中古車購入チェックポイント
更新日:2024.10.21 / 掲載日:2024.01.13
トヨタ クラウンVSトヨタ セルシオを徹底比較
トヨタのクラウンとセルシオの歴史は古く、いずれもトヨタを象徴するセダンです。そのため、両車種は比較される機会が多く車を購入する際に「どちらが自分に適しているのだろう?」と、悩む方もいるでしょう。
この記事では、クラウンとセルシオの歴史を振り返り、価格や走行性など様々な観点から比較します。クラウンは2023年に新型が発売され、セルシオは中古車市場で根強い人気があり、それぞれ異なる形で注目を集める車種です。当記事を参考に両車種の違いを確認してみましょう。
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クラウンは1955年の発売以来、トヨタの人気セダンです。「高級なセダンといえばクラウン」とイメージされるように上質なボディデザインやインテリアはミドル層を中心に支持を集めています。
また、モデルチェンジのたびに当時のニーズを反映しており、クラウンを見ると時代の流れが分かります。例えば、初代クラウンはトヨタの独自技術のみで作られ、タクシーやハイヤーの定番車として普及。3代目のクラウンでは憧れを表した「白いクラウン」など、その時々の流行を表しています。
それ以降もモデルチェンジを繰り返すなかで最新技術を積極的に取り入れたり、居住空間の充実を意識したり、常にユーザーのニーズに沿った開発が行われてきました。
13代目のクラウンは2008年から2012年まで販売されたモデルで、ここからハイブリッドモデルが登場しています。この頃から環境への配慮が叫ばれ始め、クラウンは世間が求める声を車種に反映しています。先代の曲線を描くボディを残しつつも、フロントデザインにはシャープなデザインを採用している点が特徴的です。
14代目クラウンは2012年から2018年まで販売された車種です。フロントグリルのデザインが大きく変化し、一目でクラウンだと分かる躍動感のあるデザインが特徴的です。この頃、ピンククラウンと呼ばれる明るいボディカラーの用意が話題を呼びました。
14代目の後期には茜色や空色、若草色など日本の伝統的なカラーを取り入れていたことも年代問わずユーザーを集めるきっかけになりました。
15代目クラウンは2018年から2022年まで販売されたモデルで、ドイツのニュルブルグリンクで鍛えられたボディが特徴的です。車両性能の向上が見られ、スポーティなクラウンとしてミドル層だけでなく若年層からも人気が高いモデルと言えるでしょう。
そして、2023年11月には16代目のクラウンの予約が開始されました。時代のニーズにあわせ、ワゴンとSUVを融合したデザインやクロスオーバーなど、セダンのみにとどまらずモデルにも多様性が見られます。
今後もクラウンは時代を反映し、進化を続けることが期待されるでしょう。

セルシオは平成元年に発売されたトヨタのセダンです。2006年に販売終了したものの、その人気は根強く現在も中古車市場で需要が見られます。
セルシオの車種名はラテン語で「至上」「最上」を意味する言葉を英語読みにしたものから来ています。
なお、セルシオは2006年に3代目を最後に販売終了。しかし、それまで長年積み重ねてきた叡智はレクサスブランドの「LSシリーズに」に受け継がれています。
2代目のセルシオは1994年から2000年まで販売されたモデルです。ボディデザインは初代を踏襲しながらもプラットフォームの改良を行い、後部座席の居住性が大きく向上しました。さらに、最小回転半径が縮小され、小回りがきくようになった点もドライバーに嬉しいポイントです。
6年の間でセルシオは前期・後期に分けられますが、後期では盗難対策としてエンジンイモビライザーが標準装備されました。また、セルシオの10周年を記念して特別仕様車が販売されたことも特徴的です。
3代目は2000年から2006年まで発売されたモデルを指します。ボディデザインが先代から大きく変化し、箱型でなく曲面を採用し優雅な印象を受けます。ここから電子制御機構が大幅に増加し、全てのドアにイージークローザーが装備され、かつスマートキーシステムの選択が可能になりました。
内装は高級ホテルや航空機のファーストクラスを彷彿させるデザインで、乗る人の満足感を高めます。なお、グレード構成は「A仕様」「B仕様」「C仕様」という3種類でした。
なお、セルシオは2003年に「トヨタが2005年から日本国内でレクサスブランドを展開する」と発表し、2006年に生産終了を迎えました。
その後はレクサスLSシリーズとして、特徴を受け継がれつつも時代にあわせて変化を続けています。
いずれも高級車と呼ぶにふさわしい価格帯です。
クラウンは16代目になりハイブリッド車と燃料電池車の用意になりました。そのため、価格もやや高めの設定です。
セルシオは新車価格で600万円〜800万円です。中古車市場ではそれよりも低めの設定かつ状態によってはさらに価格が下がるでしょう。

