新させるなど、次世代を見据えた高級セダンとして開発されました。
中でも、パワーユニットにはVVT-i付5.0 L V型12気筒エンジンを採用し、4輪ダブルウィッシュボーン式電子制御スカイフックエアサスペンションと相まって、12気筒エンジンならではのトルク変動の少ない、スムーズで、かつ上質な走りを実現しています。
職人の手によって仕上げられる、品質の高いインテリアなど、プレジデントを購入する際に比較される人気の高いモデルです。