モータースポーツ
更新日:2024.02.22 / 掲載日:2024.02.22
キャデラック 3台のハイブリッドマシンでル・マンに挑む! 2023シーズンは初の表彰台
キャデラックは、2024年6月15日より開催されるル・マン24時間レースに、3台のハイブリッド・レーシングカー「キャデラックVシリーズ.R」を投入することを発表した。
キャデラック・レーシングは2023年、FIA世界耐久選手権(WEC)のハイパーカークラスに初参戦。フルシーズン参戦した「Vシリーズ.R/2号車」は4度の上位5位入賞を果たし、100周年を記念したル・マン24時間レースでは3位入賞を達成した。
前シーズンに引き続き、ル・マン24時間レースには3台がエントリー。今シーズンもWECにフルシーズン参戦する「Vシリーズ.R/2号車」を筆頭に、前シーズン4位入賞の「Vシリーズ.R/3号車」、同クラス10位の「Vシリーズ.R/311号車」が総合優勝を目指す。
グローバル・キャデラックのバイスプレジデントであるジョン・ロス氏は「キャデラック・レーシングが再びル・マン24時間レースに参戦し、3台のマシンでハイパーカークラスの総合優勝を争うことを大変うれしく思っています。2023年にこの歴史的な耐久レースで初の表彰台を獲得した後、私たちはこの成功をさらに発展させ、『キャデラックVシリーズ.R』のテクノロジー、革新性、耐久性をアピールするとともに、レースチームの卓越した能力と決意を示したいと考えています」とコメント。
GMのスポーツカー・レーシング・プログラム・マネージャーのローラ・ウォントロップ・クラウザーは、「2023年のル・マン100周年に参戦することができ、とても感動しました。新型レーシングカー、新チーム、新ルールで表彰台に上れたことは素晴らしいことです。私たちは2024年も前進を続け、昨年からの教訓を生かしてプログラムを強化し、ル・マンで世界最高峰と競い合えるよう準備しています」と自信を覗かせた。
また、2015年と2017年のル・マン24時間レース総合優勝者であり、前シーズンに引き続き2号車のドライバーを務めるアール・バンバー選手は「ル・マンにキャデラックが戻ってくること、そして総合優勝に挑戦することを、私たち全員が楽しみにしています。アメリカのメーカーがこれを達成するのは数十年ぶりのことであり、我々は目標達成に向けて強力に突き進むつもりです」と決意を語っている。
「Vシリーズ.R」はキャデラック・デザイン、キャデラック・レーシング、シャシー・コンストラクターのダラーラ社が共同開発したレーシングマシンで、専用設計のキャデラック5.5L DOHC V型8気筒エンジンを搭載。縦型ライトやフローティングブレードなど、キャデラックの特徴的なデザイン要素が盛り込まれている。
キャデラック 公式HP:
https://www.cadillacjapan.com/
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