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更新日:2018.11.22 / 掲載日:2016.01.25
世界最大級のカスタムカーイベント

ユニット・コンパス/Goo-net編集部
1月15日(金)から17日(日)の3日間にわたって千葉の幕張メッセで開催された「東京オートサロン2016」。今年は、15(金)、16(土)の両日の開催時間を2時間延長して20時までとしたこともあって、入場者数は3日間トータルで32万5501人と過去最高記録を更新した。これまでの記録は、昨年の30万9679人。
カスタムカーのビッグな祭典として国内外から大きな注目を集める「カスタムカーグランプリ」各部門の最優秀賞に選ばれたモデルについては、別記事にてまとめてご紹介している。今回は、グランプリ以外に印象的だったポイントをまとめてみよう。
■世界最大級のイベントに成長

年々規模を拡大している東京オートサロンには、今年は約880台の車両が展示された。自動車メーカーのブースに展示されていたのは、レーシングカーや趣味性の強いコンセプトカー、レース車両のベースとなるスポーツモデルなどが中心。世界有数のカスタムカーの祭典ではあるが、近年はカスタムショップやアフターパーツメーカーばかりでなくフォルクスワーゲンが初出展を果たし、自動車メーカー各社も力を入れるなど、活況を呈した。
■異彩を放ったダイハツ

そんな自動車メーカー各社のなかで編集部が注目したのは、「コペン」をはじめ計6台のデザインコンセプトカーを展示していたダイハツだ。内外装着脱構造「DRESS-FORMATION」を採用したコペンは、いまもっとも「カスタム」な市販モデルであるとも言える。現在は「コペン ローブ」、「コペン エクスプレイ」、「コペン セロ」を展開中だが、さらなるバリエーションの提案として3種類のデザインコンセプトが東京オートサロン2016に投入されていた。
とくに驚いたのは、コペン エクスプレイをベースに「DRESS-FORMATION DESIGN AWARD」の最優秀作品を実車化した「コペン アドベンチャー」。一般から公募されたデザインスケッチをメーカーが実際に車両として「カタチ」にしただけでなく、2016年内に市販化を目指しているというのであるから驚かされる。2次元のスケッチを3次元に仕上げるだけでもたいへん困難なことであると思うのだが、強度や法規などさまざまなハードルをクリアして市販化まで漕ぎ着けるという本気度に脱帽。そのほか、コペン セロをベースにした「コペン セロ クーペ コンセプト」、コペン ローブをベースに荷室を拡大した「コペン ローブ シューティングブレーク コンセプト」の展示やDRESS-FORMATIONの実演なども実施し、「着せ替え可能なクルマ」の魅力と可能性を最大限に見せてくれた。
■凝った展示で魅せたレクサス

展示のおもしろさ、表現力の高さではレクサスのブースも異彩を放っていた。「SPEED of“F”」をコンセプトに500台のミニカーと映像を組み合わせ、ヘッドマウントディスプレイを装着することで、サーキットを疾走するミニカーのスピード感と臨場感を体感できるインスタレーションが大好評だった。
■華やかなカスタムカー

カスタムカーでは、ラグジュアリーブランド「D.A.D.」のクリスタル仕様メルセデスが圧巻だった。2009年の東京国際カスタムカーコンテストでグランプリを受賞したこともあり、過去の東京オートサロンでも展示されていたので目新しさには欠けるが、それでもこのゴージャス感を目の当たりにするとテンションがあがる。メルセデス・ベンツSLに50万個以上のスワロフスキーを手作業で接着しているそうで、ブースのスタッフにうかがったところ「制作期間は約3か月、販売するとしたら5000万円以上ですね」とのこと。写真でもキラキラ感はおわかりいただけると思うが、実物の輝きはハンパない!
■ステージも盛り上がった

アンバサダーの哀川 翔さんとイメージガールユニット「A-class」は今年も健在。今回のA-classは石黒エレナさん、日野礼香さん、有馬綾香さん、渡辺順子さんの4名で、熱気あふれるライブパフォーマンスを披露してくれた。哀川翔さんとA-classは、それぞれの特設ブースでグッズの販売なども行い、東京オートサロン2016を大いに盛り上げてくれた。

大のクルマ好きとして知られる俳優の哀川翔さんは、展示会場を回り、イベントを堪能していた。

歌手のMay J.さんも圧巻のライブパフォーマンスを披露。