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更新日:2024.04.08 / 掲載日:2024.04.08
【2024年版】レクサス NX VS レクサス UXを徹底比較
レクサスから販売されているNXシリーズとUXシリーズは、どちらもメーカー内で高いシェアを誇るクロスオーバーSUVです。
クロスオーバーSUVとは、アウトドアシーンではなく街乗りを想定した仕様のSUVのことです。旅行やドライブなど長距離移動はもちろん、ショッピングや通勤車など普段使いしやすいユーティリティも持ち合わせています。
この記事では、レクサスの代表的なSUVモデルであるNXシリーズとUXシリーズの性能を比較していきます。

レクサスのNXシリーズは、2014年に誕生したクロスオーバーSUVモデルです。親会社のトヨタから販売されていた「ハリアー」の兄弟車にあたり、巷では「3代目ハリアーのレクサス版」とも呼ばれています。
高級カーブランドのレクサスらしいスタイリッシュなエクステリアと、上質で先進的なインテリア装備が特徴で、同価格帯のSUVの中でも高いコストパフォーマンスを誇ります。
現行モデルでは、フルモデルチェンジを機にレクサス史上初のPHEV(プラグインハイブリッド)モデルが登場しました。ガソリン車・ハイブリッド車・プラグインハイブリッド車で異なる走り心地を体感できるため、自分にぴったりのグレードを見つけられるでしょう。
普段使いはもちろん、ドライブやアウトドアシーンが好きな方にもおすすめです。
2021年に発売された2代目NXは現行モデルになります。グレード構成は、「250」「350h」「450h」の3種が用意されています。
初代に比べて、2代目はパワートレインが2つから6つに増加し、走り心地の違いを感じられるグレードがラインナップされています。特に、電気走行距離を大幅に伸ばしたPHEV仕様が新たに追加された点は、大きな話題を呼びました。
もともとNXは、コンパクトサイズSUVらしい軽快な走りと操舵のレスポンシブが特徴でしたが、その強みは2代目にも受け継がれています。また、レクサスらしい力強く切れ味のあるボディデザインも、フルモデルチェンジでより際立つようブラッシュアップされました。

2018年にリリースされたレクサスの「UX300h」シリーズは、走行性能と先進装備に優れたクロスオーバーSUVのHEV(ハイブリッド)モデルです。
2024年1月にはEV(電気自動車)モデル「UX300e」がスタートしており、現在はHEVとEVを中心にグレードが展開されています。
どちらも制振材や遮音材の採用、ラジエーター周辺パーツの追加により、静粛性と操縦安定性に優れた走り心地を体感できます。また、優秀な加速度センサーと高レスポンシブのブレーキシステムによって、柔軟な車速コントロールが可能です。
AWDモデルには出力をサポートするリアモーターが搭載されており、悪路での発進や旋回時でも性能を落とさずに走行できます。また、SUVらしい力強いエクステリアを持ちながら、空気抵抗を抑えたデザインも魅力の1つです。
インテリアは、かごめ模様のシートや和紙調のインパネなど、日本の伝統技術や美意識が各所に見られます。その他、タッチ式の12.3インチディスプレイオーディオやTFT液晶式メーターといった、先進的デジタルテクノロジーも多数搭載。
UX300hは、洗練された走行性能と機能美をあわせ持ったハイグレードな車種といえるでしょう。
初代は、2018年11月発売の200シリーズで、トヨタの「C-HR」と同様のプラットフォームが採用されました。取り回しやすいボディサイズとキビキビとした走り心地を持つクロスオーバーSUVで、オフロードだけでなく街乗りにも向いています。
旋回力やブレーキコントロールに優れている点は、現行モデルと共通しています。急勾配な山道やヘアピンカーブでもなんなく走行できるでしょう。
また、年式が新しいため安全装備も現行モデルと遜色ありません。UXは、安全・安定の運転を両立したハイクラスSUVとして高い人気を誇っています。
両車種の上位グレード・下位グレードともに、価格差は大きくないといえるでしょう。
UXはEV車・ハイブリッド車の2種構成ですが、NXのほうはプラグインハイブリッド車・ハイブリッド車・ガソリン車と、選択肢の幅があります。

