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更新日:2023.06.17 / 掲載日:2023.05.20
新型アルファード/ヴェルファイア発売直前予想! 現行の相場は?

今年4月の上海モーターショーで、プレミアムミニバンの新型レクサスLMが発表された。レクサスはセダンから始まり、後にクーペやSUV、さらにはコンパクトなハッチバックまで多くのバリエーションを展開してきた。2019年には、レクサス初のミニバンとなるLMを初公開。こちらは日本に導入されることはなかったが、中国を中心に販売されて話題となった。そして今年4月には、2代目となるレクサスLMがワールドプレミアされ、日本導入も正式に発表されている。そして、このレクサスLMは、次期トヨタ アルファード/ヴェルファイアとの共通項が多いといわれている。
発売日が6月21日(水)とウワサされるなど、もはや登場まで秒読み段階であろう次期アルファード/ヴェルファイアを予想しつつ、現行型の相場情報にも触れていく。
レクサスLMとは?

2019年に発表された中国市場向けの高級ミニバン。初代は日本への導入が見送られたが、2023年の上海モーターショーで発表された2代目は、今年秋の日本導入が予定されている。エクステリアは、さらに進化したスピンドルボディが見どころ。フロントグリルをボディカラーと同色とすることで、ボディと一体感のあるシームレスなデザインとなっている。インテリアは、3列シート(6名/7名乗車)に加え、ショーファードリブンとして4名乗車仕様も設定。パワートレインは、2.4L 直4ターボ、2.5L 直4を設定し、いずれもハイブリッドとなっている。先進安全技術も充実しており、まさにキング・オブ・ミニバンの名を欲しいままとするモデルになりそうだ。
新型アルファード/ヴェルファイアはどうなる?

新型アルファード/ヴェルファイアは、レクサスLMよりもひと足早くの発売となると噂される。しかし、その詳細は未だ謎に包まれている。ここでは、新型レクサスLMのスペックから、新型アルファード/ヴェルファイアを予想してみたい。
まずボディサイズだが、新型レクサスLMでは、全長5125mm、全幅1890mm、全高1955mm。これは現行型アルファード/ヴェルファイアよりもひとまわり大きいサイズ。つまり、新型はサイズアップする可能性がある。ただしレクサスLMのホイールベースは3000mmとなっており、これは現行型アルファード/ヴェルファイアと同じ値。内装の仕立てはLMと異なると思われるが、パッケージングはほぼ共通と見ていい。新型レクサスLMに導入されるドライブモード「Rear Comfort」は、アクセルやブレーキを統合制御して後席の快適性を高める機能だが、こちらの導入にも期待がかかる。
パワートレインも、新型レクサスLMのものが搭載される可能性が高い。2.4L直4ターボハイブリッド、2.5L直4ハイブリッドの2機種で展開され、おそらく現行モデルにある3.5L V6は廃止となるはずだ。ただし、これ以外にも新型アルファード/ヴェルファイア専用のパワートレインが設定される可能性もあり、正式な情報が待たれるところ。気になる価格だが、現行型はおよそ360万円~760万円の価格帯で新車販売されている。昨今の物価上昇のあおりを受け、現行型よりも高くなりそうだ。エントリーモデルで400万円を切って欲しいというのが、ユーザーの願いだろう。
現行型の相場は?

中古車平均価格(2023年5月時点)
アルファード:455万円
ヴェルファイア:360万円
新型アルファード/ヴェルファイアの発売後、高値安定が続いていた現行型の相場が動く可能性がある。それを見越して、現在の相場動向をおさらいしてみよう。中古車平均価格は、アルファードが455万円、ヴェルファイアが360万円と前者のほうが高い。基本的には兄弟モデルなのに相場の差が大きいのは、超高額なVIPグレード「ロイヤルラウンジSP」の在庫がアルファードに多く、これが全体の平均価格を底上げしていたようだ。パワートレインは2.5L、3.5L、2.4Lハイブリッドの3タイプが設定されているが、最も物件が多いのは2.5L。これに2.4Lハイブリッド、3.5Lが続く。アルファードなら「2.5S」、ヴェルファイアなら「2.5Z」が探しやすいだろう。
まとめ
フルモデルチェンジ間近だが、人気車種ゆえ急激な相場の下落はないと考えられる。相場が動くとしたら、新型の中古車が十分に行き渡る来年以降となるだろう。そう考えると、欲しい時が買い時という状況で、いま現行型をねらう価値はある。今後、新型アルファード/ヴェルファイアの情報が入りし出し、いち早くグーネットで詳細をお届けする予定だ。