中古車購入チェックポイント
更新日:2022.06.28 / 掲載日:2022.06.28
新車以上に中古車は整備が重要!タイミング別に押さえておきたいポイントを解説
新車よりも低価格で販売されている中古車をマイカーとして購入したいと検討している方もいるでしょう。中古車を保有する場合、整備はこまめに行うのが好ましいです。
新車と違って中古車はある程度使いこまれています。部品の中には劣化や摩耗しているものもあるかもしれません。
この記事では、中古車選びの際の整備の有無に関する考え方や、購入後の整備のやり方などをメインに見ていきます。
これから中古車を買おうと思っている方は、以下の内容を参考にしてみてください。

中古車を購入するときに注意したいのが、整備されているものとされていないものがあるという点です。
プライスボードを見ると、個々の車両の整備がどうなっているのかは、「車検あり」「車検整備付」「車検整備無」の3種類で記載されているでしょう。
それぞれどういう意味なのか、結局どれを購入すればいいのかについて見ていきます。
車検を納車までに通す必要がないため、車検費用が本体価格に上乗せされる心配もありません。
ただし、車検の残期間があるものの、その期間がどのくらいかは中古車によってまちまちです。プライスボードに車検満了月までの残期間が表示されているので確認してみてください。
残り期間が短ければ、納車されてもすぐに自分で車検を通さないといけません。手続きも面倒な上、費用もかかるので満了月が目前の中古車は避けたほうがいいでしょう。
この中古車を購入した場合、業者のほうで納車までに車検を済ませてくれます。車検を通すためには費用がかかりますが、車検料金は支払総額の中に含まれているので追加で費用を請求されることはありません。
「車検整備2年付」と言われると、次の満了日が2年後と思う方もいるでしょう。しかし、厳密には異なります。
販売店で車検を通し、その後納車という流れになるので、納車までの期間分は満了日が短くなります。そのため、購入したら次の車検満了日がいつなのか、確認しておきましょう。
「車検整備付」との違いは、販売店が車検を通さずに納車する点です。つまり「車検整備無」の中古車を公道で運転するためには、自分で車検を通してくれる業者を見つける必要があります。
しかし、それ以前に「車検の切れた中古車をどうやって車検に出せばいいのか?」と疑問に思うでしょう。
その場合は、まず仮ナンバーを手配して、自分で車検してくれる整備工場まで持っていく方法があります。もしくは販売店に積載車などで整備工場まで運搬してもらう方法も考えられます。
いずれにせよ、運転できる状態にするまでにかなり手間がかかることは覚えておきましょう。
「車検整備無」の中古車は、リーズナブルな価格で販売されているケースも少なくありません。しかし、車検費用を自分で負担しなければならないので、留意しておく必要があります。
「車検整備付」の中古車を購入した場合も2年近く車検が残った状態で納車されます。ただし、車検費用が本体価格に上乗せされています。その部分を明確にするために、見積書の内訳はきちんとチェックしておきましょう。
「車検整備無」の中古車は、表示価格が安いことが多いですが、車検してくれる工場を自分で見つけないといけませんし、車検費用も負担する必要があります。どこで車検を通すかによって費用は変わってきますが、場合によっては10万円以上かかるかもしれません。車検費用を上乗せして総額がどうなのか考える必要があります。
手間や費用のことを考えると、ある程度残期間のある「車検あり」の中古車がお得だと言えます。

中古車を購入したら、自分でも整備を定期的に行ったほうがいいでしょう。もしかすると、かなりの期間整備されていなくて、部品が劣化している車両もあるかもしれません。
ここからは、整備はどのくらいのペースで行うのが好ましいのか、どの部分を重点的に整備すればいいのかについてまとめたので参考にしてみてください。
中古車の中には、前のオーナーがこまめに整備していて状態のいいものもあるでしょう。しかし、それでも購入した後に全く整備をしていなければ、いずれ劣化してしまいます。
故障して動かなくなると、かなりの修理費用が発生するかもしれません。故障リスクを低減するためにも、定期的にメンテナンスを行うことは必要です。
