中古車購入ガイド
更新日:2022.04.01 / 掲載日:2021.12.09
ウナ丼のエンスー的クルマチェック!
クルマは単なる道具ではない。熱狂的なカーフリークにとっては、そばにあるだけで日々の生活に潤いをもたらす、いわば恋人のような存在だ。そんな魅力を持ったクルマたちを紹介していこう!
(掲載されている内容はグー本誌2022年1月号の内容です)

登録者数26万人、約1億回再生を誇る有名クルマ系YouTuber。独特の視点とテンポで繰り広げられるクルマ紹介動画は必見だ。国産、輸入車ともに精通する。愛車は動画にも登場する空冷ビートル。
【今月のクルマ】[SUBARU]インプレッサWRX STI

WRカー譲りのハイスペック
308㎰を発揮するEJ20ターボを搭載する高性能ハッチバックモデル。前後ブリスターフェンダー化されルーフスポイラーも装備。ミッションは6MTとなるが、ATモデルのAラインも用意された。
●中古車価格帯 82万円〜616万円
●新車(当時)価格 315万円〜593万円
●グーネット登録台数 293台
※グーネット 2021年11月調べ。(GR/GV系)
【SPEC】●全長×全幅×全高:4415×1795×1475㎜●ホイールベース:2625㎜●エンジンタイプ:水平対向4気筒ターボ●排気量:1994㏄●最高出力: 308㎰/6400rpm●最大トルク: 43.0㎏-m/4400rpm●トランスミッション:6MT●サスペンション 前・後:ストラット・ダブルウィッシュボーン●ブレーキ 前・後:ベンチレーテッドディスク・ベンチレーテッドディスク●タイヤサイズ 前・後:245/40R18・245/40R18 ※前期型・標準モデル

WRCのノウハウが本当の意味で注入された、隠れた名車なのだ!
YouTuberのウナ丼さんに、気になるエンスー車の魅力を深掘りしてもらうこの企画。あいにくの天候ですが張り切っていきましょう。
ウナ丼:いやぁ〜ひどい雨ですね。こんな悪天候でもハイパワー4WDのインプレッサWRX STIなら全然へっちゃらです。
編集部:でもハッチバックのGRBは、それまでのGC8〜GDBまで続いてきたインプレッサWRX シリーズと比べて軟弱な気がしてしまいます。競技色が弱いというか。
ウナ丼:たしかにスバルは、GRBから多少コンフォートな路線にシフトしましたからね。後期型では車名からインプレッサを外して、WRX STIに変更しました。巨大なウイングもやめて、ボンネットダクトの高さも、ベースモデルと同じだったりしますからね。
編集部:泥臭い硬派なイメージから、都会的な洗練された印象へと、見事に脱却しましたよね。甲子園を目指していた高校球児が、オシャレな大学生に変わってしまったような寂しさを感じたのを覚えています。
ウナ丼:でも、走りへのこだわりは、初代のGC8や2代目のGDB以上。スバルが真の意味で、ラリーのノウハウをしっかりとフィードバックしたボディを、初めて採用したクルマだったりするんです。
編集部:へぇ〜、そんな印象はまったくありませんでしたが。
ウナ丼:フロントバンパー横にあるダクトを見てください。先代GDBの2005〜2006年のWRカーとほぼ同じ造形なんです。じつはコレ、歴代のWRマシンで初めて国内にいるスバルのデザイナーがデザインを手がけたものなんです。
編集部:だから、WRカーのノウハウをGRBに盛り込めたわけですね。
ウナ丼:そうです。フロントフェンダーはバンパーからラインを盛り上げたような独特な形ですよね。これもスバルデザインの2005年WRカーの知見が取り入れられています。
編集部:個人的には、もう少しハデでもいいのにと思っていました。
ウナ丼:WRカーではフェンダー前方にリップ部を設けることで乱流を起こし、タイヤハウス内の空気を引き出していました。そうして強力なダウンフォースを得ていたのですが、GRBはそうした効果をリップなしで再現するべく研究を重ね、その結果、こうした形状になったんです。
編集部:奥深いですね。なんだか、このフェンダーがめちゃくちゃカッコよく見えてきました!
ウナ丼:なにせWRカー譲りですから。ほかにもいろいろとあって……。
編集部:ウナ丼さん、話が熱すぎてもう文字が入りません。残りは動画にて詳細をお願いします。
「ウナ丼がチェック!」ここが凄いぜ!! WRX STI



1.バンパー横のアウトレットダクトやブリスターフェンダーは、先代WRカーで培った知見が注ぎ込まれた本格デザイン。おとなしくなったようにも見えるGRBだが、それは誤解なのだ。 2.ボンネットダクトは外側から見ると普通のインプレッサと変わらないように見えるが、中身のシュラウドは専用設計。走行風をインタクーラーに導けるつくりとなっている。 3.タコメーターの中央にあるシフトインジゲーターは、設定した回転数になると赤い光と「ピピッ」という音で教えてくれる。エライね!
購入時はココを気にしたい……

レカロシートでなくてもグッド!
レカロ製のバケットシートはオプション設定。もちろん装備していればうれしいが、標準のSTI純正シートもホールド性が高く、満足できるレベルなのでレカロにこだわりすぎなくてもいいだろう。
判定:特上!


とにかく刺激的な加速感。怖いくらい速いけど、そのアンバランスな感じがめちゃくちゃ楽しいですね。低速トルクも十分にあって街乗りも普通に走れちゃう。真剣に欲しくなってしまいました。帰ったら中古車相場をチェックします!
WRX STIも見れる! ウナ丼さんの動画はこちらから!
ウナ丼 STRUT エンスーCARガイド
https://www.youtube.com/user/enthucarguide1