インタビュー
更新日:2021.10.26 / 掲載日:2020.10.10
クルマ好きな芸能人、著名人インタビュー[カーライフ・ジャーナリスト・まるも亜希子]
各界の著名人から好きなクルマの話を聞き出すこのコーナー。今回のゲストは、カーライフジャーナリストとして、本誌をはじめさまざまな自動車媒体で活躍中のまるも亜希子さん。カーマニア御用達の有名自動車専門誌出身という経歴にもぴったりのマニアックな車歴や、なんと旦那さんもモータージャーナリストという世にもめずらしいクルマ一家の愛車選びについて、大いに語ってもらいました!
(掲載されている内容はグー本誌2020年11月号の内容です)
撮影/木村博道(イーグル)
カーライフ・ジャーナリスト・まるも亜希子
自動車専門誌にて編集者として活躍後、2003年よりフリーのジャーナリストに。結婚、出産を経て、ママ目線でのリアルなレポートにも定評がある。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
のんびり走っていても似合う2+2座のクーペが好きなんです
グー 現在のプロフィールからすると、子どもの頃からクルマ好きだったと推察しますが?
まるも いえ、全然そんなことはなくて、大自然に囲まれた通学手段的に厳しい大学に入って(笑)、初めて免許取得と愛車購入を考えたんです。そうしたら、知人にクラシックカーショップを紹介されて、「これなら予算30万円で大丈夫」と言われ、70年代のクラシックビートルを見せられたんですね。
グー そ、それは初心者が手を出しちゃいけないやつ……。
まるも ところが、2年ほど乗っても全然壊れなかったんですよ。私、どうも中古車はアタリを引き当てる確率が高いんですよね!
グー それは素晴らしい才能だと思います(笑)。
まるも その次に選んだのは、フィアットの初代124スパイダーで、この頃に就職して、『ティーポ』の編集部へ。就職倍率が高い時代だったんですが、乗っていたクルマがよかったんでしょうか(笑)。
グー やはりトラブルなしですか?
まるも エンストとかはなかったんですが、年式が古いので屋根がボロボロになってきて、マツダのMPVに乗り換えました。当時ハマっていたスノボに行くためです。
グー エンスー雑誌の編集者っぽくない車種ですね(笑)。
まるも そう思うでしょうけど、じつはこれフォード製のエンジンを積んでたんです。
グー なるほど、そうきたか!
まるも その次にランサーのGSRを買ったらダートラに誘われ、すっかりハマっちゃいましたね(笑)。
グー 愛車が趣味を誘発するパターンですか!
まるも 次もダートラ用にギャランVR-4を買って、その後は、学生時代に旅行したカリフォルニアで見て憧れていた、マスタングです。
グー おお、アメリカン!
まるも 久々に2+2座のクーペを堪能して、やっぱり私はこれが好きだなって思い直しましたね。
グー スタイルがいいですよね。
まるも それもありますが、後席に荷物が載せられるし、2シーターと違ってのんびり走っていても似合うところがいいんですよね。
グー たしかに!
まるも そして次に買ったのが、ポルシェ968です。2+2クーペとしては最高のハンドリングカーで、気に入って約4年乗っていました。
グー それだけお気に入りだった968から乗り換えたのは?
まるも 今のCR-Zです。07年のモーターショーに出展された時にひと目惚れして、絶対買うって宣言してました(笑)。もう10年15万km乗り続けてるんですけど、独身時代から結婚、出産を経て、ライフスタイルが変わってもずっと乗っていられるクルマってなかなかないですよ。
グー では、お子さんが生まれて、増車されたんですか?
まるも ええ。エルグランドを買いました。おむつ替えもできるし、さすがミニバンって思いましたね。ただ、夫婦揃って「もっと走りがいいクルマが欲しい」と思って(笑)、4年ほど前にメルセデス・ベンツのVクラスに乗り換えました。
グー 長距離とか楽そうですね。
まるも そうなんですけど、一方で日本のミニバンと比較しちゃうと、後席にドリンクホルダーもないし、窓も開かない。シートアレンジなんてまったく日本車に敵いませんよ。
グー ユーティリティと走りのどちらを取るかってところですね。
まるも 走りを取りました(笑)。
グー では、次に欲しいクルマは?
まるも じつは、もうすでに注文しているんです(笑)。
グー なんと!
まるも 新型レヴォーグです。私にとって一番守りたいのは、やっぱり後席の子どもなんです。アイサイトXにも期待してますし、日本で乗るにはベストなサイズってところにも価値がありますよね。
愛車のお気に入りポイントはこの美しいラインということで、これはまるもさんお気に入りのカテゴリー「2+2クーペ」の特徴でもある。ボディカラーは、「青いCR-Z」が夢に出てきて決めたのだとか。
YouTube発信で女性視点のカーライフを応援しています
「#置きシュー」プロジェクト実施中!
まるも亜希子さんとカーライフ・エッセイストの吉田由美さんが主催する『クルマ業界女子部』が注目を集めている。今年9月で立ち上げから1年が経過した同YouTubeチャンネルでは、新車情報をはじめとしたカーライフにまつわるさまざまな情報を、毎月7がつく日(7日、17日、27日)に生配信中。運転に適した靴の車内常備を啓蒙する「#置きシュー」プロジェクトでは、オリジナルシューズバッグを制作し、10月2日よりキタムラ公式サイトおよび、モトーリモーダのオンラインショップで販売開始している。
オリジナル「置きシューバッグ」を発売!
まるも亜希子さんの思い出に残る愛車たち……
- フォルクスワーゲン ビートル(初代モデル)
中古車中心価格帯:60万から220万円正式名称は「タイプI」。半世紀以上生産され続けたロングセラーモデルで、歴史に名を残す。まるもさんが「2+2クーペ」を好きになった原点。 - ホンダ CR-Z
中古車中心価格帯:20万から110万円世界初のハイブリッドスポーツカーとして2010年にデビュー。CVTと6速MTを設定する。まるもさんが生涯最も長く乗っている愛車。 - メルセデス・ベンツ Vクラス(現行型)
中古車中心価格帯:380万から800万円圧倒的なプレミアム感と広大な室内スペースを誇るフルサイズミニバンで、現行型の日本導入は2015年。まるもさんの現在の愛車その2。
※中古車価格はグーネット 2020年9月調べ。記事中の価格は参考であり、中古車価格を保証するものではありません。