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更新日:2024.09.09 / 掲載日:2024.08.30
【2024年版】エクストレイルVSムラーノを徹底比較
エクストレイルとムラーノは、それぞれが独自の地位を確立した、日産SUVの二大巨頭です。エクストレイルはその多機能性で幅広い層に受け入れられ、ムラーノはその高級感と快適性が注目されました。
本記事では、エクストレイルとムラーノのグレードや価格、性能や安全装備について、それぞれわかりやすく比較します。ぜひ車選びの参考にしてください。

エクストレイルは2000年11月に初代が発売された、日産の本格的SUVです。お手頃な価格で購入できるSUVとして、その走行性能や快適性に発売当初から大変な人気を博しました。
現行モデルは2022年から販売されている4代目で、幾度ものマイナーチェンジにより常に進化し続けています。最新のモデルはe-4ORCEという4WDシステムを採用し、駆動力配分を最適化した快適な走りを実現しています。
デザイン面でより上質感を増しただけでなく、先代よりも進化した第二世代のe-POWERと、電動駆動4輪制御技術であるe-4ORCEを搭載し、新たなSUVへと生まれ変わりました。
360°すべての安全を確保する360°セーフティアシストを採用し、自動ブレーキは自転車や夜間の歩行者に対しても反応するように進化した点も見逃せません。

ムラーノは、日産が2004年から2015年まで日本国内で販売していたSUVです。国外では2002年から販売されており、日本で販売終了となった2015年以降も、世界中で販売されている人気車種です。
イタリアのムラーノ島に由来するその名の通り、ムラーノは洗練されたデザインと高級感から、日本国内だけでなく北米や中国でも人気があります。都市での快適な運転を目指していますが、国内ミドルクラスSUVの中でも大型のボディサイズから、ファミリー層にも支持されました。
日本で販売された最終モデルである2代目ムラーノは、現在では中古市場に一定数が流通しており、比較的状態の良い車両を手頃な価格で入手できることもポイントです。それほど走行距離が多くない車両を100万円程度の予算で手にできるため、中古車としてお買い得な相場と言えるでしょう。
2代目ムラーノには、初代と同じく2.5L直列4気筒DOHCガソリンエンジンが搭載されていますが、その性能はさらに向上していました。また、エンジン性能の向上に合わせるように、トランスミッションの選択肢が拡張され、より上質な乗り味を実現した点も特徴的です。
初代と比較して燃費性能も向上していましたが、2代目ムラーノは2015年で日本国内での販売を終了しました。現行の3代目ムラーノは、快適な乗り心地と美しいデザインにより、国外市場では依然として人気の高い車種です。
エクストレイルは価格範囲が広く、3,601,400円〜5,332,800円と様々な価格のグレードが設定されています。基本グレードから性能を向上させたモデル、記念車やアドバンスドパッケージまで、豊富な選択肢が特徴です。多くのグレードが展開されているため、使用目的や好みに応じて自分に最適なグレードを選べるでしょう。
一方でムラーノは、エクストレイルと比較すると、価格範囲が3,056,400円〜4,597,560円とやや狭く、絞り込まれたグレードで構成されています。エクストレイルよりもシンプルなラインナップが特徴的ですが、2WD/4WDを選択可能で350XV FOURのようなパワフルなグレードも選択可能です。

こちらでは、エクストレイルとムラーノの外観とボディサイズを比較します。具体的なサイズは下記の通りです。
エクストレイルと比較すると、ムラーノは全体的に大きなボディサイズをもち、安定した印象を与えます。エクストレイルの方がやや全高が高めであるため、オフロードやアウトドアに適していると言えるかもしれません。
ムラーノは都市部での快適なドライブや家族向け、エクストレイルはアウトドアやレジャーなど、より多目的なイメージがあります。
また、エクストレイルとムラーノは、共に大きなボディサイズを持っているため、立体駐車場や機械式駐車場に入庫する際には、特に全長や全幅が制限範囲内であるかを事前に確認することが大切です。

