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更新日:2024.10.21 / 掲載日:2024.01.07
日産 セレナVSスズキ ランディを徹底比較
日産から発売されているセレナとスズキから発売されているランディは、ともに室内空間が広くファミリー層でも利用しやすいミニバンです。
価格や燃費性能、走行性能、装備など様々な観点から比較することで、魅力や良さに気づくとともに自分のライフスタイルに合ったミニバン選びの参考にしましょう。
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セレナは1991年に発売が開始された日産の人気ミニバンです。
近年、多くのミニバンでボディサイズの拡大が行われ、3ナンバーモデルも増えてきましたが、その中でセレナは5ナンバーサイズをキープしている貴重な車種といえます。そのため、都心の狭い道路でもスムーズな運転が可能です。
クラストップの室内空間の広さを誇り、ファミリーカーとしても人気を集めています。大人数で利用する機会が多いミニバンは室内空間の広さが重要です。セレナは2列目シートだけではなく3列目シートに座っても空間にゆとりがあり快適にドライブができる魅力があります。
5ナンバーサイズかつ広々とした室内空間で大家族にも、もってこいのモデルです。
4代目セレナは2010年に販売されました。フロントウィンドウの面積が広くなり開放感が向上しています。ボディサイズの拡大も図られており、先代よりも一回り大きいサイズの設計です。また、エンジンを刷新しており燃費が向上している点も魅力の一つです。
5代目セレナは2016年発売。国産の市販車では初となる運転支援機能「プロパイロット」を採用したモデルです。プロパイロットとは単眼カメラにより自動運転を可能にするシステムのことです。
2018年にはe-POWERが追加。セレナのハイブリッド車は「スマートシンプルハイブリッド」と「e-POWER」の2種類のラインナップとなりました。
6代目セレナは2022年販売の現行モデルです。Mクラスミニバンのトレンドを踏まえた迫力のあるデザインが特徴的です。5代目では一部オプションだった「サイド&カーテンエアバッグ」は6代目で全車標準搭載されました。
また、運転支援機能の「プロパイロット2.0」が最上級グレードのルキシオンに標準搭載。プロパイロット2.0は、ナビで目的地を設定して高速道路上を走行すると、一定条件を満たせばハンズオフが可能となります。
ハンズオフ走行はドライバーの疲労軽減効果が期待できます。自動運転時代を感じさせるプロパイロット2.0は日産車でも一部の車種にしか装備されていない機能です。

