ポルシェ　新進アーティストにスポット当てた2つのプロジェクト開催

　ポルシェAGは10月より、アートにスポットライトを当てた2つのプロジェクト「ジ・アート・オブ・ドリームス（The Art of Dreams）」と「グローバル・ギャラリー（Global Gallery）」を開催、新進アーティストの作品紹介の場を創出している。「ジ・アート・オブ・ドリームス」はパリ・ガリエラ美術館で10月15日～24日まで。 「グローバル・ギャラリー」 は10月9日から8週間、渋谷のスクランブル交差点やニューヨークのタイムズスクエアなど世界中の有名な広告板を使って開催される。

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美学、デザイン、革新に関するあらゆるテーマがポルシェの共感を呼ぶ

　「ジ・アート・オブ・ドリームス」は、都市での一連のインタラクティブなアートインスタレーションとして企画され、さまざまな視点から夢のテーマをあつかう作品を特集する展覧会。フランス人アーティストのシリル・ランセリンによる“Remember your dreams”がスタートを飾った。
　また、 「グローバル・ギャラリー」 はポルシェと若い才能に注目するケーニッヒギャラリーのパートナーシップによる企画展で、世界各国の有名な広告板を使い、新進アーティストのデジタル作品を紹介する。

　これらのアートイベントについて、ポルシェの最高マーケティング責任者（CMO）のロバート・エイダーは「ポルシェの理念は、スポーツカーの製造の観点だけでなく、社会的な観点からも夢を実現することにあります。人々にインスピレーションを与え、夢を実現するための具体的なサポートを提供することが私達の目的です。アーティストが参加する新しいプロジェクトは、このような取り組みを示しています。私達は、物理的なインスタレーションと同じくらいデジタルアートの世界に関わるようになっています。つまり、美学、デザイン、革新に関するあらゆるテーマがポルシェの共感を呼びます」と説明している。

ジ・アート・オブ・ドリームスについて

　フランスの芸術家で建築家のシリル・ランセリンによる“Remember your dreams”は、10×12.4×7.6m（LxWxH）の特大インスタレーション作品。この没入型の作品は、空気で満たされたエレメントで構成されており、訪問者が日常の現実から離れて夢を思い出すようにいざなう、超現実的な環境を創出し、夢を思い出すことで夢を実現するための最初のステップを踏み出すというイメージを表現する。この展覧会シリーズは、さまざまな国の文化の中心地で開催され、次回は2022年春にミラノで開催予定としている。

グローバル・ギャラリーについて

　ポルシェとケーニッヒギャラリーによって企画されたグローバル・ギャラリー展では、若いアーティストが作品を展示するためのデジタルキャンバスとして、東京、ニューヨーク、マドリード、ベルリン、ソウルの5つの主要都市のデジタル広告板が利用される。グローバル・ギャラリー展には、アンディ・ピッチ、オーリア・ハーヴェイ、バンズ&ボウィンケル、ベン・エリオット、ジョン・ユイ、ジョン・バーガーマン、ヨナス・ランド、ケネディ+スワン、マヌエル・ロスナー、ニコール・ルッジェーロ、およびジュヌワナといった若手アーティストが参加する。
　また、このバーチャルアートワークは、ケーニッヒギャラリーが運営するオンラインマーケットプレイスのmisa.artから、非代替性トークン（NFT）と呼ばれるデジタルアセットで購入することが可能で、新世代のアートバイヤーからの注目を集めているという。misa.art/ggページには、アーティストとその作品に関する情報も含まれている。

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