中古車購入チェックポイント
更新日:2018.11.06 / 掲載日:2015.02.06

日産 デイズ(2013年6月~2014年7月)中古車購入チェックポイント

  • 日産 デイズ(2013年6月~2014年7月) 中古車購入チェックポイント

    日産 デイズ

    参考車両:X・2WD(DBA-B21W)
    初年度登録:2014年1月
    追加装備:<社外品>AV一体型メモリーナビ、ETCユニット、ドアバイザー

  • 日産 デイズ

■全体のチェックポイント

2013年6月から発売している軽ハイトワゴン。参考車両は、“日産車”を打ち出しているアラウンドビューモニターとタッチパネル式オートエアコンを標準装備した上級グレード。車体まわりや室内を慎重にチェックするほか、装備機器類の機能も問題がないか確認。もちろん、走行機構各部の具合や整備状況なども、必ず確認する。

外装と同時に骨格部もダメージがないか調べる

  • 1.外見の様子から見ていく

    日産 デイズ(正面)

  • 1.外見の様子から見ていく

     まずは、傷、歪み、塗装の異常などに注意しながら車体まわりを探っていく。前面は、バンパー、グリル、ボンネット、ヘッドランプ、フェンダーなどの状態をチェック。細部では、ボンネットやフロントガラスの飛び石傷にも注意したい。

  • 2.隣接部も同時にチェック

    日産 デイズ(正面左)

  • 2.隣接部も同時にチェック

     バンパーは、角や下部、グリルなどに損傷がないかチェックし、ずれていないか立て付けも見る。下側にあるスパッツ(タイヤの前にある空気整流板)の破損などにも注意。
     バンパーに連なるフェンダーは、ホイールアーチ(タイヤを囲っている)の縁、奥のタイヤハウス内、内側にあるフェンダーライナー(泥よけカバー)などもチェックする。

  • 3.ドアと関連部をチェック

    日産 デイズ(ドア)

  • 3.ドアと関連部をチェック

     ドアは、外面だけでなく、接合部に注意しながら内側のパネルもチェック。ヒンジやネジを見て、取り付け状態をチェック。同時に、ピラー(柱)やサイドシル(梁)など車体側の関連部もチェックする。

  • 4.下側に要チェックポイント

    日産 デイズ(下側)

  • 4.下側に要チェックポイント

     車体側面は、下部のサイドシル(車体の梁)に傷や凹み、腐食、修理跡などがないか。判断は難しいかもしれないが、特に下に突き出ているパネル接合部に修理/交換の形跡などがないか注意したい。
     ドアを開けて、ステップ部(サイドシルの上側)周辺もチェック。フェンダーやピラー(柱)との接合部あたりも調べる。

5.損傷の程度を確かめる

 ドア開口部は、乗り降りによる擦り傷や打ち傷、簡易補修跡などがないかチェック。マスキング跡があれば、周辺を詳しく調べて、損傷の程度と範囲を確認。左リアフェンダーは、フューエルリッドをチェック。給油口周辺も、修理跡やマスキング跡がないか見る。

  • 日産 デイズ(ドア開口部)

  • 日産 デイズ(給油口周辺)

6.後部のチェック

 後面も、バンパー、バックドア、コンビネーションランプ、フェンダーなどに異常がないかチェック。
 バックドアは、解錠・施錠の具合と開閉の動き具合をチェック。全開状態で下がってこないかロッドダンパーの効き具合もチェック。
 バックドアの内側やヒンジおよびヒンジ固定部も、歪みや修理/交換跡などがないかチェック。パネル接合部の溶接やシーラー、塗装の状態などに注意しながら開口部もチェックする。

  • 日産 デイズ(後部1)

  • 日産 デイズ(後部2)

7.車体の内側もチェック

 ボンネットは、内側とヒンジ部をチェック。フェンダーも、エンジンルーム側に腐食(錆)や修理跡などがないか見て、固定ネジやブラケット(支え金具)をチェック。同時に、車体パネルもチェック。最前部にあるラジエターサポートおよび関連部品なども、異常がないか慎重にチェックする。

  • 日産 デイズ(ボンネット1)

  • 日産 デイズ(ボンネット2)

  • 8.タイヤとホイールをチェック

    日産 デイズ(タイヤとホイール)