ランディは2007年にスズキから発売開始された3列シート8人乗りのミニバンです。ゆとりのある室内空間が特徴で、日常使いから週末のおでかけまで様々なシーンで幅広く利用できるミニバンといえます。
ランディはOEM車と呼ばれる車です。OEM車とは、メーカー同士がタッグを組んで他社が開発した車を自社ブランドとして販売することを指します。
ランディは日産のセレナをベースにしたOEM車です。4代目からはトヨタのノアをベースにしており、先代モデルとは大きく特徴が変更されています。
ランディはミニバンの中でもトップクラスの室内空間の広さを誇り、2列目シート、3列目シートどの座席に座ってもゆったりとくつろげる空間が広がっています。
また、最大8人乗りの3列シートなので多彩なシートアレンジが可能です。ベビーケアモード、2列スーパーリラックスモード、3列ゆったりモード、6人旅モードなど、目的に合わせて自在にシートアレンジが行えます。
初代ランディは2007年に販売開始されました。3代目セレナをベースとして基本的なボディやシャーシ、パワートレインは共通のOEM車です。
2代目ランディは2010年に登場しました。初代と比較すると室内空間が広くなり、スライドドア開口部も広がっています。使い勝手と居住性のどちらもが向上しており、より多くの層に好まれるモデルとなりました。
また、アイドリングストップシステムを搭載し、当時のミニバンではクラストップの低燃費を誇るモデルとして注目を集めています。パワートレインには新開発の2L直噴エンジンにCVTを組み合わせています。駆動式はFFに加えすべてのグレードで4WDも登場しました。サスペンション形式はフロントがマクファーソンストラット式、リヤはトーションビーム式です。
3代目ランディはセレナが5代目に移行した2016年に発売されました。しかし、セレナに搭載されている注目機能の一つプロパイロットは採用されていません。また、e-POWERの代わりにS-HYBRIDを搭載しています。
外観デザインに大きな変更はないものの、デュアルバックドアによりテールゲートの開け方が2通りになったことや2列目シートのシートベルト内蔵など機能面でいくつか改良がありました。
パワーユニット面では、アイドリングストップシステム時間の拡大やスマートシンプルハイブリッドの採用によって燃費性能の向上がみられます。
4代目ランディは2022年に販売開始された現行モデルです。3代目はセレナのOEM車として発売されてきましたが、4代目からはトヨタのノアがOEM供給モデルとして利用されています。
キーを身に付けている状態でフロントドアの下にあるセンサー部分に足先をかざすと自動でスライドドアが開閉する「ハンズフリーデュアルパワースライドドア」を全車に搭載。プリクラッシュセーフティをはじめとする先進予防安全パッケージも標準搭載されている点が魅力の一つです。
車を購入するうえで気になるのが予算内で購入できるかどうかです。両車種の価格を確認して自分にあった車選びの参考にしましょう。
セレナとランディのハイブリッド車はいずれも300万円を超える購入価格です。セレナはガソリン車だと200万円台で購入できるグレードもあるため、お得にミニバンを購入したい方は検討するとよいでしょう。

ここではセレナとランディのボディサイズを紹介します。
それぞれの具体的なサイズは以下のとおりです。
セレナはグレードによってボディサイズが変動します。ボディサイズの感覚は実際に試乗してみると分かりやすいでしょう。操作性や乗り心地を確認するためにも複数グレードで購入を迷われている場合は試運転することをおすすめします。

ここではセレナとランディの室内空間の広さを具体的な数値で紹介します。
室内空間のゆとりはセレナの方が感じられるといえるでしょう。しかし、ランディも初代から室内空間の拡大を図っており、ミニバンらしい快適な居住性が確保できていると考えられます。子どものいる家庭でも座席周りが広々としているため長時間ドライブでもストレスが少ないでしょう。
各グレードにおける数値は以下のとおりです。
燃費性能ではややランディの方が優れているといえるでしょう。
セレナとランディどちらも4気筒エンジンを採用しており、振動を抑えてスムーズな走行が実現できます。
セレナとランディではタイヤサイズに大きな違いはありませんでした。

ここではセレナとランディの安全装備の比較をしていきます。
セレナには運転支援システムのプロパイロットが搭載されています。また、最上級グレードのルキシオンにはプロパイロット2.0が標準装備されている点が特徴です。
プロパイロット2.0は、高精度地図データと360度周囲センシングの活用によって同一車線内でのハンズフリー走行ができます。高速道路におけるドライバーの負担軽減が期待できるシステムです。
ランディにはトヨタの先進安全技術であるToyota Safety Senseに相当するSafety Senseが搭載されています。Safety Senseに含まれる主な先進安全技術は以下のとおりです。
・プロアクティブドライビングアシスト
・プリクラッシュセーフティ
・レーダークルーズコントロール
・レーントレーシングアシスト/レーンディパーチャーアラート
・パーキングサポートブレーキ
・ドライバー異常時対応システム

