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更新日:2022.04.13 / 掲載日:2022.04.13
マセラティ×アルカンターラ MC20の展示イベントをミラノで開催

マテリアルブランド「ALCANTARA(アルカンターラ)」を製造販売するアルカンターラ社は現地時間の4月7日、イタリア・ミラノで「LUXURY MEETS PERFORMANCE(ラグジュアリーとパフォーマンスの融合)」をテーマにした、マセラティとのコラボレーションイベントを開催した。
ミラノ市内の体験型ショップ「Frame」の中庭で開催 マセラティとアート作品を展示

同イベントは、ミラノ市内にあるコンデナスト社1階の体験型ショップ「Frame」の中庭にて開催。最新スーパースポーツカー「マセラティ MC20」のほか、イラストレーターのピエトロ・マッツァ氏がアルカンターラのマテリアルに描いた、しなやかなラインとスピードメーターが目を引く作品も展示された。
異国の地を舞台に移動する物語を表現 マセラティの勝利を象徴するトロフィーも描く


同作品は、異国の地を舞台に移動する物語をグラフィックで表現。職人技と細部へのこだわりを象徴する縫製の針や、メカニックとダイナミズムを表す空、隕石のように空中に描かれているホイールのほか、地面にはボルトとスピードメーターが描かれている。
また、レースにおけるマセラティの卓越性や、スピードによる勝利を象徴するトロフィーも描かれており、トロフィー内側を通過する雲は勝利に微笑む顔の輪郭、キャンバスの構図全体の背景を横切っている雲は、アクセルを踏んだ後に残るスリップストリームを象徴している。
同作品を描いたピエトロ・マッツァ氏は、「今回のインスタレーションでは、マセラティ MC20のインテリアに使用されているアルカンターラをキャンバスに、このクルマの生み出すエネルギーやスピード感などの世界観を表現している」と述べた。
MC20に採用された共同制作のシート レーザーカット加工を施したV字が際立つデザイン

マセラティ MC20に使用されているアルカンターラのマテリアルは、テクノロジーとクラフツマンシップを融合させたオリジナルのテーラーメイド・パターンを採用。これは、マセラティ社のデザインセンターと、アルカンターラ社のコンプレックス・マニュファクチャリングのデザイナーや技術者の共同制作によって誕生した、究極のカスタマイズ品となっている。
シート中央部に貼られているアルカンターラは、レーザーカット加工を採用することで、V字のカットが際立つ光学的効果のあるグラデーション状にデザインされた。また、カラーバリエーションはブラックだけでなく、ブルーやメタリックグレーも選べるほか、裏地がメタリックグレーのタン革色も選択できる。
アルカンターラ社の会長兼CEOであるアンドレア・ボラーニョ氏は、「マセラティのように、テクノロジーとクラフツマンシップ、情緒と性能を兼ね備えたブランドと仕事ができることは、常に我々にとっての誇りとなります。『オール・イタリアン』の品質とカスタマイズにおけるアルカンターラ社のこれまでの経験により、世界で最も称賛されるブランドからアルカンターラは選ばれています」と述べた。
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