  • 8.タイヤとホイールをチェック

     標準「デイズ」は、155/65Rタイヤ&フルホイールカバー付14インチスチールホイールを標準装備。タイヤは、残り溝の深さを点検し、傷やひび割れ、欠けなどがないかチェック。異常摩耗を起こしていれば、サスペンションの不良や車体の歪みなどにも要注意。
     ホイールは、ホイールカバーに損傷や破損などがないか見て、ガタなどがないか固定状態もチェック。ホイール自体も、錆やリム(タイヤと接している部分)の曲がりなどに注意しながらチェックする。

  • 9.床下も覗いてチェック

    日産 デイズ(床下)

  • 9.床下も覗いてチェック

     車体パネルや補強部材、カバー類など車体部品。マフラーやサスペンションなど機能部品類も、傷、曲がり、歪み、破損、修理/交換跡などがないかチェック。オイルやグリスなどの漏れ、樹脂やゴム部品の劣化・破損などにも注意。錆があれば、広がり範囲と腐食の進行状態をチェックする。

★損傷や修理/交換の有無を確認する

 「デイズ」の車体は、5ドア4人乗り軽ハイトワゴン。標準スタイルの外装は、放射状立体フロントグリル&グリル下メッキモール、上下メッキベゼル付ヘッドランプ、L字型リアコンビネーションランプなどが特徴で、ハロゲンヘッドランプや14インチスチールホイールを標準装備。「X」は、サイドターンランプ付電動格納式ドアミラー(ドアロック連動自動格納機能付)を装備し、アラウンドビューモニター用のカメラがフロントグリル/左右サイドミラー/バックドアに付いている。参考車両は、ドアバイザーも追加装着している。ちなみに、初期のピラーアンテナ・伸縮ロッドタイプは、2014年7月の一部改良で全車可倒式ルーフアンテナに替わっている。
 車体の構造などはともかく、車体まわりのチェックでは、外装だけでなく、車体骨格のダメージにも注意したい。車体の骨格部を事故修理しているのは修復歴車だが、たとえ修復歴に該当しなくても、損傷や修理/交換している箇所がないか販売店に聞いてみよう。

室内の状態と装備機器の機能・作動をチェック

  • 1.隅まで細かくチェック

    日産 デイズ(室内)

  • 1.隅まで細かくチェック

     室内は、内装材に汚れや、傷、穴、損壊などがないかチェック。ボックスやポケット、トレーなどは、内部の状態も見る。シート表皮の染み、擦れ、ほつれ、破れ。フック類の破損。ボックスリッドやエアコン吹き出し口などは、開閉機構などの破損にも注意しながら動き具合もチェックする。

2.室内後部までチェック

 前席だけでなく、後席周辺も、シート、ドア、床、天井まわりまで見る。5:5分割可倒式リアシートの一体スライド、リクライニング、前倒しなども試しながら周辺を丹念にチェック。後部ラゲッジスペースも、傷みがないかチェック。ラゲッジアンダーボックスの様子も見る。

  • 日産 デイズ(シート)

  • 日産 デイズ(ラゲッジスペース)

3.装備機器の作動を確認

 ヘッドライトやウインカー、ワイパー、ミラー、ブレーキ/バック/テールランプなど保安装置。パワーウインドウやドアロック、室内ランプなど基本的な装備の作動状態をチェック。リモコンキーの機能とドア解錠・施錠などの具合も確認。オートエアコンは、特に冷房の効きに注意して、自動制御の具合や調整・設定機能をチェックする。

  • 4.追加装備の機能も確認

    日産 デイズ(追加装備)

  • 4.追加装備の機能も確認

     アラウンドビューモニター+ディスプレイ付自動防眩式ルームミラー装備車は、トップ/サイドブラインド/フロント/バックの各ビューとルームミラーのディスプレイ表示機能をチェック。アラウンドビューモニター対応ナビを追加していれば、ナビやAV関連機能のほか、ナビ画面のアラウンドビュー映像表示機能も正常か確認したい。

★販売店で細部まで調べてもらう

 標準「デイズ」の上級グレード「X」は、アラウンドビューモニター、ディスプレイ付自動防眩式ルームミラー、タッチパネル式フルオートエアコン、インテリジェントキーなどを標準装備。アラウンドビューモニターは、車両周囲を真上から見たような映像をディスプレイ付ルームミラーに映し出すが、ディーラーオプションのアラウンドビューモニター対応日産オリジナルナビを装着すれば、ナビ画面でもー映像を表示できる。参考車両は、社外品のAV一体型メモリーナビを装着しているが、アラウンドビューモニターの機能も使える。いずれにしても、中古車をチェックする際は、販売店で車両の装備内容をまず確認。装備機器類は、とりあえずわかるところだけでもチェックし、どこかに異常がないかは販売店で点検してもらおう。

