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更新日:2022.03.16 / 掲載日:2022.03.04
新旧フェアレディZが共演! 深くて楽しいクラシックカーの世界【九島辰也】

文●九島辰也 写真●ユニット・コンパス
暖かくなってきました。クラシックカーにはいい季節です。キャブの調子を見ているといい感じです。暖気運転をしっかりすれば吹け上がりも上々。排気ガスも夏と比べればそれほど臭くなりません。キャブ調整バッチリってことでしょう。まぁ、夏ももう少し薄くガスを吹けばいいんでしょうがね。その辺は面倒くさがらずにやらないと……。
ということで、絶好調の愛車ダットサン・フェアレディで旧車の祭典「ノスタルジック2デイズ」に行って参りました。せっかくですからね、テンション上げるためにもRAV4で行くより楽しくなりそうです。なんたって昨年はコロナ禍で中止でしたから2年ぶりとなります。そのせいか、開場一時間後に到着したら駐車場はすでに満車。でもって入場の行列もすごかったです。
会場はパシフィコ横浜。規模は2020年と同じくらいでしたが、その前の年は2倍くらいのスペースを使っていたので少々物足りない気がしました。周りの話では、クラシックカーは全般的によく売れていて、人気モデルは値段がかなり高騰しているらしいのですが、不思議です。もっと景気良くみなさん出展すればいいのに。

それはともかく、入場。目についたのは新型フェアレディZプロトタイプの特別展示でした。すでにネットでも話題になっているので話題沸騰です。うまい具合にS30をオマージュしていますね。デザインのトップ、アルフォンソさんとは何度か話をしていますが、彼好みの二枚目的なスタイリングをしています。早く乗ってみたいなぁ。Z34の時のように北海道のプルービンググラウンド(テストコース)で走らせてもらえたらありがたい。
で、その横には歴代Zが並んでいました。S130やS30もいいですが、S31後期が一番好きです。97年頃でしたか、中古でいい状態のものを見つけたので買いに行こうとしていたんです。が、その前日に立ち寄ったBMWアプルーブドカーフェアでBMW318iを衝動買いしてしまい辿り着きませんでした。なので、今も心残りがあります。いつか乗りたいな。




Z以外ではハコスカが目立っていました。こちらはノーマルではなくカスタム車両が多いです。僕のと同じSP&SR系フェアレディは今回は少なかった。2019年はたくさんいたんですけどね。残念。あとはサニトラ、86、117クーペが目を引きました。
例年と違っていたのは、意外なほど輸入車が多かったことでしょう。しかもヤンチャなカスタム車というより、本当に価値のある高額な商材が目につきました。ウルフカウンタックは億越えだそうです。あとはBHオークションに飾られていた930ターボと575Mスーパーアメリカはやばかった。89年最終型の930ターボは実走1万2000キロだったと記憶しています。あるんですね、そんな状態のクルマが。日本のエンスージアストは恐ろしい。



会場には知り合いもたくさんいらっしゃいました。ワクイミュージアムの涌井さんは今度ブリストルの本を発刊させたそうで、それをいただきました。ブリストルについては一時期かなり勉強しましたが、だいぶ忘れてしまったので助かります。カーショップ以外では僕がかつて一日店長をつとめたモトーリモーダやル・ガラージュさんも出展していました。クルマ関係のアイテムではピカイチです。その他はバイク用グローブのKAKAZAN、ドライビング用サングラスとして使い勝手のいいDEECなどなど。いつか僕も出展したいなぁ、と思いました。ナニを売ろう?
それはともかく、楽しいイベントであることは間違いありません。早くコロナ禍が終焉してもっと規模の大きな会になることを待ち望みます。パーツショップが増えるといいですね。ヤフオクやエンスーの杜がそのまま出展しちゃえばいいのに。リアルヤフオク!なんておもしろいかも。
ちなみに、僕のダットサン・フェアレディは先日ダッシュボードカバーを入手し装着しました。目の前の景色ですからね、気分が上がります。次はワタナベのホイールかな。今履いているテッチンを下取りにすると安く手に入りそうです。こういうのが楽しいんですよね。欲しいパーツを探して、見つけて、買ってきて、色塗って、装着する。でもそれって時間がいくらあっても足りません。リタイヤ後の趣味ですかね。いやいや、時は金なり。今週末もショップ巡りに行って参ります。