こちらでは、エクストレイルとムラーノの室内の広さについて比較します。具体的なサイズは下記の通りです。
エクストレイルには2列シート(5人乗り)と3列シート(7人乗り)があり、使い方によって好きな方を選べる点が特徴です。
2列シートの場合でも、標準的なSUVと比較して広めの設定ですが、3列シートではさらに広い室内スペースを確保できます。家族の人数が多い場合や、大人数での移動が多い場合には、3列シートのエクストレイルが大活躍するでしょう。
ムラーノの室内長は、エクストレイルの2列シートより少し長く、3列シートよりも短い設計です。室内幅と室内高は最大値でエクストレイルと同等の数値であり、室内の広さにおいて両車種は肩を並べています。
最新のエクストレイルと2015年に販売終了したムラーノでは、燃費の算出方法に違いがあるため注意が必要です。
エクストレイルは、2018年から使用されているWLTCモード(国際的な燃費測定基準)により燃費が測定されているのに対し、ムラーノは、2017年まで採用されていたJC08モード(2011年から採用された日本の燃費基準)で測定されています。
JC08モードは、より理想に近い条件で測定するため燃費が高く出る傾向にあり、対するWLTCモードは、より正確で現実的な燃費を示す点が特徴です。
測定モードの違いも含めて燃費について比較すると、エクストレイルとムラーノの燃費は、時代の変遷と燃費性能の向上を如実に表していると言えるでしょう。4WDモデルでも約18km/Lという高い燃費性能を持つエクストレイルに対して、ムラーノの燃費は8.7〜10.8km/Lとかなり低い点に注目してください。
総合的なコストを求める場合には、より燃費性能の高いエクストレイルが有利です。
エクストレイルは、オプションによって都市部での快適性とオフロードの走破性を両立させられる設定になっており、ムラーノのタイヤサイズは、ファミリー層向けに走行安定性や快適性が重視された設定になっているようです。

こちらでは、エクストレイルとムラーノの安全装備を比較します。両車種の主な安全装備は下記の通りです。
<エクストレイルの安全装備>
・ビークルダイナミクスコントロール
・ヒルスタートアシスト
・インテリジェントエマージェンシーブレーキ
・踏み間違い衝突防止アシスト
・標識検知機能(進入禁止標識検知、最高速度標識検知、一時停止標識検知)
・インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)
・インテリジェントDA(ふらつき警報)
・インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)
・LDW(車線逸脱警報)
・クルーズコントロール
・4輪ベンチレーテッドディスクブレーキ など
<ムラーノの安全装備>
・ブレーキアシスト
・ビークルダイナミクスコントロール
・4輪ベンチレーテッドディスクブレーキ
・バックビューモニター(車幅/距離/予想進路表示機能付)
・フロントサイドビューモニター など
エクストレイルとムラーノは、どちらも日産の車であるため安全装備にも多くの共通点がありますが、やはり製造年代の技術進歩を感じる部分が多くあります。
エアバッグやブレーキシステム、ビークルダイナミクスコントロールなど、基本部分に同じ部分がありますが、エクストレイルにはさらに多数の先進安全技術が採用されており差は歴然です。ムラーノには一昔前の基本的な安全装備が備わっていますが、最新のエクストレイルに搭載されているような先進のアクティブセーフティ機能はついていません。
自動車の安全技術は近年さらに急速に進歩しており、新しいモデルになるほど高度な機能を搭載しています。安全装備を重視するのであれば、新しい車を選ぶのがおすすめです。