こちらでは、NXとUXのボディサイズを比較します。具体的な寸法は以下の通りです。
全体的にNXのほうがボディは大きめです。
基本的にどちらも、グレードごとのボディサイズは統一されています。オプション装備で車高が上がることもないため、機械式立体駐車場を利用する際は、上記の数値を参考にしましょう。
ただし、NXに関しては車高に制限がある立体駐車場だと、駐車できない可能性があります。

こちらでは、NXとUXの室内空間を比較しましょう。両車の寸法は以下の通りです。
ボディサイズはNXのほうが上でしたが、室内空間では両者に大きな差はないといえるでしょう。
同ランク帯のグレードで比較した場合、UXのほうが高燃費といえます。WLTCモードの最大燃費でもおよそ5km/Lの差があるため、長期的なコストパフォーマンスの面では、UXがおすすめです。
なお、UX300eシリーズは電動駆動のみのEV車なため、燃費の記載はありませんが、最大まで充電した場合の走行距離は512kmです。
総排気量はUXのほうが少なめですが、馬力はNXのほうがあります。オフロードや急な山道など、パワーが必要な場所ではNXがおすすめです。
NXはパワーがある分、大口径の20インチタイヤが採用されています。ずっしり安定した走り心地を求めるなら、NXがおすすめです。
一方、UXはタイヤの口径が小さい分、旋回性能に優れています。急なカーブもスイスイ走りたいなら、UXがよいでしょう。

NXとUXはどちらもリリースされた時期が新しく、全グレード共通で予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」が標準搭載されています。当パッケージで使える機能は各車種やグレードごとで異なり、一部の機能はオプションでのみ追加可能です。
NXは全グレード共通でプリクラッシュセーフティ(前方衝突警告機能)が搭載されており、ほかの機能はグレードごとで標準装備、またはオプション対応です。
例えば、車両の周囲確認を補助する機能「パノラミックビューモニター」は、350hグレードのみオプションで、他のグレードでは標準搭載されています。
一方、UXは全グレード共通の安全機能が充実しており、オプション追加できる機能も多数存在します。UXの共通機能は以下の通りです。
・プリクラッシュセーフティ
・レーンディバーチャーアラート
・レーダークルーズコントロール
・ロードサインアシスト
・発進遅れ告知機能
・ドライバー異常対応システム
・プロアクティブドライビングアシスト
上記機能のほか、アダプティブハイビームシステムやオートマチックハイビームシステムが一部のグレードで追加できます。
なお、パノラミックビューモニターは、全グレード共通でオプション装備です。安全装備の充実度で選ぶなら、UXのほうが機能は多いといえるでしょう。

こちらでは、NXとUXの荷室容量を比較します。両者のラゲッジスペースは、以下の通りです。
収納力はNXのほうがより多くの荷物を収められます。旅行やアウトドアシーンなど、大荷物で外にでかけることが多い場合は、NXのほうが適任でしょう。
NXとUXはどちらもグレード構成が似ており、ラインナップも豊富です。グレードごとで走り心地や装備面が異なるため、それぞれの特徴やメリット・デメリットを比較検討して、自分の用途に合ったものを見つけましょう。
また、燃費性能も考慮するなら、NXの「350h」も選択肢の一つです。NXのガソリン車はハイブリッド車に比べると燃費性能が落ちるため、長期的に使うならハイブリッド車がおすすめです。
UX300hは、レクサスのハイブリッド車でありながら、購入価格が400万円台のコストパフォーマンスが高いモデルです。燃費も25.2km/L(WLTCモード)と高水準なため、維持コストの面でも優秀です。また、燃費性能はグレードごとで大きな差はないため、エクステリアやインテリアの装備に大きくこだわりがない方に向いています。
NXの350 “F SPORT”は、全グレードの中で唯一、2.4Lインタークーラーターボが搭載された専用モデル。出力205kW(279PS)/6,000r.p.mと高パワーなため、道路環境に左右されにくい快適な走り心地を体感できるでしょう。
UXのAWDタイプは、全グレード共通で電動駆動のリアモーターが搭載。最高出力30kW(41PS)の後輪駆動が、走りだしを強力にサポートしてくれます。コーナリングのコントロール力も相まって、悪路やオフロードでもストレスなく走行できるでしょう。山道の走行が多い日やアウトドアシーンに適したモデルといえます。
NX450h+ “F SPORT”は、本来オプション装備である三眼フルLEDヘッドランプが標準搭載。”F SPORT”専用のパフォーマンスダンパー、TFT液晶式メーター、本革シフトノブとステアリングにより、高級で質感のよい運転を体感できます。
また、450h+はPHEVモデルなので、デフォルトで電動走行モードが使えます。走行中の車内とは思えない静かさを感じられるでしょう。
UX300h “version L”は、インテリアにレクサスのロゴが入ったスカッフプレートや本革シートがグレード専用装備として搭載されています。また、本来オプションである「ITS Connect」が標準で備え付けられており、車間や道路のリアルタイムな情報をキャッチ可能です。快適な車内空間と安全運転を重視する方に適したモデルといえるでしょう。
※本記事は、2024年3月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
クロスオーバーSUVとは、アウトドアシーンではなく街乗りを想定した仕様のSUVのことです。旅行やドライブなど長距離移動はもちろん、ショッピングや通勤車など普段使いしやすいユーティリティも持ち合わせています。
この記事では、レクサスの代表的なSUVモデルであるNXシリーズとUXシリーズの性能を比較していきます。
この記事の目次
レクサス NXのプロフィール

