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更新日:2021.07.26 / 掲載日:2021.07.26

BMW AR(拡張現実)を使った史上初の展覧会「BMWアート・カーズ」を開催

BMW 3.0 CSL(1975年、アレクサンダー・カルダー)

BMW 3.0 CSL(1975年、アレクサンダー・カルダー)

 BMWはこのたび、同社が行っている文化的な取り組みが50周年を迎えたことを記念し、AR(拡張現実)を利用した展覧会「BMWアート・カーズ」を開催している。
 これはARを楽しめる無料のスマホアプリ「Acute Art(アキュート・アート)」と共同で実施されるもので、BMWアート・カー・コレクションを初めて拡張現実(AR)を使って展示。
 7月15日に第一弾の作品公開がスタート、その後は2週間ごとに展示車両が追加されていく予定で、世界中の誰もがいつでも鑑賞を楽しめる。

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1975年に誕生した「BMWアート・カー」が続々登場

  • BMW 525i(エスター・マフラング、1991年)

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  • BMW M3 GT2(ジェフ・クーンズ、2010年)

    BMW M3 GT2(ジェフ・クーンズ、2010年)

 今回の展覧会は世界の芸術文化を支援するプロジェクト「BMW Group Cultural Engagement」(ビー・エム・ダブリュー・グループ・カルチュラル・エンゲージメント)の50周年を記念したもの。
 1975年にレーシング・カー・ドライバーでアートに造詣の深いフランス人、エルヴェ・プーラン氏とBMW Motorsport(BMWモータースポーツ社)の創始者であるヨッヘン・ニーアパッシュ氏が共同で企画し、世界中の著名な芸術家19人がそれぞれの時代のBMWをデザインした「BMWアート・カー」を、360°完全没入型のバーチャル化された展覧会場に展示する。
 第一弾の展示作品は「BMWアート・カー」のスタート作品となったアレクサンダー・カルダー作の「BMW 3.0 CSL」(1975年発表)や、加山又造・作の「BMW 535i」(1990年発表)など7作品。
 その後は2週間ごとにさらなるBMWアート・カーが順次公開される予定で、スイス・バーゼル市で9月下旬に開催予定の「Art Basel(アート・バーゼル)」に合わせてすべてのアート・カーが出そろう。
 今回のユニークな展覧会について、BMW AGでカスタマー、ブランド&セールス担当取締役を務めるピーター・ノータ氏は「BMWアート・カーは、BMWが50年間にわたり行ってきた文化活動のDNAに欠かせないものです。ついに、そのアート・カーがデジタルの世界に乗り込み、どこでも、誰でもアクセスできるようになりました。アキュート・アートとのコラボレーションは、革新的で最先端の技術を目指す当グループにとってたいへん喜ばしいことです。アート・カーを自宅の居間に置いて、この素晴らしい作品のハンドルを握るのが待ち遠しい思いです」と、その思いを語った。

文化を通じて世界中の人々を物理的にも仮想的にも結びつける

  • BMW 535i(加山又造、1990年)

    BMW 535i(加山又造、1990年)

  • BMW M3(マイケル・ジャガマラ・ネルソン、1989年)

    BMW M3(マイケル・ジャガマラ・ネルソン、1989年)

 BMWグループは、世界的に有名な団体やアーティストとパートナーシップを組み、文化の支援と促進に取り組んでいる。
 今回の取り組みは相互の尊重と好奇心を通じて、文化を通じて世界中の人々を物理的にも仮想的にも結びつけることがねらいで、アキュート・アートと提携し異次元のメディアを探求することでアートの物理的な限界を押し広げることを目指している。
 このアプリでは、アート・カーを1台ずつ表示することも、複数を同時に表示することも可能。
 そのために実物のアート・カーを、写真測量法を用いてあらゆる角度から徹底的にスキャンし、車両ボディに施されたアーティストの作品を細部に至るまで記録、最終的にデジタル上で車両を組み立て、ARでアート・カーを正確に再現したという。

 アキュート・アートのCEOであるジェイコブ・デ・ギア氏は「何十年にもわたり技術革新および芸術に並々ならぬ貢献をしてきたBMWとの協同作業に感激しています。アキュート・アートは、芸術を一般化し、これまで実現できなかった場所にアートを届けるというビジョンに基づいて設立されました。この困難な時代に、私たちは新しい手段を見つけなければなりません。BMWグループとのコラボレーションは、テクノロジー、デザイン、アートの交流を深めるものです。これらの分野で活躍する最も革新的な人々とともに、未来の風景を探っていきたいと思います」と語った。

Acute Art(アキュート・アート)について

 アプリ「Acute Art」は最先端の技術を使用しており、対応機種は、iPhone X以上、Samsung Galaxy S8相当であり、アプリの利用には、Apple iOS 11またはAndroid 8.0 Oreo(API 24)以降のOSをインストールし、4GB以上のメモリを搭載したスマートフォンが必要。
 詳細は、アキュート・アートのウェブサイト(acuteart.com)を参照のこと。

【アプリAcute Artのインストールと起動】
1. スマートフォンでQRコードを読み取り、App StoreまたはGoogle Playからアプリ「Acute Art(アキュート・アート)」をダウンロード。
2. アプリ「Acute Art」を起動し、「BMW Art Cars(BMWアート・カーズ)」を選択し、車両を選択してから「Place(配置する)」ボタンをクリック。
3. スマートフォンを床に向け、タップして作品を配置。画面を指でドラッグすると、作品を回転させたり拡大/縮小させたりすることが可能となる。

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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