こちらでは、エクストレイルとムラーノのラゲッジスペースについて比較します。両車種のラゲッジスペース寸法と容量は下記の通りです。
エクストレイルのラゲッジスペースはSUVの標準的なサイズで、多様な荷物の積み下ろしに対応できる点がメリットです。パワーテールゲート機能や分割可倒式リアシートにより、スペースを柔軟に活用できます。
ムラーノのラゲッジスペースは、開口部に十分な余裕があり、段差のないスペースのため荷物の出し入れは非常にスムーズに行えるでしょう。グレード別のリモコンオートバックドアを選択すれば、リモコンや運転席からのスイッチ操作で、簡単にバックドアの開閉が可能です。
こちらでは、車種やグレードを選ぶ際の基準を、「価格重視」「走り重視」「装備重視」の3つに分けて比較し、一つずつ具体的なグレードをおすすめします。
エクストレイルを価格重視で選ぶのであれば、全グレード中で最も低価格(税込3,601,400円)な「S(2WD)」がおすすめグレードです。安価にもかかわらず、基本的な性能が高いためコストパフォーマンスに優れています。四輪駆動や追加機能にそれほど必要性を感じていなければ、このグレードで十分に快適な走りを得られるでしょう。
ムラーノの最も低価格なモデルは250XL(2WD)ですが、ムラーノはすでに販売終了しており中古車でしか購入できません。中古車の場合は最も高価なグレードである350XV FOURも、150万円〜200万円ほどで購入可能です。
最新の車で価格を重視するならばエクストレイルのS(2WD)を、価格以外のこだわりがないのであれば中古ムラーノをおすすめします。
また、ムラーノから選ぶ場合、4WDの350XV FOURがおすすめです。古い設計で燃費には期待できませんが、高出力なエンジンはダイナミックかつパワフルな走りを楽しませてくれます。坂道での加速を求める方にも最適です。
ムラーノの装備や機能で最も充実しているのは、最上位グレードの350XV FOURです。サイドブラインドモニターやバックビューモニターが全車標準装備されており、高級感のあるインテリアも魅力と言えます。
装備重視で選ぶなら、最新の機能や安全装備が搭載されている、エクストレイルがおすすめです。
※本記事は、2024年6月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
本記事では、エクストレイルとムラーノのグレードや価格、性能や安全装備について、それぞれわかりやすく比較します。ぜひ車選びの参考にしてください。
この記事の目次
日産 エクストレイルのプロフィール

現行モデルは2022年から販売されている4代目で、幾度ものマイナーチェンジにより常に進化し続けています。最新のモデルはe-4ORCEという4WDシステムを採用し、駆動力配分を最適化した快適な走りを実現しています。
先代モデルとの比較
現行の4代目エクストレイルは、2022年7月に3代目からフルモデルチェンジを果たし発売されました。初代モデルからの「タフギア」というコンセプトはそのままに、新たに上質さを携えたモデルとして進化しています。デザイン面でより上質感を増しただけでなく、先代よりも進化した第二世代のe-POWERと、電動駆動4輪制御技術であるe-4ORCEを搭載し、新たなSUVへと生まれ変わりました。
360°すべての安全を確保する360°セーフティアシストを採用し、自動ブレーキは自転車や夜間の歩行者に対しても反応するように進化した点も見逃せません。
日産 ムラーノのプロフィール