ここからはクラウンとプリウスのボディサイズを比較してみましょう。サイズは下記の通りです。
ボディサイズではクラウンの方が大きな特徴があります。なお、クラウンはモデルチェンジを重ねるたびにボディサイズが拡張されています。
両車種のボディサイズはそれほど大きな違いではありませんが、迫力のある車に乗りたい場合はクラウンがおすすめです。フロントデザインも相まって、ダイナミックな印象を与えます。
両車種とも高さは1.5m以下のため、1.75mなど高さ制限がある機械式駐車場や立体駐車場は無理なく駐車できるでしょう。ただし、セダンの場合は後方が見えづらいためバック駐車時には注意しましょう。

こちらではクラウンとセルシオの室内空間を比較します。具体的な寸法は下記の通りです。
ボディサイズはクラウンの方が大きい傾向にありますが、室内空間はセルシオが広く確保されています。長さ・高さともにワイドなため窮屈さを感じにくいでしょう。
10・15モードは1991年に定められた燃費測定方法で、2011年4月の「JC08モード」採用を機に無くなっています。また、2017年にはJC08モードから「WLTCモード」に変更し、現状の燃費記載になっています。
※燃料電池車の数値記載はありません。
クラウンはハイブリッド車と燃料電池車の扱いがあります。ハイブリッド車は国産車で多く採用される4気筒で不自由のない走行性です。燃料電池車はその独特の走行感から慣れるまで違和感を覚える方もいるでしょう。しかし、燃料電池車のクリーンな仕組みは今後広がることが予想されるため、選択肢のひとつとしておすすめです。
セルシオは外国車に使用される8気筒のエンジンを採用しており、力強い走りが期待できます。なお、V8エンジンは重低音が特徴的で、その音を感じたいがゆえにセルシオを中古車で購入する根強いファンも見られます。
クラウンは3つのタイヤサイズから選択でき、セルシオはグレードによってタイヤサイズが異なります。
なお、タイヤサイズは大きくなると価格も数百円から千円以上と高くなるため、維持費が気になる場合は必ずチェックしましょう。タイヤは数年に一度履き替えが必要で、1本あたり1万円以上かかります。さらに、雪が降る地域の場合はスタッドレスタイヤ(スノータイヤ)も必要なため、費用に加えておきましょう。

こちらではクラウンとセルシオの安全性能を比較します。
クラウンにはトヨタの最新技術が詰まった「Toyota Safety Sense」と「トヨタチームメイト」が装備されており、走行時や駐車時など様々なシーンで安全運転をサポート可能です。
Toyota Safety Senseには下記の機能が搭載されています。
・プリクラッシュセーフティ
・レーントレーシングアシスト
・レーンディパーチャーアラート
・レーダークルーズコントロール
・アダプティブハイビームシステム
・ロードサインアシスト
・ドライバー異常時対応システム
・プロアクティブドライビングアシスト
・発進遅れ告知機能
・緊急時操舵支援(アクティブ操舵機能付)
・フロントクロストラフィックアラート
・レーンチェンジアシスト
衝突や高速道路走行時、歩行者との遭遇など様々なシーンを想定し、自己を未然に防いだり、被害を最小限に留められる機能が備わっています。
トヨタチームメイトでは駐車時が苦手な方も安心して駐車できたり、渋滞時のヒヤリを防止する機能が特徴的です。
セルシオは20年以上前の車であることから、安全性能は最新のクラウンにどうしても劣ります。しかし、SRSエアバッグや頭部衝突緩和構造の室内、ブレーキアシストやVSC/TRCなど、当時からドライバーの安全運転をサポートする装備がいくつも搭載されています。

