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更新日:2022.04.28 / 掲載日:2022.04.28
ミシュラン ジャパントラックショー2022で日本初公開ツール出品

日本ミシュランタイヤはこのほど、2022年5月12日(木)~14日(土)にパシフィコ横浜(横浜市西区)で開催される「ジャパントラックショー2022」(主催:一般社団法人 国際物流総合研究所)への出展内容を発表した。
日本初公開の数秒でタイヤの残溝点検が出来る「MICHELIN Quick Scan」を参考出品

同社では「ミシュランの考える物流新時代」をテーマに 、人手不足・高齢化・2024年問題が深刻な輸送業界の課題解決に貢献する、先進的なデジタルソリューションを提案。ブースではタイヤ使用プロセスのDX化を図る最新のソリューションを中心に紹介するとして、タイヤ管理の複雑さを解消し省力化につながるサービスとタイヤを展示する。
展示品の一つとして、日本初公開となるタイヤ残溝点検ツール「MICHELIN Quick Scan」を参考出品。同ツールは、路面の磁気スキャナーでタイヤ摩耗をミリメートル単位の精度で瞬時に自動測定するというもの。このほか、タイヤの個体管理を可能にする「RFID」内蔵タイヤを装着した車両、大型トラック向けレスキューサービスのデジタルアプリケーション「MRN GO」、タイヤ点検の省力化を図るデジタルソリューション「MICHELIN Tire Care」、4Rを具現化したワイドシングルタイヤ、バン・ライトトラック用全天候型タイヤ(参考出品)などを展示予定としている。
展示内容詳細
「RFID」内蔵タイヤ装着 大型トラック車両
RFID(Radio Frequency IDentification)は、ICタグを利用し無線通信によってモノを自動的に識別・管理する技術で、タイヤの個体管理への応用が注目されている。同社では、タイヤ使用プロセスDX化の将来像として、RFIDタグを内蔵することでタイヤをIoT化し、生産工場出荷から販売店での在庫、車両装着、リグルーブ、リトレッド、リサイクルまでの使用履歴全体の個体管理を目指し、2024年までに自社製のすべてのタイヤにRFIDを搭載する計画を掲げている。
MICHELIN Quick Scan(ミシュラン クイックスキャン)
路面の磁気スキャナーでタイヤ摩耗をミリメートル単位の精度で瞬時に自動測定。すべてのブランドのタイヤと車両を、天候にかかわらず測定可能であり、電気機器無しに簡単に設置できる。特許出願した15以上のツールに加え、独自の人工知能アルゴリズムで、タイヤデータを精査分析。参考出品、日本初公開。
MRN GO(エムアールエヌゴー)
タイヤ業界初の大型トラック向けレスキューサービスのデジタルアプリケーション。ミシュランレスキューネットワーク(MRN)のプロセスをDX化し、スマートフォンにダウンロードしたアプリケーションのSOSボタンを押すことで、タイヤの故障画像と、タイヤ内温度や空気圧情報をコールセンターに事前送信することが可能。コールセンターはレスキュー作業店に位置情報およびトラブルの正確な情報を伝えられる。作業店も効率的に出動準備ができ、結果的に故障車両のダウンタイム削減に繋げられるとしている。
同社とフジトランスポート(本社:奈良県奈良市)のグループ会社であるドコマップジャパン(本社:東京都港区海岸)が共同開発し、2021年11月より提供開始。
MICHELIN Tire Care(ミシュラン タイヤケア)
タイヤメンテナンスを予測可能にし、タイヤ点検の省力化を図るデジタルソリューション。測定機器とアプリケーションを使用してタイヤ点検を実施し、自動作成される点検レポートからメンテナンス時期を予測し、タイヤマネージメントを可視化する。2021年12月から提供開始。
ワイドシングルタイヤ「MICHELIN X One(ミシュラン エックスワン)」
トラックの後輪に装着されている2本(ダブルタイヤ)を1本にするというコンセプトで、1車軸当たり約100㎏の軽量化を実現した、車両の輸送効率向上と環境負荷低減に貢献するトラック・バス用ワイドシングルタイヤ。新品/リグルーブ/リトレッドと資産価値を最大活用することで、さらなるコスト削減と環境貢献が可能。
バン・ライトトラック用全天候型タイヤ「MICHELIN AGILIS CROSSCLIMATE(ミシュラン アジリスクロスクライメート)」
参考出品。
出展概要

展示会名:ジャパントラックショー2022
日時:5月12日(木)~14日(土) 10:00‐18:00(最終日は17:00まで)
会場:パシフィコ横浜(神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-1、みなとみらい駅から徒歩約4分)
入場料:無料
展示ブース:ホールA A-15
展示テーマ:「ミシュランの考える物流新時代」