ここではセレナ、ランディのラゲッジスペースのサイズを紹介します。
週末にドライブで荷物をたくさん積みたいと考えている方は広さを確認しておきましょう。
ランディの荷室サイズは公式ページでの記載がなかったため記していませんが、荷室容量はシートアレンジにより最大1,477Lまでアップします。キャンプグッズなどのアウトドア用品や自転車など大きな荷物を積んだり、日用品をまとめ買いしたりする際に余裕をもって荷物を積みたい方は、セレナよりもランディの方が向いているといえるでしょう。
様々な観点から比較を行い、自分のライフスタイルにあった1台を見つけましょう。
必要最低限の装備となりますが、プッシュスタートシステムやインテリジェントキーは標準搭載されています。また、日産の安全システムである全方位運転支援システムはXグレードにも搭載されているため、安全性は他のグレード同様に確保されているといえるでしょう。
一方、ランディをお得に購入したい場合は、ガソリン車のGグレード(2WD)を検討してみてください。セレナよりも価格は高くなりますが、300万円ちょっとで購入が可能です。
ハンズフリーデュアルパワースライドドアが標準搭載されており、フロントドアの下にあるセンサーに足をかざすとスライドドアが自動でオープンします。このハンズフリー機能のベースとなっているノアではオプション機能となっています。
セレナのモデルで4WDを取り扱っているのはガソリン車しかありません。雪道や舗装されていない道を走行するときや高速でも安定した走行がしたいとき、4WDであれば力強くかつ安定した走行が実現できます。そのため、週末のおでかけで高速道路をよく利用したり、キャンプにでかけたりする方は4WDのグレードをチェックしてみましょう。
ランディに走行性能を求めるなら、HYBRID G(E-Four)もしくはガソリン車のGグレード(4WD)がおすすめです。
ランディではハイブリッド車にも4WDを採用しています。セレナ同様パワフルな走りを求めている方は4WDに注目してグレードを選択するとよいでしょう。
また、ルキシオン限定のデザインがフェンダーフィニッシャーに施されています。室内のインテリアには専用の合皮を用いており、細部までこだわりのある上質なデザインが魅力です。
ランディはグレードの違いによる快適装備の充実度や安全性能に差がありません。強いて違いを挙げるとすると、Gグレードでは乗車定員が8名なのに対して、HYBRID Gでは7名になることです。
ランディは全グレードに先進安全技術であるSafety Senseが搭載されているため、グレードによる装備の違いに悩むことはないでしょう。そのため、価格や走行性能などの観点から選ぶことをおすすめします。
※本記事は、2023年12月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
価格や燃費性能、走行性能、装備など様々な観点から比較することで、魅力や良さに気づくとともに自分のライフスタイルに合ったミニバン選びの参考にしましょう。

この記事の目次
日産 セレナのプロフィール

近年、多くのミニバンでボディサイズの拡大が行われ、3ナンバーモデルも増えてきましたが、その中でセレナは5ナンバーサイズをキープしている貴重な車種といえます。そのため、都心の狭い道路でもスムーズな運転が可能です。
クラストップの室内空間の広さを誇り、ファミリーカーとしても人気を集めています。大人数で利用する機会が多いミニバンは室内空間の広さが重要です。セレナは2列目シートだけではなく3列目シートに座っても空間にゆとりがあり快適にドライブができる魅力があります。
5ナンバーサイズかつ広々とした室内空間で大家族にも、もってこいのモデルです。
先代モデルとの比較
セレナは1991年の発売開始から繰り返しフルモデルチェンジを行い、現行のセレナは6代目です。ここでは、4代目セレナから現行の6代目までの歴史を紹介します。4代目セレナは2010年に販売されました。フロントウィンドウの面積が広くなり開放感が向上しています。ボディサイズの拡大も図られており、先代よりも一回り大きいサイズの設計です。また、エンジンを刷新しており燃費が向上している点も魅力の一つです。
5代目セレナは2016年発売。国産の市販車では初となる運転支援機能「プロパイロット」を採用したモデルです。プロパイロットとは単眼カメラにより自動運転を可能にするシステムのことです。
2018年にはe-POWERが追加。セレナのハイブリッド車は「スマートシンプルハイブリッド」と「e-POWER」の2種類のラインナップとなりました。
6代目セレナは2022年販売の現行モデルです。Mクラスミニバンのトレンドを踏まえた迫力のあるデザインが特徴的です。5代目では一部オプションだった「サイド&カーテンエアバッグ」は6代目で全車標準搭載されました。
また、運転支援機能の「プロパイロット2.0」が最上級グレードのルキシオンに標準搭載。プロパイロット2.0は、ナビで目的地を設定して高速道路上を走行すると、一定条件を満たせばハンズオフが可能となります。
ハンズオフ走行はドライバーの疲労軽減効果が期待できます。自動運転時代を感じさせるプロパイロット2.0は日産車でも一部の車種にしか装備されていない機能です。
スズキ ランディのプロフィール