イタリアのムラーノ島に由来するその名の通り、ムラーノは洗練されたデザインと高級感から、日本国内だけでなく北米や中国でも人気があります。都市での快適な運転を目指していますが、国内ミドルクラスSUVの中でも大型のボディサイズから、ファミリー層にも支持されました。
日本で販売された最終モデルである2代目ムラーノは、現在では中古市場に一定数が流通しており、比較的状態の良い車両を手頃な価格で入手できることもポイントです。それほど走行距離が多くない車両を100万円程度の予算で手にできるため、中古車としてお買い得な相場と言えるでしょう。
先代モデルとの比較
2008年9月に日本国内で発売された2代目ムラーノは、初代よりも一回り大きなボディとなり、外観の各所に改良を加えスポーティさを強調したデザインへと進化しました。2代目ムラーノには、初代と同じく2.5L直列4気筒DOHCガソリンエンジンが搭載されていますが、その性能はさらに向上していました。また、エンジン性能の向上に合わせるように、トランスミッションの選択肢が拡張され、より上質な乗り味を実現した点も特徴的です。
初代と比較して燃費性能も向上していましたが、2代目ムラーノは2015年で日本国内での販売を終了しました。現行の3代目ムラーノは、快適な乗り心地と美しいデザインにより、国外市場では依然として人気の高い車種です。
グレードと価格の比較
こちらでは、エクストレイルとムラーノのグレード展開と価格を比較します。具体的なラインナップは下記の通りです。エクストレイルのグレード | メーカー小売希望価格(税込) |
---|---|
S(2WD) | 3,601,400円 |
X(2WD) | 3,840,100円 |
X 90周連記念車(2WD) | 4,043,600円 |
G(2WD) | 4,451,700円 |
AUTECH(2WD) | 4,579,300円 |
AUTECH Advanced Package(2WD) | 5,032,500円 |
S e-4ORCE(4WD) | 3,851,100円 |
X e-4ORCE(4WD・2列) | 4,140,400円 |
X e-4ORCE(4WD・3列) | 4,271,300円 |
X e-4ORCE 90周年記念車(4WD・2列) | 4,343,900円 |
X e-4ORCE 90周年記念車(4WD・3列) | 4,474,800円 |
X e-4ORCE エクストリーマーX(4WD・2列) | 4,492,400円 |
X e-4ORCE エクストリーマーX(4WD・3列) | 4,623,300円 |
G e-4ORCE(4WD) | 4,752,000円 |
AUTECH e-4ORCE(4WD・2列) | 4,841,100円 |
AUTECH e-4ORCE(4WD・3列) | 4,972,000円 |
AUTECH e-4ORCE Advanced Package(4WD) | 5,332,800円 |
ムラーノのグレード | メーカー小売希望価格(税込) |
---|---|
250XL(2WD) | 3,056,400円 |
250XV(2WD) | 3,826,440円 |
250XL FOUR(4WD) | 3,240,000円 |
250XV FOUR(4WD) | 4,010,040円 |
350XV FOUR(4WD) | 4,597,560円 |
一方でムラーノは、エクストレイルと比較すると、価格範囲が3,056,400円〜4,597,560円とやや狭く、絞り込まれたグレードで構成されています。エクストレイルよりもシンプルなラインナップが特徴的ですが、2WD/4WDを選択可能で350XV FOURのようなパワフルなグレードも選択可能です。
外観とボディサイズの比較

エクストレイル | 全長4,660〜4,665mm×全幅1,840mm×全高1,720mm |
---|---|
エクストレイル(AUTECH) | 全長4,675mm×全幅1,840mm×全高1,715〜1,720mm |
ムラーノ | 全長4,845mm×全幅1,885mm×全高1,700〜1,730mm |
ムラーノは都市部での快適なドライブや家族向け、エクストレイルはアウトドアやレジャーなど、より多目的なイメージがあります。
また、エクストレイルとムラーノは、共に大きなボディサイズを持っているため、立体駐車場や機械式駐車場に入庫する際には、特に全長や全幅が制限範囲内であるかを事前に確認することが大切です。
室内の広さを比較