不具合や劣化を早期発見できれば、修理代も安く抑えられるでしょう。
そして、自家用乗用車の法定点検には「12カ月点検」と「24カ月点検」があります。
法定点検は車検と違い、受けなかった場合のペナルティーなどは特にありません。しかし、車の保有者には義務付けられている点検です。
中古車の場合、新車と比較して劣化や摩耗が進んでいるので故障のリスクは高いです。そのため、法定点検を定期的に受けて、車の状態をチェックしたほうがいいでしょう。
車検の残り期間が1年以上ある中古車を購入したのであれば、1年後にとりあえず点検に出してみるのがおすすめです。
法定点検は点検項目が決められていて、整備工場でチェックし必要な整備を行ってくれます。
定期的に点検に出して必要な整備をその都度受ければ、安心して運転できるでしょう。
12カ月点検を受けると、こまめに車を整備できます。運転中に不具合の発生リスクも低くできるので、受けたほうがいいでしょう。
その他にも受けたほうがいいメリットは色々あります。例えばディーラーに点検に出せば、メーカー保証を受けることが可能です。事故を起こし、その原因が整備不良だったとします。法定点検に出していれば「やるべきことをやった上での不可抗力だった」として、法的責任が軽くなる可能性があります。
また、定期的に法定点検に出していれば、車を手放すときの査定額に反映されるかもしれません。より高値で売却できる恩恵も受けられるので、12カ月点検は出したほうがいいでしょう。
中古車の整備の際に重視すべきポイントは「消耗品の交換」です。例えばエンジンオイルやブレーキオイルは、時間の経過とともに劣化するものです。
「車を運転しなければ、劣化しないのではないか?」と思っている方もいるかもしれませんが、オイル系の場合は運転していなくても徐々に酸化し劣化していきます。
その他にもエンジンオイルフィルターなどのフィルター関係の部品も、徐々に劣化していきます。整備する際には新しいものと交換しておくといいでしょう。

日常的な点検であれば自分で行うこともできますが、法定点検のような本格的な整備をするには専門知識や特殊な工具を使った作業が必要です。そのため、どこか専門業者に出して整備をお願いする形になるでしょう。
ここからは、どこに整備をお願いすべきか、種類ごとにその特徴について紹介します。
ディーラーのいいところは、そのメーカーの車を熟知しているメカニックが点検・整備を担当する点です。細かな所までチェックしてくれ、必要な整備をすべて行ってくれます。
ディーラーに整備をお願いした場合、敷地内に併設されている工場でメンテナンスされます。車検ができる指定工場となっているディーラーも多く、車検を含めすべての整備作業を済ませられるのもメリットの一つです。
ただし、手厚く整備してくれるので費用は高くつく可能性があります。整備する際には見積もりをとって、金額的に問題ないか確認しましょう。
民間の場合、ディーラーのように特定のメーカーしか受け付けないということはありません。基本的にどのメーカーのどの車種でも整備を請け負ってくれます。
またディーラーと比較して、費用を安く抑えられる可能性が高いです。ただし整備工場によって、得手不得手があります。
自分の所有する車に関する整備実績が十分か、慎重に確認してから依頼するといいでしょう。
低年式の中古車やカスタムカーの整備にも対応している工場も見受けられます。
そういった所は、工場でメンテナンスサービスを行っている場合が多いです。例えば整備する際にオイルなどのパーツを交換する場合、お店で取り扱っているものを使用します。オリジナルブランドを展開している所もあり、リーズナブルな価格でメンテナンスをお願いできるでしょう。
ただし、カー用品店の場合は項目によって対応できない部分もあります。特にトランスミッションや電機系のような専門的な知識や技術を要求される個所はメンテナンスしてもらえないかもしれないので、事前に問い合わせておくと安心です。
例えばいつも利用しているガソリンスタンドで給油するついでに点検・整備をお願いするといったこともできます。
しかし、ガソリンスタンドで整備依頼をする際は、詳しい内容を確認しましょう。中にはガソリンスタンドで整備の受け付けは行っているけれども、実際の整備は別の工場に委託している場合もあります。すると中間マージンが発生し、費用が高くなる恐れが出てきます。