高級カーブランドのレクサスらしいスタイリッシュなエクステリアと、上質で先進的なインテリア装備が特徴で、同価格帯のSUVの中でも高いコストパフォーマンスを誇ります。
現行モデルでは、フルモデルチェンジを機にレクサス史上初のPHEV(プラグインハイブリッド)モデルが登場しました。ガソリン車・ハイブリッド車・プラグインハイブリッド車で異なる走り心地を体感できるため、自分にぴったりのグレードを見つけられるでしょう。
普段使いはもちろん、ドライブやアウトドアシーンが好きな方にもおすすめです。
先代モデルとの比較
2014年に登場した初代NXのグレード構成は、「200」「200h」「200t」「300」「300h」の5種類でした。2021年に発売された2代目NXは現行モデルになります。グレード構成は、「250」「350h」「450h」の3種が用意されています。
初代に比べて、2代目はパワートレインが2つから6つに増加し、走り心地の違いを感じられるグレードがラインナップされています。特に、電気走行距離を大幅に伸ばしたPHEV仕様が新たに追加された点は、大きな話題を呼びました。
もともとNXは、コンパクトサイズSUVらしい軽快な走りと操舵のレスポンシブが特徴でしたが、その強みは2代目にも受け継がれています。また、レクサスらしい力強く切れ味のあるボディデザインも、フルモデルチェンジでより際立つようブラッシュアップされました。
レクサス UXのプロフィール