エクストレイル | 室内長1,980〜1,990mm(2列)2,530〜2,545mm(3列)×室内幅1,540mm×室内高1,255mm(パノラミックガラスルーフ装備車は1,215mm) |
---|---|
ムラーノ | 室内長2,040mm×室内幅1,550mm×室内高1,235〜1,255mm |
2列シートの場合でも、標準的なSUVと比較して広めの設定ですが、3列シートではさらに広い室内スペースを確保できます。家族の人数が多い場合や、大人数での移動が多い場合には、3列シートのエクストレイルが大活躍するでしょう。
ムラーノの室内長は、エクストレイルの2列シートより少し長く、3列シートよりも短い設計です。室内幅と室内高は最大値でエクストレイルと同等の数値であり、室内の広さにおいて両車種は肩を並べています。
燃費性能の比較
エクストレイルとムラーノの各グレードの燃費(国土交通省審査値)は下記の通りです。エクストレイルのグレード | WLTCモード | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
---|---|---|---|---|
S/X/G(2WD)2列 | 19.7km/L | 17.3km/L | 21.7km/L | 19.7km/L |
S/X/G e-4ORCE(4WD)2列 | 18.4km/L | 16.1km/L | 20.5km/L | 18.3km/L |
X e-4ORCE(4WD)3列 | 18.3km/L | 16.1km/L | 19.9km/L | 18.4km/L |
ムラーノのグレード | JC08モード |
---|---|
250XL(2WD) | 10.8km/L |
250XV(2WD) | 10.6km/L |
250XL FOUR(4WD) | 10.4km/L |
250XV FOUR(4WD) | 10.4km/L |
350XV FOUR(4WD) | 8.7km/L |
エクストレイルは、2018年から使用されているWLTCモード(国際的な燃費測定基準)により燃費が測定されているのに対し、ムラーノは、2017年まで採用されていたJC08モード(2011年から採用された日本の燃費基準)で測定されています。
JC08モードは、より理想に近い条件で測定するため燃費が高く出る傾向にあり、対するWLTCモードは、より正確で現実的な燃費を示す点が特徴です。
測定モードの違いも含めて燃費について比較すると、エクストレイルとムラーノの燃費は、時代の変遷と燃費性能の向上を如実に表していると言えるでしょう。4WDモデルでも約18km/Lという高い燃費性能を持つエクストレイルに対して、ムラーノの燃費は8.7〜10.8km/Lとかなり低い点に注目してください。
総合的なコストを求める場合には、より燃費性能の高いエクストレイルが有利です。
動力性能の比較
こちらではエクストレイルとムラーノの動力性能を見ていきましょう。両車種のスペックは下記の通りです。エクストレイルのグレード | エンジン種類 | 総排気量 | 最大出力 |
---|---|---|---|
全グレード | DOHC水冷直列3気筒 | 1.479L | 106kW(144PS)/4,400〜5,000r.p.m |
ムラーノのグレード | エンジン種類 | 総排気量 | 最大出力 |
---|---|---|---|
250XL 250XV 250XL FOUR 250XV FOUR |
DOHC直列4気筒 | 2.488L | 125kW(170PS)/5,600r.p.m |
350XV FOUR | DOHC V型6気筒 | 3.498L | 191kW(260PS)/6,000r.p.m |
タイヤサイズの比較
こちらでは、エクストレイルとムラーノのタイヤサイズを比較します。具体的なサイズは下記の通りです。エクストレイル | 235/60R18、235/55R19 |
---|---|
ムラーノ | 235/65R18、235/55R20 |
安全装備の比較

<エクストレイルの安全装備>
・ビークルダイナミクスコントロール
・ヒルスタートアシスト
・インテリジェントエマージェンシーブレーキ
・踏み間違い衝突防止アシスト
・標識検知機能(進入禁止標識検知、最高速度標識検知、一時停止標識検知)
・インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)
・インテリジェントDA(ふらつき警報)
・インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)
・LDW(車線逸脱警報)
・クルーズコントロール
・4輪ベンチレーテッドディスクブレーキ など
<ムラーノの安全装備>
・ブレーキアシスト
・ビークルダイナミクスコントロール
・4輪ベンチレーテッドディスクブレーキ
・バックビューモニター(車幅/距離/予想進路表示機能付)
・フロントサイドビューモニター など
エクストレイルとムラーノは、どちらも日産の車であるため安全装備にも多くの共通点がありますが、やはり製造年代の技術進歩を感じる部分が多くあります。
エアバッグやブレーキシステム、ビークルダイナミクスコントロールなど、基本部分に同じ部分がありますが、エクストレイルにはさらに多数の先進安全技術が採用されており差は歴然です。ムラーノには一昔前の基本的な安全装備が備わっていますが、最新のエクストレイルに搭載されているような先進のアクティブセーフティ機能はついていません。
自動車の安全技術は近年さらに急速に進歩しており、新しいモデルになるほど高度な機能を搭載しています。安全装備を重視するのであれば、新しい車を選ぶのがおすすめです。
ラゲッジスペースの比較