こちらではクラウンとセルシオのラゲッジスペースを比較します。
ラゲッジスペースは「荷室」とも呼ばれ、荷物を多く積みたい人にとって気になるポイントです。それぞれの寸法と荷室容量は下記の通りです。
セルシオはラゲッジスペースの寸法を得られませんでしたが、荷室容量は多く積める特徴があります。クラウンも450Lと広めのスペースを確保しているため、普段の買い物や旅行などの対応は可能でしょう。
今回紹介するセルシオは中古車市場での扱いになるため、車種だけでなくグレードのチェックも欠かせません。自分が重視するポイントを意識して車選びを行いましょう。
セルシオを価格重視で選ぶなら「A仕様」がおすすめです。新車価格は5,932,500円ですが、中古車市場ではそれ以下の価格で取り扱いがあります。また、中古車の場合はグレードだけでなく車の状態で価格が変動するため、C仕様など高いグレードの車を見つけられる可能性もあるでしょう。
ハイブリッド車の場合、販売数が多いことから燃料確保が比較的容易ですが、燃料電池車の場合は水素ステーションが近くにない場合、不便さを感じます。
徐々に水素ステーションの数が増加しており、かつ燃料電池車は長く走行できる特徴を持つものの、地域によっては県内に2店舗しか施設がなかったり近くに設置がなかったりと不便さを感じます。ストレスフリーに走行するためにも燃料の確保にもフォーカスしてみましょう。
セルシオの場合は「eR仕様」がおすすめです。eR仕様は他の仕様車とサスペンション部分で大きく違い、スポーティーな走りが可能です。固めのサスペンションはスポーツカーを彷彿させる乗り心地です。
なお、柔らかな乗り心地を求める場合は「C仕様」がおすすめです。
セルシオはC仕様の「インテリアセレクション」モデルがおすすめです。本革で着席時の蒸れを防ぐエアーシートやリヤオートエアコンが特徴的です。
※本記事は、2023年12月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
この記事では、クラウンとセルシオの歴史を振り返り、価格や走行性など様々な観点から比較します。クラウンは2023年に新型が発売され、セルシオは中古車市場で根強い人気があり、それぞれ異なる形で注目を集める車種です。当記事を参考に両車種の違いを確認してみましょう。

この記事の目次
トヨタ クラウンのプロフィール

また、モデルチェンジのたびに当時のニーズを反映しており、クラウンを見ると時代の流れが分かります。例えば、初代クラウンはトヨタの独自技術のみで作られ、タクシーやハイヤーの定番車として普及。3代目のクラウンでは憧れを表した「白いクラウン」など、その時々の流行を表しています。
それ以降もモデルチェンジを繰り返すなかで最新技術を積極的に取り入れたり、居住空間の充実を意識したり、常にユーザーのニーズに沿った開発が行われてきました。
先代モデルとの比較
クラウンは1955年の発売以来、16代にわたりモデルチェンジを繰り返しています。今回は直近3代の特徴を紹介します。13代目のクラウンは2008年から2012年まで販売されたモデルで、ここからハイブリッドモデルが登場しています。この頃から環境への配慮が叫ばれ始め、クラウンは世間が求める声を車種に反映しています。先代の曲線を描くボディを残しつつも、フロントデザインにはシャープなデザインを採用している点が特徴的です。
14代目クラウンは2012年から2018年まで販売された車種です。フロントグリルのデザインが大きく変化し、一目でクラウンだと分かる躍動感のあるデザインが特徴的です。この頃、ピンククラウンと呼ばれる明るいボディカラーの用意が話題を呼びました。
14代目の後期には茜色や空色、若草色など日本の伝統的なカラーを取り入れていたことも年代問わずユーザーを集めるきっかけになりました。
15代目クラウンは2018年から2022年まで販売されたモデルで、ドイツのニュルブルグリンクで鍛えられたボディが特徴的です。車両性能の向上が見られ、スポーティなクラウンとしてミドル層だけでなく若年層からも人気が高いモデルと言えるでしょう。
そして、2023年11月には16代目のクラウンの予約が開始されました。時代のニーズにあわせ、ワゴンとSUVを融合したデザインやクロスオーバーなど、セダンのみにとどまらずモデルにも多様性が見られます。
今後もクラウンは時代を反映し、進化を続けることが期待されるでしょう。
トヨタ セルシオのプロフィール