自分の工場で整備を行っているガソリンスタンドに依頼しましょう。

中古車は定期的に整備に出したほうがいいですが、整備依頼すると終わるまでにどのくらいかかるか気になるところでしょう。
仕事などで毎日車を運転している方だと、何日も車を預けるのが難しいこともあります。
整備にかかる期間は、短時間で済む場合もあれば数日かかる場合もあります。大掛かりな整備が必要だったり、部品がなかったりすると時間がかかる恐れがありますので、注意してください。
車検はいろいろなところで受け付けています。どこでお願いするかによって、車が戻ってくる期間も変わってきます。
例えばユーザー車検の場合、事前予約して問題個所がなければ即日終了です。一方、ディーラーや整備工場の場合、点検だけでなく必要な整備も行うので数日どうしてもかかってしまうでしょう。
どこで受けるか、車検を受けるタイミングによっても日数は若干異なります。国産車であれば1~2日程度、輸入車は3日程度が目安となります。
特に部品交換する際、その部品がなかなか調達できないとなると時間がかかります。例えば今では生産中止になっている昔の中古車の場合、メーカーもその部品をもう生産していないこともあります。
この場合、自前で部品を製造して交換しなければならないかもしれません。部品製造にもある程度の日数がかかるので、車検期間もおのずと延びます。
また、輸入車の場合も海外から部品を調達しなければならないでしょう。そうなると車検にかかる日数が長くなってしまいます。
法定点検には12カ月点検と24カ月点検があります。12カ月点検は24カ月点検と比較すると点検項目が少なめなので、その分スムーズに点検も完了します。
業者によって若干違いがあるかもしれませんが、だいたい2~3時間もすれば点検は終了するでしょう。
一方、ディーラーの場合は入念に点検しますので、半日程度かかるかもしれません。整備や部品交換が必要になると、少し時間がかかるでしょう。場合によっては2~3日かかる可能性も出てきます。
12カ月点検の場合は26項目をチェックしますが、24カ月点検になると56項目と倍以上にチェック数が増えます。
24カ月点検をディーラーにお願いするとなると、即日で車が戻ることは難しいかもしれません。2~3日はマイカーを預けないといけなくなるでしょう。
整備工場にお願いすれば、少し短くなって2日程度が相場です。状態が良くて整備の必要があまりなければ、1日で完了する場合もあります。
もし即日車が戻ってこないというのであれば、代車を用意する必要が出てきます。ディーラーの他にも、カー用品店やガソリンスタンドでも代車サービスを行っているところはあります。
メンテナンスをお願いしたお店に、代車を用意してもらえるか確認しましょう。中には無料で借りられる所もありますので、車がないと困るのであれば積極的に活用してください。
新車と違って中古車はある程度使いこまれています。部品の中には劣化や摩耗しているものもあるかもしれません。
この記事では、中古車選びの際の整備の有無に関する考え方や、購入後の整備のやり方などをメインに見ていきます。
これから中古車を買おうと思っている方は、以下の内容を参考にしてみてください。
整備状態で見る中古車の選び方

プライスボードを見ると、個々の車両の整備がどうなっているのかは、「車検あり」「車検整備付」「車検整備無」の3種類で記載されているでしょう。
それぞれどういう意味なのか、結局どれを購入すればいいのかについて見ていきます。
車検あり
「車検あり」と書かれている中古車は、車検の残期間がある車のことです。納車されればすぐに車を走らせることができます。車検を納車までに通す必要がないため、車検費用が本体価格に上乗せされる心配もありません。
ただし、車検の残期間があるものの、その期間がどのくらいかは中古車によってまちまちです。プライスボードに車検満了月までの残期間が表示されているので確認してみてください。
残り期間が短ければ、納車されてもすぐに自分で車検を通さないといけません。手続きも面倒な上、費用もかかるので満了月が目前の中古車は避けたほうがいいでしょう。
車検整備付
「車検整備付」もしくは「車検整備2年付」とプライスボードに記載されている中古車は、現時点では車検が切れている状態の車のことです。この中古車を購入した場合、業者のほうで納車までに車検を済ませてくれます。車検を通すためには費用がかかりますが、車検料金は支払総額の中に含まれているので追加で費用を請求されることはありません。