エクストレイル | 奥行940〜1,730mm(2列)330〜1,910mm(3列)×幅1,300mm×高さ795mm 荷室容量:140L~575L |
---|---|
ムラーノ | 奥行-mm×幅-mm×高さ-mm 荷室容量:約400L |
ムラーノのラゲッジスペースは、開口部に十分な余裕があり、段差のないスペースのため荷物の出し入れは非常にスムーズに行えるでしょう。グレード別のリモコンオートバックドアを選択すれば、リモコンや運転席からのスイッチ操作で、簡単にバックドアの開閉が可能です。
おすすめグレードの選び方
車種やグレードの選び方は、個人のライフスタイルや車の用途、好みなどによって千差万別です。しかし、何の基準もなく選ぶと、後になって後悔する原因ともなりかねません。こちらでは、車種やグレードを選ぶ際の基準を、「価格重視」「走り重視」「装備重視」の3つに分けて比較し、一つずつ具体的なグレードをおすすめします。
価格重視
車を選ぶ際に、価格を重視して選ぶことの利点として、車両本体以外の部分にお金を掛けられるという点が挙げられます。したがって、価格を重視して車種やグレードを選ぶのは重要です。エクストレイルを価格重視で選ぶのであれば、全グレード中で最も低価格(税込3,601,400円)な「S(2WD)」がおすすめグレードです。安価にもかかわらず、基本的な性能が高いためコストパフォーマンスに優れています。四輪駆動や追加機能にそれほど必要性を感じていなければ、このグレードで十分に快適な走りを得られるでしょう。
ムラーノの最も低価格なモデルは250XL(2WD)ですが、ムラーノはすでに販売終了しており中古車でしか購入できません。中古車の場合は最も高価なグレードである350XV FOURも、150万円〜200万円ほどで購入可能です。
最新の車で価格を重視するならばエクストレイルのS(2WD)を、価格以外のこだわりがないのであれば中古ムラーノをおすすめします。
走り重視
エンジン性能はハンドリングなどの走り重視で選ぶのであれば、エクストレイルからはS e-4ORCE(4WD・2列)がおすすめです。18.4km/Lと燃費性能も申し分なく、都市部の運転から本格的なアウトドアまで、オールラウンドに活躍できるでしょう。また、ムラーノから選ぶ場合、4WDの350XV FOURがおすすめです。古い設計で燃費には期待できませんが、高出力なエンジンはダイナミックかつパワフルな走りを楽しませてくれます。坂道での加速を求める方にも最適です。
装備重視
装備重視で選ぶ場合、エクストレイルからはG e-4ORCEをおすすめします。このグレードでは、ステアリングやアクセル・ブレーキ・シフトだけでなくパーキングブレーキまでシステム制御するプロパイロットパーキングなど、さらなる安全機能が追加されています。ただし、価格も高くなるため、総合的なバランスを考えてX e-4ORCEという選択肢も検討してみましょう。ムラーノの装備や機能で最も充実しているのは、最上位グレードの350XV FOURです。サイドブラインドモニターやバックビューモニターが全車標準装備されており、高級感のあるインテリアも魅力と言えます。
装備重視で選ぶなら、最新の機能や安全装備が搭載されている、エクストレイルがおすすめです。
※本記事は、2024年6月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
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