車のエンタメ
更新日:2018.04.27 / 掲載日:2018.04.27

タイムカプセルに入れたクルマを半世紀後に掘り出してみた!

 皆さんは子供の頃、学校などで寄せ書きや将来の自分への手紙を容器に入れて、校庭や公園の地下に埋めたことがあるでしょうか。「タイムカプセル」として、数十年後の自分や未来の人たちに向けてメッセージを送るというのは、世界中で行われています。ところが本日ご紹介するタイムカプセルは、なんとクルマを丸ごと入れてしまい半世紀もの間、掘り起こさなかったというものです! 

 1957年、オクラホマ州タルサでは、州の合衆国加入100周年を記念する行事の一環として、「核攻撃にも耐える」地下室構造のカプセルに、1957年式の「プリムス ベルヴェデア」と将来請求が枯渇していて走れないと困るので「ガソリン」、さらに「エンジンオイル」、100ドルの定期預金口座を入れて地中深くに埋めたのでした。そして、50年後の街の人口を予想し、最も近い回答した人、もしくはその家族にカプセルの中身をプレゼントしたのでした。

 50年後の2007年、このタイムカプセルの掘り起こしは大きな注目を集めるイベントとなりました。市民だけでなく報道関係者も集まる中、長い眠りから覚めたクルマはどのような状態だったのでしょうか? どうぞご覧ください!

 当時としては画期的なタイムカプセルのイベント。誰もが憧れるベルヴェデアは、「ミス ベルヴェデア」と名付けられました。

 クルマを丸ごと土に埋めてしまうということは、今以上にセンセーショナルだったことでしょう。

 大きく報道されました。

 そして50年後の2007年。ついにミス ベルヴェデアが半世紀ぶりに目覚めます。

 これは燃料などが入っている容器でしょうか。 

 こちらはミス ベルヴェデア。慎重に引き上げられます。

 多くの人が集まり、大いに盛り上がった「掘り起こし」、期待されていたのは、半世紀を過ぎてもなおピッカピカのベルヴェデアでした。しかし結果は残酷なものでした。タイムカプセルは核攻撃には耐えられても、防水加工が施されていなかったようです。クルマ全体が湿気で錆びたり、傷んでしまったりしているようです。

 エンジンルームもこのありさまです。

 外装は全体にわたり、著しく劣化しています。

 室内もこのとおりです。もはや乗れる状態ではありません!

 ミス ベルヴェデアは数年前、アメリカのイリノイ州にある自動車博物館での恒久展示が決定したと報道されました。

 タフな地中生活を思わせる激しい痛み具合です。

 次回はしっかりと防水のタイムカプセルに入れて、埋めてほしいものですね。ところで、皆さんはどのようなクルマを未来の人たちに送り届けたいですか?

参照元:cdalego(YouTube)

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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