セルシオの車種名はラテン語で「至上」「最上」を意味する言葉を英語読みにしたものから来ています。
なお、セルシオは2006年に3代目を最後に販売終了。しかし、それまで長年積み重ねてきた叡智はレクサスブランドの「LSシリーズに」に受け継がれています。
先代モデルとの比較
セルシオは1989年から1994年まで販売されたものが初代モデルです。現在、目にする機会が多い楕円形を組み合わせたトヨタのエンブレムを最初に装着した車でもあります。また、日本車の中では初めて自発公式メーターを採用した点も当時話題になりました。2代目のセルシオは1994年から2000年まで販売されたモデルです。ボディデザインは初代を踏襲しながらもプラットフォームの改良を行い、後部座席の居住性が大きく向上しました。さらに、最小回転半径が縮小され、小回りがきくようになった点もドライバーに嬉しいポイントです。
6年の間でセルシオは前期・後期に分けられますが、後期では盗難対策としてエンジンイモビライザーが標準装備されました。また、セルシオの10周年を記念して特別仕様車が販売されたことも特徴的です。
3代目は2000年から2006年まで発売されたモデルを指します。ボディデザインが先代から大きく変化し、箱型でなく曲面を採用し優雅な印象を受けます。ここから電子制御機構が大幅に増加し、全てのドアにイージークローザーが装備され、かつスマートキーシステムの選択が可能になりました。
内装は高級ホテルや航空機のファーストクラスを彷彿させるデザインで、乗る人の満足感を高めます。なお、グレード構成は「A仕様」「B仕様」「C仕様」という3種類でした。
なお、セルシオは2003年に「トヨタが2005年から日本国内でレクサスブランドを展開する」と発表し、2006年に生産終了を迎えました。
その後はレクサスLSシリーズとして、特徴を受け継がれつつも時代にあわせて変化を続けています。
グレードと価格の比較
ここからはクラウンとセルシオの価格とグレードを紹介します。クラウンのグレード | メーカー希望小売価格 |
---|---|
Z(ハイブリッド車) | 7,300,000円(税込) |
Z(燃料電池車) | 8,300,000円(税込) |
セルシオのグレード | メーカー希望小売価格 |
---|---|
A仕様 | 5,932,500円 |
eR仕様 | 6,510,000円 |
C仕様 | 6,667,500円 |
C仕様 インテリアセレクション | 7,213,500円 |
C仕様 Fパッケージ | 7,476,000円 |
C仕様 Fパッケージ インテリアセレクション | 7,875,000円 |
クラウンは16代目になりハイブリッド車と燃料電池車の用意になりました。そのため、価格もやや高めの設定です。
セルシオは新車価格で600万円〜800万円です。中古車市場ではそれよりも低めの設定かつ状態によってはさらに価格が下がるでしょう。
外観とボディサイズの比較

クラウン | 全長5,030mm×全幅1,890mm×全高1,475mm |
セルシオ | 全長4,995mm×全幅1,830mm ×全高1,470〜1,490mm |
両車種のボディサイズはそれほど大きな違いではありませんが、迫力のある車に乗りたい場合はクラウンがおすすめです。フロントデザインも相まって、ダイナミックな印象を与えます。
両車種とも高さは1.5m以下のため、1.75mなど高さ制限がある機械式駐車場や立体駐車場は無理なく駐車できるでしょう。ただし、セダンの場合は後方が見えづらいためバック駐車時には注意しましょう。
室内の広さを比較

クラウン | 室内長1,970mm×室内幅1,595mm×室内高1,135mm |
セルシオ | 室内長2,080mm×室内幅1,535mm×室内高1,165〜1,210mm |
燃費性能の比較
こちらではクラウンとセルシオの燃費を比較します。なお、クラウンは現行のWLTCモードでの燃費記載ですが、セルシオは「10・15モード」での燃料記載のため参考程度に留めて下さい。10・15モードは1991年に定められた燃費測定方法で、2011年4月の「JC08モード」採用を機に無くなっています。また、2017年にはJC08モードから「WLTCモード」に変更し、現状の燃費記載になっています。
クラウンのグレード ハイブリッド車 |
WLTCモード | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
---|---|---|---|---|
Z(2.5L) | 18.0km/L | 14.4km/L | 18.4km/L | 19.7km/L |
セルシオのグレード | 10・15モード |
---|---|
全グレード | 8km/L |
動力性能の比較
こちらではクラウンとセルシオの動力性能を紹介します。クラウンのグレード | エンジン種類 | 総排気量 | 最大出力 |
---|---|---|---|
ハイブリッド車 | 直列4気筒 | 2.487L | 136kW(185PS)/6,000r.p.m |
燃料電池車 | 圧縮水素高圧タンク(3本) | タンク容量 141(前方64+中52+後方25) |
134kW(182PS)/6,940rpm |
セルシオのグレード | エンジン種類 | 総排気量 | 最大出力 |
---|---|---|---|
ガソリン車 | V型8気筒DOHC | 4.292L | 206kW(280PS)/5,600r.p.m |
セルシオは外国車に使用される8気筒のエンジンを採用しており、力強い走りが期待できます。なお、V8エンジンは重低音が特徴的で、その音を感じたいがゆえにセルシオを中古車で購入する根強いファンも見られます。
タイヤサイズの比較
こちらではクラウンとセルシオのタイヤサイズを比較します。クラウンのグレード | タイヤサイズ |
---|---|
ハイブリッド車 燃料電池車 |
225/60R18 225/55R19 225/55R1 |
セルシオのグレード | タイヤサイズ |
---|---|
A仕様 | 225/55R17 |
eR仕様 | 245/45R18 |
C仕様 Fパッケージ C仕様 Fパッケージ インテリアセレクション |
225/55R17 |
なお、タイヤサイズは大きくなると価格も数百円から千円以上と高くなるため、維持費が気になる場合は必ずチェックしましょう。タイヤは数年に一度履き替えが必要で、1本あたり1万円以上かかります。さらに、雪が降る地域の場合はスタッドレスタイヤ(スノータイヤ)も必要なため、費用に加えておきましょう。
安全装備の比較