2024年1月にはEV(電気自動車)モデル「UX300e」がスタートしており、現在はHEVとEVを中心にグレードが展開されています。
どちらも制振材や遮音材の採用、ラジエーター周辺パーツの追加により、静粛性と操縦安定性に優れた走り心地を体感できます。また、優秀な加速度センサーと高レスポンシブのブレーキシステムによって、柔軟な車速コントロールが可能です。
AWDモデルには出力をサポートするリアモーターが搭載されており、悪路での発進や旋回時でも性能を落とさずに走行できます。また、SUVらしい力強いエクステリアを持ちながら、空気抵抗を抑えたデザインも魅力の1つです。
インテリアは、かごめ模様のシートや和紙調のインパネなど、日本の伝統技術や美意識が各所に見られます。その他、タッチ式の12.3インチディスプレイオーディオやTFT液晶式メーターといった、先進的デジタルテクノロジーも多数搭載。
UX300hは、洗練された走行性能と機能美をあわせ持ったハイグレードな車種といえるでしょう。
先代モデルとの比較
レクサスのUXシリーズは、現行の300hシリーズが2代目にあたる、比較的新しい車種です。初代は、2018年11月発売の200シリーズで、トヨタの「C-HR」と同様のプラットフォームが採用されました。取り回しやすいボディサイズとキビキビとした走り心地を持つクロスオーバーSUVで、オフロードだけでなく街乗りにも向いています。
旋回力やブレーキコントロールに優れている点は、現行モデルと共通しています。急勾配な山道やヘアピンカーブでもなんなく走行できるでしょう。
また、年式が新しいため安全装備も現行モデルと遜色ありません。UXは、安全・安定の運転を両立したハイクラスSUVとして高い人気を誇っています。
グレードと価格の比較
こちらでは、NXとUXの価格とグレード構成を紹介します。両者のラインナップは以下の通りです。NXのグレード (プラグインハイブリッド車) |
メーカー小売希望価格 |
---|---|
NX450h+ “version L”(AWD) | 7,495,000円 |
NX450h+ “F SPORT”(AWD) | 7,585,000円 |
NX450h+ “OVERTRAIL”(AWD) | 7,725,000円 |
NX350h+ “OVERTRAIL”(AWD) | 6,876,000円 |
NXのグレード (ハイブリッド車) |
メーカー小売希望価格 |
---|---|
NX350h “version L”(2WD・AWD) | 6,376,000~6,646,000円 |
NX350h “F SPORT”(2WD・AWD) | 6,406,000~6,676,000円 |
NX350h(2WD・AWD) | 5,500,000~5,770,000円 |
NXのグレード (ガソリン車) |
メーカー小売希望価格 |
---|---|
NX350 “F SPORT”(AWD) | 6,306,000円 |
NX350+ “OVERTRAIL”(AWD) | 6,506,000円 |
NX250 “version L”(2WD・AWD) | 5,686,000~5,956,000円 |
NX250(2WD・AWD) | 4,850,000~5,120,000円 |
UXのグレード (EV車) |
メーカー小売希望価格 |
---|---|
UX300e “version L”(FWD) | 7,050,000円 |
UX300e “version C”(FWD) | 6,500,000円 |
UXのグレード (ハイブリッド車) |
メーカー小売希望価格 |
---|---|
UX300h “version L”(2WD・AWD) | 5,392,000〜 5,657,000円 |
UX300h “F SPORT”(2WD・AWD) | 5,241,000〜5,506,000円 |
UX300h “version C”(2WD・AWD) | 4,803,000〜5,068,000円 |
UX300h(2WD・AWD) | 4,559,000〜4,824,000円 |
UXはEV車・ハイブリッド車の2種構成ですが、NXのほうはプラグインハイブリッド車・ハイブリッド車・ガソリン車と、選択肢の幅があります。
外観とボディサイズの比較

NX | 全長4,660mm×全幅1,865mm ×全高1,660~1,675mm |
---|---|
UX | 全長4,495mm×全幅1,840mm ×全高1,540mm |
基本的にどちらも、グレードごとのボディサイズは統一されています。オプション装備で車高が上がることもないため、機械式立体駐車場を利用する際は、上記の数値を参考にしましょう。
ただし、NXに関しては車高に制限がある立体駐車場だと、駐車できない可能性があります。
室内の広さを比較

