中古車購入ガイド
更新日:2023.05.09 / 掲載日:2023.04.14
【中古車価格の仕組み】中古車購入時、エンジンルームのチェック法を教えて

中古車選びにまつわる素朴な疑問にお答えするコーナー。今回のテーマは「エンジンルーム」について。中古車に詳しいグーネットマガジン編集部がわかりやすく解説します。
質問:中古車選びの際、エンジンルームの見方がわかりません。
答え:わからなくてもOK! 代わりに整備記録簿を確認するとGOOD!
クルマのエンジンルームというのは、知識がない人にとってブラックボックスのようなもの。あちこちにホースが張り巡らされ、液体が溜まったタンクもある。どんな役割なのかさっぱり分からない……。こんなひと、多いのではないでしょうか。今回は、中古車購入時におけるエンジンルームのお話です。
エンジンルームは見なくてもよい!?
最初に結論から述べると、中古車購入の際にエンジンルームを必ず見る必要はありません。というより、エンジンルームを見ても「ココがおかしいな」と判別するにはそれなりの知識が必要だからです。そもそも、最近は自分のクルマのボンネットの開け方すら分からないひとも少なくありません。そんなひとが、中古車展示場でボンネットを開けてみたところで、得られるものはないでしょう。
では、エンジンは無視してよいのかといえば、そうともかぎりません。エンジンはクルマの心臓部であるため、不具合が起こると多額の修理費が必要になるケースもあります。では何をすべきか。それは、整備記録簿の有無を確認することが大切なのです。
整備記録簿とは?
整備記録簿とは、その中古車の履歴書のようなもの。主に法定12カ月や車検の際に、整備の記録が記されます。中古車を選ぶ際、まずは整備記録簿の有無を必ず確認しましょう。ここで、エンジンオイルが定期的に交換されているか、エンジンにまつわる部品交換や修理があったのかがわかります。中古車選びの際は、これがあるものを選ぶことが大切です。なお、整備記録簿の有無は、グーネットの「詳細条件で絞り込む」から、チェックマークを付けることで絞り込みができます。この機能を使うことで、より安心のクルマ選びができます。

それでも気になるエンジンルームのチェックポイント
とはいえ、せっかく手にいれる愛車なのだから、エンジンルームまで確認しておきたいという気持ちもありますね。ここでは、簡単なチェックポイントを紹介しましょう。
まずはヘッドカバーまわりに、オイルが極端に滲んだり垂れていないかを確認。雨の日でもないのに濡れている場所があれば、販売員に確認しましょう。それから冷却水の残量。減っているイコール不具合ではないですが、極端に減っているなら確認しておきたいところです。それから、購入を前向きに検討するなら、ボンネットを上げたままエンジンをかけてもらうのもよいでしょう。アイドリングが安定しなかったり、エンジンの振動が激しい場合は要確認を。そして最後に、ぱっと見でエンジンルーム内が極端に汚れていないかをみましょう。あまりに汚い場合は、長らく放置されてメンテナンスが行き届いてないケースも考えられます。
まとめ
中古車を買うひとは、全員がクルマに精通しているわけではありません。むしろ、エンジンルームの見方がわからない人のほうが大多数なのです。大切なのは、整備記録簿があるか、販売店がわかりやすく説明してくれるか、いざという時に対応してくれそうか、保証はどうなっているか…を確認すること。これを知っていれば、中古車選びも怖くありませんね。
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