「車検整備2年付」と言われると、次の満了日が2年後と思う方もいるでしょう。しかし、厳密には異なります。
販売店で車検を通し、その後納車という流れになるので、納車までの期間分は満了日が短くなります。そのため、購入したら次の車検満了日がいつなのか、確認しておきましょう。
車検整備無
「車検整備無」もしくは「車検なし」と表示されている中古車は、現時点で車検切れの状態の車になります。「車検整備付」との違いは、販売店が車検を通さずに納車する点です。つまり「車検整備無」の中古車を公道で運転するためには、自分で車検を通してくれる業者を見つける必要があります。
しかし、それ以前に「車検の切れた中古車をどうやって車検に出せばいいのか?」と疑問に思うでしょう。
その場合は、まず仮ナンバーを手配して、自分で車検してくれる整備工場まで持っていく方法があります。もしくは販売店に積載車などで整備工場まで運搬してもらう方法も考えられます。
いずれにせよ、運転できる状態にするまでにかなり手間がかかることは覚えておきましょう。
「車検整備無」の中古車は、リーズナブルな価格で販売されているケースも少なくありません。しかし、車検費用を自分で負担しなければならないので、留意しておく必要があります。
結局どれがお得?
「車検あり」の車の場合、当面車検に関する費用を捻出する必要はありません。「車検整備付」の中古車を購入した場合も2年近く車検が残った状態で納車されます。ただし、車検費用が本体価格に上乗せされています。その部分を明確にするために、見積書の内訳はきちんとチェックしておきましょう。
「車検整備無」の中古車は、表示価格が安いことが多いですが、車検してくれる工場を自分で見つけないといけませんし、車検費用も負担する必要があります。どこで車検を通すかによって費用は変わってきますが、場合によっては10万円以上かかるかもしれません。車検費用を上乗せして総額がどうなのか考える必要があります。
手間や費用のことを考えると、ある程度残期間のある「車検あり」の中古車がお得だと言えます。
購入後の中古車の整備のやり方

ここからは、整備はどのくらいのペースで行うのが好ましいのか、どの部分を重点的に整備すればいいのかについてまとめたので参考にしてみてください。
購入後の中古車整備の必要性
中古車は、前にオーナーがいて、ある程度乗り回された車両を指します。ある程度使われている以上、パーツに劣化や摩耗が多少なりとも生じている可能性が高いです。その場合、車に乗っていると何らかの不具合が生じる可能性も十分考えられます。中古車の中には、前のオーナーがこまめに整備していて状態のいいものもあるでしょう。しかし、それでも購入した後に全く整備をしていなければ、いずれ劣化してしまいます。
故障して動かなくなると、かなりの修理費用が発生するかもしれません。故障リスクを低減するためにも、定期的にメンテナンスを行うことは必要です。
不具合や劣化を早期発見できれば、修理代も安く抑えられるでしょう。
整備の頻度について
車両の整備は「法定点検」と「日常点検」の2つがあります。そして、自家用乗用車の法定点検には「12カ月点検」と「24カ月点検」があります。
法定点検は車検と違い、受けなかった場合のペナルティーなどは特にありません。しかし、車の保有者には義務付けられている点検です。
中古車の場合、新車と比較して劣化や摩耗が進んでいるので故障のリスクは高いです。そのため、法定点検を定期的に受けて、車の状態をチェックしたほうがいいでしょう。
車検の残り期間が1年以上ある中古車を購入したのであれば、1年後にとりあえず点検に出してみるのがおすすめです。
法定点検は点検項目が決められていて、整備工場でチェックし必要な整備を行ってくれます。
定期的に点検に出して必要な整備をその都度受ければ、安心して運転できるでしょう。
12か月点検は受けましょう
法定点検の中でも24カ月点検は車検と時期がかぶるため、車検を受けるついでに点検に出す方も多いです。しかし、12カ月点検は罰則規定もないので、そのままスルーする方もいます。12カ月点検を受けると、こまめに車を整備できます。運転中に不具合の発生リスクも低くできるので、受けたほうがいいでしょう。