ランディはOEM車と呼ばれる車です。OEM車とは、メーカー同士がタッグを組んで他社が開発した車を自社ブランドとして販売することを指します。
ランディは日産のセレナをベースにしたOEM車です。4代目からはトヨタのノアをベースにしており、先代モデルとは大きく特徴が変更されています。
ランディはミニバンの中でもトップクラスの室内空間の広さを誇り、2列目シート、3列目シートどの座席に座ってもゆったりとくつろげる空間が広がっています。
また、最大8人乗りの3列シートなので多彩なシートアレンジが可能です。ベビーケアモード、2列スーパーリラックスモード、3列ゆったりモード、6人旅モードなど、目的に合わせて自在にシートアレンジが行えます。
先代モデルとの比較
ランディは現在4代目まで開発されています。ここでは初代からの特徴を順番に解説します。初代ランディは2007年に販売開始されました。3代目セレナをベースとして基本的なボディやシャーシ、パワートレインは共通のOEM車です。
2代目ランディは2010年に登場しました。初代と比較すると室内空間が広くなり、スライドドア開口部も広がっています。使い勝手と居住性のどちらもが向上しており、より多くの層に好まれるモデルとなりました。
また、アイドリングストップシステムを搭載し、当時のミニバンではクラストップの低燃費を誇るモデルとして注目を集めています。パワートレインには新開発の2L直噴エンジンにCVTを組み合わせています。駆動式はFFに加えすべてのグレードで4WDも登場しました。サスペンション形式はフロントがマクファーソンストラット式、リヤはトーションビーム式です。
3代目ランディはセレナが5代目に移行した2016年に発売されました。しかし、セレナに搭載されている注目機能の一つプロパイロットは採用されていません。また、e-POWERの代わりにS-HYBRIDを搭載しています。
外観デザインに大きな変更はないものの、デュアルバックドアによりテールゲートの開け方が2通りになったことや2列目シートのシートベルト内蔵など機能面でいくつか改良がありました。
パワーユニット面では、アイドリングストップシステム時間の拡大やスマートシンプルハイブリッドの採用によって燃費性能の向上がみられます。
4代目ランディは2022年に販売開始された現行モデルです。3代目はセレナのOEM車として発売されてきましたが、4代目からはトヨタのノアがOEM供給モデルとして利用されています。
キーを身に付けている状態でフロントドアの下にあるセンサー部分に足先をかざすと自動でスライドドアが開閉する「ハンズフリーデュアルパワースライドドア」を全車に搭載。プリクラッシュセーフティをはじめとする先進予防安全パッケージも標準搭載されている点が魅力の一つです。
グレードと価格の比較
ここではセレナとランディのグレードごとに価格を比較していきます。車を購入するうえで気になるのが予算内で購入できるかどうかです。両車種の価格を確認して自分にあった車選びの参考にしましょう。
セレナのグレード | メーカー小売希望価格 |
---|---|
e-POWER X(2WD) | 3,198,800円 |
e-POWER XV(2WD) | 3,499,100円 |
e-POWER ハイウェイスター(2WD) | 3,686,100円 |
e-POWER ルキシオン(2WD) | 4,798,200円 |
e-POWER AUTECH(2WD) | 4,150,300円 |
X(2WD) | 2,768,700円 |
X(4WD) | 3,034,900円 |
XV(2WD) | 3,088,800円 |
XV(4WD) | 3,355,000円 |
ハイウェイスター(2WD) | 3,269,200円 |
ハイウェイスター(4WD) | 3,535,400円 |
AUTECH(2WD) | 3,733,400円 |
AUTECH(4WD) | 3,933,600円 |
ランディのグレード | メーカー希望小売価格 |
---|---|
HYBRID G(2WD) | 3,450,700円(税込) |
HYBRID G(E-Four) | 3,697,100円(税込) |
G(2WD) | 3,106,400円(税込) |
G(4WD) | 3,327,500円(税込) |
外観とボディサイズの比較

