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更新日:2021.11.05 / 掲載日:2021.11.05
米国レクサス IS 500 と IS 350をSEMAショーに出展

米国レクサスは現地時間の11月2日から5日、米ラスベガスで開催されているSEMAショーにおいて、レクサス IS 500 および IS 350のカスタムカーの展示を行うと発表。パフォーマンスをテーマとした2台のカスタマイズの詳細を公表している。
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レクサスはパフォーマンスをテーマとした2台を出展
SEMAショーとは、毎年ラスベガスで開催されるクルマのパーツメーカーをメインとする展示会。特殊部品市場協会(通称SEMA)が主催し、多数のメーカーの最新アイテムやカスタムカーが発表・展示される大規模なイベントだ。
今回、レクサスが紹介したのは「ストリートパフォーマンス」をテーマにしたIS 500と、「究極のサーキットパフォーマンス」がテーマのIS 350。それぞれ、レーシングアイコンであるタウンゼント・ベル氏とスコット・プルーエット氏の協力を得て製作された。
HIRAKU & タウンゼント・ベル ストリートパフォーマンス IS 500

カスタマイズのベースは、レクサスのスポーツセダンF SPORTパフォーマンス。このSEMAショーに向けて、HirakuCo.とレクサスアンバサダーのタウンゼント・ベル氏の協力を得て、ストリートパフォーマンスをテーマにしたIS 500が製作された。
スポーティかつ存在感あるエクステリア

そのスポーティなラインを活かし、3Dプリントによるワンオフのボディキットで存在感のあるエクステリアを実現。フロントリップスポイラー、サイドステップ、リアディフューザー、フロントフェンダー、バンパーカナード、リアルーフスポイラー、リアバンパーガーニッシュに加え、Seibon製のカーボンファイバー製ボンネットとトランクが付属している(デザインはHirakuCo.)。レクサスの伝統的なスタイルであるスピンドルを現代風にアレンジした、網膜のように繊細なビニール製のボディラップが施されている。
パフォーマンス&ハンドリング
このIS 500は、V8のためのいくつかの改造が行われた。インダクション側には、A’PEXiのカスタムインダクションボックスにTOMS Racingのカーボンファイバー製サクションパイプを装着。また、Beat Soni社製のアプリ「Shiftpower 4.0」を使ったスロットルコントロールにより、よりスムーズなスロットルコントロールが可能となっている。
前後のサスペンションにはトムス製のシャシーブレースを採用することで、シャシーの剛性を高めて反射性能を向上。また、32段車高調を装着することで、安定した走りを実現している。レトロモダンな雰囲気を醸し出すホイールには、独自のエアロディスクカバーを装着。ブレンボ製のGTブレーキシステムとカスタムペイントされたキャリパーが強力な制動力を発揮する。
DSPORT & スコット・プルーエット サーキットパフォーマンス IS 350

レクサスは、伝説のロードレーサーであるスコット・プルーエット氏とDSPORT誌の協力を得て、IS 350をこれまでとは異なるサーキットでの武器にするというミッションを開始した。
SEMA 2021では、このIS 350をエクステリア、サスペンション、および一部のインテリアの変更を中心とした「リバースビルド」として発表。来年のSEMAでは、現在の2倍以上の馬力とサーキットでの走行性能を向上させるプロジェクトとして、DSPORT社の編集部と共同で開発を進めているという。
カラフルなラッピングはスコット・プルーエット氏へのオマージュ

このIS 350は、モータースポーツ界の重鎮でありレクサスのブランドアンバサダーを務める、スコット・プルーエット氏へオマージュを捧げたカラーリングのエクステリアデザインをまとっている。トロイ・リー・デザインは、プルーエット選手のヘルメットからヒントを得て、独自のデザインを開発。トロイ・リーとスコット・プルーエット氏は、何十年にもわたるレース活動を通じて協力してきた歴史をもつ。日本のArtisanSpirits製のボディキットの上に、カリフォルニア州のBoss Wraps社が巧みにラッピングを施している。
SEMA 2021では、ArtisanSpiritsの手によるボディキットが世界初公開された。このボディキットは、ISが将来的にサーキットで必要とするもので、優れたフィット感と仕上がりを特徴とする。
完成した暁にはサーキット走行も視野に
座席は将来的なサーキット走行も視野に入れ、4点式ロールバーとSPARCO製5点式ハーネスを装着し、レースシートでドライバーをサポート。サスペンションには、カスタムメイドのKW Variant 3コイルオーバーを採用し、車高調整の幅を広げながら車両をコントロールして安定性を向上。また、レクサスRCFトラックエディションに搭載されていたカーボンセラミック製ブレーキシステムをISに移植している。
この車には、サーキットとストリート用に2種類のホイールセットが用意された。サーキット用には、ADVAN Racing Beyond GT 鍛造19インチホイールを採用。ショー用のホイールは、Rotiform KPSの20インチモデルとなっている。
2022年以降のFとF SPORTの進化について発表
レクサスは、SEMAでこれらの展示に加えて、今後のFとF SPORTの展開について発表している。2022年発売のIS 500 F SPORT Performanceを皮切りに、現在のレクサスのパフォーマンスレンジは4つの層に拡大する。「F SPORT Design」、「F SPORT Handling」、「F SPORT Performance」、「F」の4つに分かれ、それぞれの層で独自の性能向上が図られるという。今後、レクサスの各モデルにこの新しいパフォーマンス戦略が採用されていく予定で、詳細は近日中に発表されるとアナウンスしている。
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