その他にも受けたほうがいいメリットは色々あります。例えばディーラーに点検に出せば、メーカー保証を受けることが可能です。事故を起こし、その原因が整備不良だったとします。法定点検に出していれば「やるべきことをやった上での不可抗力だった」として、法的責任が軽くなる可能性があります。
また、定期的に法定点検に出していれば、車を手放すときの査定額に反映されるかもしれません。より高値で売却できる恩恵も受けられるので、12カ月点検は出したほうがいいでしょう。
中古車の整備で重要なのは消耗品の交換
中古車は定期的に整備に出すのがおすすめです。しかし、整備する際、どこを重視すべきかという問題が出てくるでしょう。中古車の整備の際に重視すべきポイントは「消耗品の交換」です。例えばエンジンオイルやブレーキオイルは、時間の経過とともに劣化するものです。
「車を運転しなければ、劣化しないのではないか?」と思っている方もいるかもしれませんが、オイル系の場合は運転していなくても徐々に酸化し劣化していきます。
その他にもエンジンオイルフィルターなどのフィルター関係の部品も、徐々に劣化していきます。整備する際には新しいものと交換しておくといいでしょう。
購入後の中古車の整備はどこに頼む?

ここからは、どこに整備をお願いすべきか、種類ごとにその特徴について紹介します。
ディーラー
保有する中古車のメーカー系のディーラーに整備をお願いする方法があります。たとえ別のお店で中古車を購入しても、同じメーカー系列のディーラーであれば整備を受け付けてくれるでしょう。ディーラーのいいところは、そのメーカーの車を熟知しているメカニックが点検・整備を担当する点です。細かな所までチェックしてくれ、必要な整備をすべて行ってくれます。
ディーラーに整備をお願いした場合、敷地内に併設されている工場でメンテナンスされます。車検ができる指定工場となっているディーラーも多く、車検を含めすべての整備作業を済ませられるのもメリットの一つです。
ただし、手厚く整備してくれるので費用は高くつく可能性があります。整備する際には見積もりをとって、金額的に問題ないか確認しましょう。
整備工場
街中で車の整備工場を見かけたこともあるでしょう。このような民間の整備工場にメンテナンスを依頼するのも一つの選択肢です。民間の場合、ディーラーのように特定のメーカーしか受け付けないということはありません。基本的にどのメーカーのどの車種でも整備を請け負ってくれます。
またディーラーと比較して、費用を安く抑えられる可能性が高いです。ただし整備工場によって、得手不得手があります。
自分の所有する車に関する整備実績が十分か、慎重に確認してから依頼するといいでしょう。
低年式の中古車やカスタムカーの整備にも対応している工場も見受けられます。
カー用品店
様々なカー用品を販売しているカー用品店でも、中古車の整備をしている所もあります。全国にチェーン展開しているような大手のカー用品店であれば、自前の整備工場を持っていることも少なくありません。そういった所は、工場でメンテナンスサービスを行っている場合が多いです。例えば整備する際にオイルなどのパーツを交換する場合、お店で取り扱っているものを使用します。オリジナルブランドを展開している所もあり、リーズナブルな価格でメンテナンスをお願いできるでしょう。
ただし、カー用品店の場合は項目によって対応できない部分もあります。特にトランスミッションや電機系のような専門的な知識や技術を要求される個所はメンテナンスしてもらえないかもしれないので、事前に問い合わせておくと安心です。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドの中には、点検整備サービスを行っている所も増えてきています。特に大型のガソリンスタンドではサービス提供している所が多いので近くに該当する店舗があれば、整備をお願いするのも一考です。例えばいつも利用しているガソリンスタンドで給油するついでに点検・整備をお願いするといったこともできます。
しかし、ガソリンスタンドで整備依頼をする際は、詳しい内容を確認しましょう。中にはガソリンスタンドで整備の受け付けは行っているけれども、実際の整備は別の工場に委託している場合もあります。すると中間マージンが発生し、費用が高くなる恐れが出てきます。
自分の工場で整備を行っているガソリンスタンドに依頼しましょう。
中古車の整備にかかる期間はどのくらい?