それぞれの具体的なサイズは以下のとおりです。
セレナのグレード | ボディサイズ |
---|---|
標準ボディ | 全長4,690mm×全幅1,695mm×全高1,870mm |
ハイウェイスター | 全長4,765mm×全幅1,715mm×全高1,870mm |
ルキシオン | 全長4,765mm×全幅1,715mm×全高1,885mm |
オーテック | 全長4,810mm×全幅1,725mm×全高1,870〜1,895mm |
ランディのグレード | ボディサイズ |
---|---|
HYBRID G/G(2WD) | 全長4,695mm×全幅1,730mm×全高1,845mm |
HYBRID G(E-Four) G(4WD) |
全長4,695mm×全幅1,730mm×全高1,875mm |
室内の広さを比較

セレナ | 室内長3,145mm×室内幅1,545mm×室内高1,400mm |
ランディ | 室内長2,805mm×室内幅1,470mm×室内高1,405mm |
燃費性能の比較
ここではセレナ、ランディの燃費(国土交通量審査値)を紹介します。各グレードにおける数値は以下のとおりです。
セレナのグレード (ハイブリッド車) | WLTCモード | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
---|---|---|---|---|
e-POWER X(2WD) | 20.6km/L | 21.3km/L | 22.5km/L | 19.2km/L |
e-POWER XV(2WD) e-POWERハイウェイスター(2WD) |
19.3km/L | 19.7km/L | 20.7km/L | 18.3km/L |
e-POWER ルキシオン(2WD) | 18.4km/L | 20.4km/L | 19.5km/L | 17.0km/L |
セレナのグレード (ガソリン車) | WLTCモード | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
---|---|---|---|---|
X(2WD) | 13.4km/L | 9.8km/L | 14.0km/L | 15.4km/L |
XV(2WD) ハイウェイスター(2WD) |
13.0km/L | 9.5km/L | 13.6km/L | 14.9km/L |
X(4WD) XV(4WD) ハイウェイスター(4WD) |
11.6km/L | 8.6km/L | 11.9km/L | 13.4km/L |
ランディのグレード | WLTCモード | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
---|---|---|---|---|
HYBRID G(2WD) | 23.2km/L | 22.5km/L | 25.2km/L | 22.3km/L |
HYBRID G(E-Four) | 22.0km/L | 22.0km/L | 23.9km/L | 20.9km/L |
G(2WD) | 15.1km/L | 11.5km/L | 15.5km/L | 17.1km/L |
G(E-Four) | 14.3km/L | 11.1km/L | 14.6km/L | 16.1km/L |
動力性能の比較
ここではセレナ、ランディそれぞれの動力性能を紹介します。セレナのグレード | エンジン種類 | 総排気量 | 最大出力 |
---|---|---|---|
ハイブリッド車 | DOHC水冷直列3気筒 | 1.433L | 72kW(98PS)/5,600r.p.m |
ガソリン車 | DOHC水冷直列4気筒 | 1.997L | 110kW(150PS)/6,000r.p.m |
ランディのグレード | エンジン種類 | 総排気量 | 最大出力 |
---|---|---|---|
ハイブリッド車 | 直列4気筒 | 1.797L | 72kW(98PS)/5,200r.p.m |
ガソリン車 | 直列4気筒 | 1.986L | 125kW(170PS)/6,600r.p.m |
タイヤサイズの比較
ここではセレナ、ランディのタイヤサイズを比較していきます。セレナ | 205/65R16 |
ランディ | 205/60R16 |
安全装備の比較