走行関連機能各部の具合と整備状況を確認する

  • 1.エンジンをかけてみる

    日産 デイズ(始動)

  • 1.エンジンをかけてみる

     エンジンをかけて、始動具合、アイドリング回転、排気ガスの色などをチェック。始動時には、表示/警告灯やメーター/インジケーター/ディスプレイ表示なども見る。「X」は、インテリジェントキー&プッシュエンジンスターターの機能も確認。わからないことは、販売店スタッフに聞いてみよう。

  • 2.運転補助機能もチェック

    日産 デイズ(CVT)

  • 2.運転補助機能もチェック

     CVTは、[P・R・N・D・L]レンジへのシフト操作具合をチェック。可能なら試乗して、自動無段変速動作をチェック。[Ds]スイッチによるダウンシフト&ドライブスポーティ制御もチェック。アラウンドビューモニター装備車は、[R]に入れるとバックビュー表示に切り替わる機能もチェック。
     アイドリングストップのエンジン停止・再始動やヒルスタートアシストの坂道発進補助、ブレーキ、サスペンション、ステアリングなどの具合も確認したい。とはいえ異常を判断するのは難しいので、販売店で細かく点検してもらおう。

  • ★正しく点検・整備してもらう

    日産 デイズ(エンジンルーム)

  • ★正しく点検・整備してもらう

     「X」は、直列3気筒・可変バルブタイミング・自然吸気エンジン+副変速機付CVT(自動無段変速機)、アイドリングストップ、ヒルスタートアシスト、ブレーキアシスト、エマージェンシーストップシグナル、ABS(アンチロックブレーキシステム)+EBD(電子制御制動力配分システム)、電動パワーステアリングなどを搭載している。各機構の構造などはともかく、それぞれの機能が正常かチェックしたい。とりあえずはエンジン周辺だけでも見て、走行系各部の点検整備状況を販売店スタッフに聞いてみる。車両の購入を決めるなら、走行関連機構をすべてきちんと点検・整備してもらうようにしよう。

■最初に車両の現状を確かめる

 中古車両をチェックする際は、現物を見て「年式(登録年月日)・仕様・グレード」を確認。標準装備のほかに、メーカーオプションや販売店オプション、市販機器、カスタムパーツなどを追加していないか確認。整備状態も含めた現状を販売店で確認しよう。

目利きはココを見る!

  • 日産 デイズ(車両の情報)

    「車両の情報」を見る
    ●「車検証(自動車検査証)」で初度登録年月日や型式などを確認。「保証書」で期限や内容を確認。「車両取扱説明書」の他に、追加装備などの使用説明書が揃っていることも確認。●「定期点検整備記録簿」は、記載内容を必ず確認。定期点検や消耗部品交換などの時期と走行距離を把握しておけば、車両の状態を探る参考になる。

  • 日産 デイズ(車両の情報)

  • 日産 デイズ(立て付け)

    「立て付け」を見る
    ●外板パネルは、合わせ(隙間)が均等でなかったり、位置がずれていれば、ダメージを受けているか修理/交換している可能性がある。●プレスライン(外板パネルを折り曲げている角)やモール(飾り部品)など、外装部品が連なっている線のずれも、立て付けの狂いを見つけるヒント。●外装は、見る角度を変えながらチェックすれば、プレスラインのずれや崩れ、立て付けの狂いなども判断しやすい。パネル表面を斜め方向から透かして見るようにすると、小さな凹みや浅くて広い凹み、波打ち(しわ)なども見つけやすい。しわが寄っているのは、ダメージ痕か、板金修理跡だ。

  • 日産 デイズ(立て付け)

「塗装の状態」を見る
●部分的に色艶が違っていたり、ザラザラした肌荒れ状態になっている箇所は、修理跡の疑いがある。●新しい塗装跡は、錆などの補修か、損傷を負って修理したのか、詳しく調べる。●修理や交換で塗装していると、微妙に色調が違って見えることがあるので、隣接しているパネルの色艶も比べてみる。●塗装表面を指や爪で撫でるように滑らせて、引っかかるような直線状の段差があるのはマスキング(周辺に塗装スプレーの飛沫が広がらないようにするカバーを粘着テープなどで留める)跡。ドア開口部などにマスキング跡があれば、なんらかの理由で塗装しているので、周辺を詳しく調べる。●エンジンルーム内やスペアタイヤ収納部などは、外装色とは違っていることもあるので注意する。