クラウンにはトヨタの最新技術が詰まった「Toyota Safety Sense」と「トヨタチームメイト」が装備されており、走行時や駐車時など様々なシーンで安全運転をサポート可能です。
Toyota Safety Senseには下記の機能が搭載されています。
・プリクラッシュセーフティ
・レーントレーシングアシスト
・レーンディパーチャーアラート
・レーダークルーズコントロール
・アダプティブハイビームシステム
・ロードサインアシスト
・ドライバー異常時対応システム
・プロアクティブドライビングアシスト
・発進遅れ告知機能
・緊急時操舵支援(アクティブ操舵機能付)
・フロントクロストラフィックアラート
・レーンチェンジアシスト
衝突や高速道路走行時、歩行者との遭遇など様々なシーンを想定し、自己を未然に防いだり、被害を最小限に留められる機能が備わっています。
トヨタチームメイトでは駐車時が苦手な方も安心して駐車できたり、渋滞時のヒヤリを防止する機能が特徴的です。
セルシオは20年以上前の車であることから、安全性能は最新のクラウンにどうしても劣ります。しかし、SRSエアバッグや頭部衝突緩和構造の室内、ブレーキアシストやVSC/TRCなど、当時からドライバーの安全運転をサポートする装備がいくつも搭載されています。
ラゲッジスペースの比較

ラゲッジスペースは「荷室」とも呼ばれ、荷物を多く積みたい人にとって気になるポイントです。それぞれの寸法と荷室容量は下記の通りです。
クラウン | 奥行1,120mm×幅1,335mm×高さ545mm 荷室容量:約450L |
セルシオ | 寸法の記載なし 荷室容量:約573L |
おすすめグレードの選び方
ここからはクラウンとセルシオについて「価格」「走行性」「装備」の3つの観点からおすすめのグレードを紹介します。今回紹介するセルシオは中古車市場での扱いになるため、車種だけでなくグレードのチェックも欠かせません。自分が重視するポイントを意識して車選びを行いましょう。
価格重視
価格重視で車を選ぶ場合、クラウンでは「ハイブリッド車」がおすすめです。新車価格は7,300,000円(税込)と、燃料電池車の8,300,000円(税込)より100万円程度価格を抑えて乗り出し可能です。ただし、他のセダンよりも価格が高い傾向にあるため、支払いの計画が欠かせません。セルシオを価格重視で選ぶなら「A仕様」がおすすめです。新車価格は5,932,500円ですが、中古車市場ではそれ以下の価格で取り扱いがあります。また、中古車の場合はグレードだけでなく車の状態で価格が変動するため、C仕様など高いグレードの車を見つけられる可能性もあるでしょう。
走り重視
走り重視の場合、クラウンは「ハイブリッド車」がおすすめです。ハイブリッド車と燃料電池車では、走りに欠かせない燃料の確保が大きく異なります。ハイブリッド車の場合、販売数が多いことから燃料確保が比較的容易ですが、燃料電池車の場合は水素ステーションが近くにない場合、不便さを感じます。
徐々に水素ステーションの数が増加しており、かつ燃料電池車は長く走行できる特徴を持つものの、地域によっては県内に2店舗しか施設がなかったり近くに設置がなかったりと不便さを感じます。ストレスフリーに走行するためにも燃料の確保にもフォーカスしてみましょう。
セルシオの場合は「eR仕様」がおすすめです。eR仕様は他の仕様車とサスペンション部分で大きく違い、スポーティーな走りが可能です。固めのサスペンションはスポーツカーを彷彿させる乗り心地です。
なお、柔らかな乗り心地を求める場合は「C仕様」がおすすめです。
装備重視
クラウンはZモデルのみの扱いのため、装備に違いはありません。オプションとしてクラウンのマークを投影できるイルミネーションやクラウン専用のキー、盗難防止機能付きのナンバーカバーなどを選択可能です。また、プレミアムナッパ本革のシートやマルチカラーイルミネーションなど、随所に上質さを感じられる工夫も乗る人を魅了します。セルシオはC仕様の「インテリアセレクション」モデルがおすすめです。本革で着席時の蒸れを防ぐエアーシートやリヤオートエアコンが特徴的です。
※本記事は、2023年12月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
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