NX | 室内長1,805mm×室内幅1,520mm×室内高1,195mm |
---|---|
UX | 室内長1,830mm×室内幅1,520mm×室内高1,170mm |
燃費性能の比較
NXとUXの各グレードごとの燃費(国土交通量審査値)は下記の通りです。NXのグレード (プラグインハイブリッド車) |
WLTCモード | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
---|---|---|---|---|
NX450h+ “version L”(AWD) NX450h+ “F SPORT”(AWD) |
19.6km/L | 17.2km/L | 21.0km/L | 20.0km/L |
NX450h+ “OVERTRAIL”(AWD) | 19.6km/L | 17.9km/L | 20.2km/L | 20.1km/L |
NXのグレード (ハイブリッド車) |
WLTCモード | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
---|---|---|---|---|
NX350h “version L”(2WD) NX350h “F SPORT”(2WD) |
20.9km/L | 18.2km/L | 22.5km/L | 21.3km/L |
NX350h “version L”(AWD) NX350h “F SPORT”(AWD) |
19.9km/L | 17.6km/L | 21.0km/L | 20.4km/L |
NX350h(2WD) | 22.2km/L | 19.2km/L | 24.4km/L | 22.4km/L |
NX350h “OVERTRAIL”(AWD) | 20.1km/L | 17.7km/L | 21.3km/L | 20.5km/L |
NX350h(AWD) | 21.6km/L | 18.7km/L | 23.5km/L | 21.9km/L |
NXのグレード (ガソリン車) |
WLTCモード | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
---|---|---|---|---|
NX350 “F SPORT”(AWD) | 11.7km/L | 8.7km/L | 11.6km/L | 13.7km/L |
NX350 “OVERTRAIL”(AWD) | 11.7km/L | 8.8km/L | 11.7km/L | 13.8km/L |
NX250 “version L”(2WD) | 13.9km/L | 10.2km/L | 13.9km/L | 16.3km/L |
NX250 “version L”(AWD) | 13.5km/L | 10.2km/L | 13.5km/L | 15.6km/L |
NX250(AWD) | 13.9km/L | 10.3km/L | 13.9km/L | 16.4km/L |
UXのグレード (EV車) |
WLTCモード | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
---|---|---|---|---|
UX300e “version L”(FWD) | 記載なし | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
UX300e “version C”(FWD) | 記載なし | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
UXのグレード (ハイブリッド車) |
WLTCモード | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
---|---|---|---|---|
UX300h “version L”(2WD) | 26.3km/L | 25.1km/L | 28.7km/L | 25.4km/L |
UX300h “version L”(AWD) | 25.0km/L | 23.1km/L | 27.7km/L | 24.3km/L |
UX300h “F SPORT”(2WD) | 24.7km/L | 23.2km/L | 26.9km/L | 24.1km/L |
UX300h “F SPORT”(AWD) | 23.4km/L | 21.6km/L | 25.6km/L | 23.0km/L |
UX300h “version C”(2WD) | 26.3km/L | 25.1km/L | 28.7km/L | 25.4km/L |
UX300h “version C”(AWD) | 25.2km/L | 23.2km/L | 27.9km/L | 24.4km/L |
UX300h(2WD) | 26.3km/L | 25.1km/L | 28.7km/L | 25.4km/L |
UX300h(AWD) | 25.2km/L | 23.2km/L | 27.9km/L | 24.4km/L |
なお、UX300eシリーズは電動駆動のみのEV車なため、燃費の記載はありませんが、最大まで充電した場合の走行距離は512kmです。
動力性能の比較
こちらでは、NXとUXの動力性能を見ていきましょう。両車種のスペックは下記の通りです。NXのグレード | エンジン種類 | 総排気量 | 最大出力 |
---|---|---|---|
プラグインハイブリッド車(全グレード) | 直列4気筒 | 2.487L | 136kW(185PS)/6,000r.p.m |
ハイブリッド車(全グレード) | 直列4気筒 | 2.487L | 140kW(190PS)/6,000r.p.m |
ガソリン車(NX350 “F SPORT”、NX350 “OVERTRAIL”) | 直列4気筒インタークーラー付ターボ | 2.393L | 205kW(279PS)/6,000r.p.m |
ガソリン車(NX250 “version L”、NX250) | 直列4気筒 | 2.487L | 148kW(201PS)/6,600r.p.m |
UXのグレード | エンジン種類 | 総排気量 | 最大出力 |
---|---|---|---|
EV車(全グレード) | 交流同期電動機 | EV車のため排気なし(総電力量73kWh) | 150kW(203PS) |
ハイブリッド車(全グレード) | 直列4気筒 | 1.986L | 112kW(152PS)/6,000r.p.m |
タイヤサイズの比較
こちらでは、NXとUXのタイヤサイズを比較します。NXのグレード | タイヤサイズ |
---|---|
NX450h+ “version L” NX450h+ “F SPORT” |
235/50R20、235/60R18(オプション) |
NX450h+ “OVERTRAIL” | 235/60R18 |
NX350h “version L” NX350h “F SPORT” |
235/50R20、235/60R18(オプション) |
NX350h | 235/60R18 |
NX350 “F SPORT” | 235/50R20 |
NX350 “OVERTRAIL” | 235/60R18 |
NX250 “version L” | 235/50R20 |
NX250 | 235/60R18 |
UXのグレード | タイヤサイズ |
---|---|
UX300e “version L” | 225/50R18 |
UX300e “version C” | 215/60R17 |
UX300h “version L” | 225/50R18、225/50RF18(オプション) |
UX300h “F SPORT” | 225/50RF18 |
UX300h “version C” | 215/60R17 |
UX300h | 215/60R17、225/50RF18(オプション) |
一方、UXはタイヤの口径が小さい分、旋回性能に優れています。急なカーブもスイスイ走りたいなら、UXがよいでしょう。
安全装備の比較