  • 日産 デイズ(取り付け状態)

    「取り付け状態」を見る
    ●ネジ止め(ボルトやナットで固定)している車体部品を外す時には工具を使う。ネジの頭の塗装が剥がれていたり、角がくずれていれば、ネジを回している。●ボンネット、フロントフェンダー、ドア、テールゲート(またはトランクリッド)などは、外して修理、あるいは交換することがあるので、ネジを見て、ヒンジおよび車体側のヒンジ固定部周辺も修理跡などがないか調べる。

  • 日産 デイズ(取り付け状態)

  • 日産 デイズ(接合部)

    「接合部」を見る
    ●車体部品を交換する際は、溶接部を剥がすことがあるので、パネルの接合部を調べる。●スポット溶接(接合部にある丸い窪み)を打ち直している場合は、直径が小さい、窪みが深い、ずれている(2度打ちした)など、新車組み立て時の状態とは異なる特徴があるので注意する。●接合部に塗布しているシーラー(隙間を埋める充填材)は、修理や交換で塗り直していると不自然に見える。●爪で押して、プチッと表面が割れる(表面が硬くても内部が柔らかい)ようなら新しいシーラーを盛っている。●シーラーは、接合状態や塗布する方法によって形状が違っていることにも注意する。

  • 日産 デイズ(接合部)

■今回の車両のプロフィール

●2013年6月に新発売した軽ハイトワゴン「デイズ」は、日産と三菱が共同で設立した、軽自動車の企画開発を担うNMKV社が送り出した第1弾。車体や走行機能の構成は「三菱 eKワゴン」と共通だが、フロントグリルのデザインのほか、アラウンドビューモニターやタッチパネル式フルオートエアコンを設定するなどで日産流を出している。「デイズ」は、660エンジン+CVTを搭載し、アイドリングストップ付と無、2WD(FF前輪駆動)と4WD、標準スタイルの「デイズ」とプレミアムスタイルの「デイズ ハイウェイスター」を設定。
標準「デイズ」の仕様グレードは、「J」は、アイドリングストップ無、ハロゲンヘッドランプ、リモコンエントリー、マニュアルエアコン、オーディオレス、14インチスチールホイールなどが標準装備のベーシックタイプ。「S」は、アイドリングストップやヒルスタートアシストなども装備したスタンダードタイプ。「X」は、サイドターンランプ付電動格納式ドアミラー、インテリジェントキー&プッシュエンジンスターター、アラウンドビューモニター+ディスプレイ付自動防眩ルームミラー、タッチパネル式オートエアコン、フロントドアスーパーUVカット断熱ガラスなどを標準装備した上級タイプ。「ハイウェイスター」は、外装にエアロパーツを装着。バイキセノンヘッドランプ、フォグランプ、本革巻ステアリング、タコメーター付ファインビションメーターなどを標準装備するほか、一部装備はXに準じる。「ハイウェイスターJ」は、リモコンエントリーや14インチアルミホイールを標準装備。「ハイウェイスターX」は、Xの装備とほぼ同等だが、バックビューモニターが標準装備となる。「ハイウェイスターG」は、ハイウェイスターXの装備に、アラウンドビューモニター、ステアリングスイッチ、15インチアルミホイールなどを追加している。
●2013年8月にターボエンジン(アイドリングストップ無)を搭載した「ハイウェイスター Gターボ」を追加。ターボ・2WD車には、走行安定機構VDCやブレーキアシストなども組み込まれている。

■参考車両と同時期の仕様グレード設定

グレード型式シフト駆動
JDBA-B21WCVTFF
SDBA-B21WCVTFF/4WD
XDBA-B21WCVTFF/4WD
ハイウェイスター JDBA-B21WCVTFF
ハイウェイスター XDBA-B21WCVTFF/4WD
ハイウェイスター GDBA-B21WCVTFF/4WD
ハイウェイスター GターボDBA-B21WCVTFF/4WD

●その後、2014年7月に一部仕様を向上。エンジンやCVTなどを一部改良するとともに、2WD車にバッテリーアシストシステムを採用し、燃費を向上。装備設定も一部変更している。

この記事はいかがでしたか?

気に入らない気に入った

グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

この人の記事を読む

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

この人の記事を読む

img_backTop ページトップに戻る

ȥURL򥳥ԡޤ