仕事などで毎日車を運転している方だと、何日も車を預けるのが難しいこともあります。
整備にかかる期間は、短時間で済む場合もあれば数日かかる場合もあります。大掛かりな整備が必要だったり、部品がなかったりすると時間がかかる恐れがありますので、注意してください。
車検にかかる日数
中古車の所有者は、2年に1回のペースで車検を通さないといけません。もし車検切れの車を公道で運転すると、処罰の対象です。車検はいろいろなところで受け付けています。どこでお願いするかによって、車が戻ってくる期間も変わってきます。
例えばユーザー車検の場合、事前予約して問題個所がなければ即日終了です。一方、ディーラーや整備工場の場合、点検だけでなく必要な整備も行うので数日どうしてもかかってしまうでしょう。
どこで受けるか、車検を受けるタイミングによっても日数は若干異なります。国産車であれば1~2日程度、輸入車は3日程度が目安となります。
長くかかる可能性も
車検にかかる期間は、中古車の状態によってもまちまちです。例えば整備に手間取るような車両であれば、少し期間が必要になるかもしれません。特に部品交換する際、その部品がなかなか調達できないとなると時間がかかります。例えば今では生産中止になっている昔の中古車の場合、メーカーもその部品をもう生産していないこともあります。
この場合、自前で部品を製造して交換しなければならないかもしれません。部品製造にもある程度の日数がかかるので、車検期間もおのずと延びます。
また、輸入車の場合も海外から部品を調達しなければならないでしょう。そうなると車検にかかる日数が長くなってしまいます。
12か月点検は短時間で完了する
12カ月の法定点検は、基本的に即日で終了するケースが多いです。法定点検には12カ月点検と24カ月点検があります。12カ月点検は24カ月点検と比較すると点検項目が少なめなので、その分スムーズに点検も完了します。
業者によって若干違いがあるかもしれませんが、だいたい2~3時間もすれば点検は終了するでしょう。
一方、ディーラーの場合は入念に点検しますので、半日程度かかるかもしれません。整備や部品交換が必要になると、少し時間がかかるでしょう。場合によっては2~3日かかる可能性も出てきます。
24か月点検は時間がかかる
24カ月点検は12カ月点検と比較して、整備に要する時間は長くなります。12カ月点検の場合は26項目をチェックしますが、24カ月点検になると56項目と倍以上にチェック数が増えます。
24カ月点検をディーラーにお願いするとなると、即日で車が戻ることは難しいかもしれません。2~3日はマイカーを預けないといけなくなるでしょう。
整備工場にお願いすれば、少し短くなって2日程度が相場です。状態が良くて整備の必要があまりなければ、1日で完了する場合もあります。
代車の利用を検討しよう
中古車を法定点検などの整備に出した場合、即日で車が戻ってこないこともあるかもしれません。数日でも車がないと困るという方もいるでしょう。もし即日車が戻ってこないというのであれば、代車を用意する必要が出てきます。ディーラーの他にも、カー用品店やガソリンスタンドでも代車サービスを行っているところはあります。
メンテナンスをお願いしたお店に、代車を用意してもらえるか確認しましょう。中には無料で借りられる所もありますので、車がないと困るのであれば積極的に活用してください。
まとめ
①中古車を購入する時は、車検がどうなっているか確認すること
②中古車の購入後は12カ月点検を含め整備をすることを忘れない
③特に消耗品の交換を意識すること
④法定点検の場合、即日返却されることが多いが、車検だと数日かかると思ったほうがいい
この記事の画像を見る