アルピーヌ　創業者ジャン・レデレ氏の生誕100周年祝う限定車発表

　アルピーヌは現地時間の5月28日、同社の創業者でレーシングドライバーとしても活躍したジャン・レデレ氏の生誕100周年を記念して、フランス・ディエップでイベントを開催するとともに、100台生産の限定車「A110 GT J.レデレ」を発表した。6月1日より専用アプリにて受注を開始、現地での価格は83,000ユーロ（日本円約1,143万円）。

創業者への敬意を込めた限定車

　同モデルはA110 GTをベースに、ジャン・レデレ氏が好んだというモンテベロ・グレーをボディカラーに採用、ハイグロスブラックのルーフを組み合わせた。ハイエンドな装備を揃え、外装ではディアマントブラックの18インチグランプリホイールとシルバーのブレーキキャリパーを装着。内装にはブラックレザーを採用し、グレーのステッチをアクセントに施して外装との統一感を持たせた。また、限定車であることを示すシリアルナンバー入りプレートも装着される。
　なお、エンジンはベース車同様に、最高出力300hpを発揮するエンジンを搭載する。

記念イベントで街全体がアルピーヌ一色に

　記念イベントでは、市内のアルピーヌ本社からパレードを実施、ビーチに開設された特設会場には1,100台ものアルピーヌ車と市民、そしてファンらが集まり、アニバーサリーを盛大に祝った。このパレードにはBWTアルピーヌF1フォーミュラ1のレースマシンや、A110 GT J.レデレも参加し、パレードを盛り上げた。また、セレモニーでは創業者夫人のミシェル・レデレ氏がテープカットに参加、その後、シリアルナンバー1を持つ限定車のキーが贈られた。

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