セレナには運転支援システムのプロパイロットが搭載されています。また、最上級グレードのルキシオンにはプロパイロット2.0が標準装備されている点が特徴です。
プロパイロット2.0は、高精度地図データと360度周囲センシングの活用によって同一車線内でのハンズフリー走行ができます。高速道路におけるドライバーの負担軽減が期待できるシステムです。
ランディにはトヨタの先進安全技術であるToyota Safety Senseに相当するSafety Senseが搭載されています。Safety Senseに含まれる主な先進安全技術は以下のとおりです。
・プロアクティブドライビングアシスト
・プリクラッシュセーフティ
・レーダークルーズコントロール
・レーントレーシングアシスト/レーンディパーチャーアラート
・パーキングサポートブレーキ
・ドライバー異常時対応システム
ラゲッジスペースの比較

週末にドライブで荷物をたくさん積みたいと考えている方は広さを確認しておきましょう。
セレナ | 奥行360〜2,000mm×幅750〜1,150mm×高さ1,170mm 荷室容量:最大約800L |
ランディ | 荷室サイズは不明 荷室容量:298L~1,477L |
おすすめグレードの選び方
ここからはセレナとランディの購入で迷われている方に向けて、「価格」「走行」「装備」の3つの視点からおすすめのグレードを紹介します。様々な観点から比較を行い、自分のライフスタイルにあった1台を見つけましょう。
価格重視
価格を抑えてセレナを購入したいと考えている方は、ガソリン車のXグレード(2WD)がおすすめです。2,768,700円(税込)と200万円台で購入できる点がポイントです。必要最低限の装備となりますが、プッシュスタートシステムやインテリジェントキーは標準搭載されています。また、日産の安全システムである全方位運転支援システムはXグレードにも搭載されているため、安全性は他のグレード同様に確保されているといえるでしょう。
一方、ランディをお得に購入したい場合は、ガソリン車のGグレード(2WD)を検討してみてください。セレナよりも価格は高くなりますが、300万円ちょっとで購入が可能です。
ハンズフリーデュアルパワースライドドアが標準搭載されており、フロントドアの下にあるセンサーに足をかざすとスライドドアが自動でオープンします。このハンズフリー機能のベースとなっているノアではオプション機能となっています。
走り重視
セレナに快適な走行性を求めている方は、ガソリン車のXグレード(4WD)もしくはXVグレード(4WD)がおすすめです。セレナのモデルで4WDを取り扱っているのはガソリン車しかありません。雪道や舗装されていない道を走行するときや高速でも安定した走行がしたいとき、4WDであれば力強くかつ安定した走行が実現できます。そのため、週末のおでかけで高速道路をよく利用したり、キャンプにでかけたりする方は4WDのグレードをチェックしてみましょう。
ランディに走行性能を求めるなら、HYBRID G(E-Four)もしくはガソリン車のGグレード(4WD)がおすすめです。
ランディではハイブリッド車にも4WDを採用しています。セレナ同様パワフルな走りを求めている方は4WDに注目してグレードを選択するとよいでしょう。
装備重視
セレナに充実した装備を求めるなら最上級グレードのルキシオンがおすすめです。ハイブリッド車のみで取り扱いのあるグレードですが、セレナで唯一プロパイロット2.0を搭載しており、ハンズフリー走行が可能です。また、ルキシオン限定のデザインがフェンダーフィニッシャーに施されています。室内のインテリアには専用の合皮を用いており、細部までこだわりのある上質なデザインが魅力です。
ランディはグレードの違いによる快適装備の充実度や安全性能に差がありません。強いて違いを挙げるとすると、Gグレードでは乗車定員が8名なのに対して、HYBRID Gでは7名になることです。
ランディは全グレードに先進安全技術であるSafety Senseが搭載されているため、グレードによる装備の違いに悩むことはないでしょう。そのため、価格や走行性能などの観点から選ぶことをおすすめします。
※本記事は、2023年12月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
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