NXは全グレード共通でプリクラッシュセーフティ(前方衝突警告機能)が搭載されており、ほかの機能はグレードごとで標準装備、またはオプション対応です。
例えば、車両の周囲確認を補助する機能「パノラミックビューモニター」は、350hグレードのみオプションで、他のグレードでは標準搭載されています。
一方、UXは全グレード共通の安全機能が充実しており、オプション追加できる機能も多数存在します。UXの共通機能は以下の通りです。
・プリクラッシュセーフティ
・レーンディバーチャーアラート
・レーダークルーズコントロール
・ロードサインアシスト
・発進遅れ告知機能
・ドライバー異常対応システム
・プロアクティブドライビングアシスト
上記機能のほか、アダプティブハイビームシステムやオートマチックハイビームシステムが一部のグレードで追加できます。
なお、パノラミックビューモニターは、全グレード共通でオプション装備です。安全装備の充実度で選ぶなら、UXのほうが機能は多いといえるでしょう。
ラゲッジスペースの比較

NX | 奥行982mm×幅1,006〜1,387mm×高さ450mm 荷室容量:最大520L |
---|---|
UX | 奥行790mm×幅1,250mm×高さ690〜810mm 荷室容量:最大310L(EV車・ガソリン車)、最大268L(ハイブリッド車) |
おすすめグレードの選び方
ここからは、NXとUXのおすすめグレードを「価格」「走り」「装備」の3つの観点から紹介します。NXとUXはどちらもグレード構成が似ており、ラインナップも豊富です。グレードごとで走り心地や装備面が異なるため、それぞれの特徴やメリット・デメリットを比較検討して、自分の用途に合ったものを見つけましょう。
価格重視
コストパフォーマンスの視点で選ぶなら、下記のグレードがおすすめです。NXの「250」、UXなら「300h」をおすすめします。どちらも購入価格が500万円を下回るため、レクサスの中でもエントリーモデルとして人気があります。また、燃費性能も考慮するなら、NXの「350h」も選択肢の一つです。NXのガソリン車はハイブリッド車に比べると燃費性能が落ちるため、長期的に使うならハイブリッド車がおすすめです。
UX300hは、レクサスのハイブリッド車でありながら、購入価格が400万円台のコストパフォーマンスが高いモデルです。燃費も25.2km/L(WLTCモード)と高水準なため、維持コストの面でも優秀です。また、燃費性能はグレードごとで大きな差はないため、エクステリアやインテリアの装備に大きくこだわりがない方に向いています。
走り重視
走行性能や走り心地の快適さで選ぶなら、NXの「350 “F SPORT”」、UXならAWDタイプのグレードをおすすめします。NXの350 “F SPORT”は、全グレードの中で唯一、2.4Lインタークーラーターボが搭載された専用モデル。出力205kW(279PS)/6,000r.p.mと高パワーなため、道路環境に左右されにくい快適な走り心地を体感できるでしょう。
UXのAWDタイプは、全グレード共通で電動駆動のリアモーターが搭載。最高出力30kW(41PS)の後輪駆動が、走りだしを強力にサポートしてくれます。コーナリングのコントロール力も相まって、悪路やオフロードでもストレスなく走行できるでしょう。山道の走行が多い日やアウトドアシーンに適したモデルといえます。
装備重視
装備面を重視するなら、NXの「450h+ “F SPORT”」、UXなら「UX300h “version L”」がおすすめです。どちらも最高ランクにあたるグレードですが、エクステリアパーツ・インテリアの素材・便利機能など各種装備がランクアップします。NX450h+ “F SPORT”は、本来オプション装備である三眼フルLEDヘッドランプが標準搭載。”F SPORT”専用のパフォーマンスダンパー、TFT液晶式メーター、本革シフトノブとステアリングにより、高級で質感のよい運転を体感できます。
また、450h+はPHEVモデルなので、デフォルトで電動走行モードが使えます。走行中の車内とは思えない静かさを感じられるでしょう。
UX300h “version L”は、インテリアにレクサスのロゴが入ったスカッフプレートや本革シートがグレード専用装備として搭載されています。また、本来オプションである「ITS Connect」が標準で備え付けられており、車間や道路のリアルタイムな情報をキャッチ可能です。快適な車内空間と安全運転を重視する方に適したモデルといえるでしょう。
※本記事は、2024年3月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
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