車のエンタメ
更新日:2018.09.20 / 掲載日:2018.04.27
1998年のカローラと2015年のカローラを正面衝突させてみた!

古いクルマと新しいクルマでは、何が違うのでしょうか? デザインはもちろん、速さや燃費、快適さ……。いろいろありますが、何より決定的に違うのが「安全性」でしょう。
新旧2台のクルマが衝突した際に、安全なのはどちらでしょうか? すこしでもクルマに詳しいひとならば、「新しいほう」と即答できるかもしれませんが、「ではどのくらい違うのか?」と問われてすぐに説明できる人は少ないのではないでしょうか?
今回ご覧いただくのは、そんな疑問に対する回答としてまさにピッタリの動画です。なんと古いトヨタ・カローラと新しいカローラを衝突させるという禁断のテストを収めたものです。古いほうは1998年式、新しいほうは2015年式です。早速、その結果をご覧いただきましょう!

あれ? こんなカローラ見たことありません。そう思うのも無理はありません。じつはこれ、日本では販売されていない海外仕様のカローラで、通称「グローバルカローラ」と呼ばれるモデルなのです。日本仕様のカローラだけが特別で、日本以外の地域では、ひとまわり大きなこのタイプが「カローラ」なのです。

衝突速度は64km/h。衝突は「オフセットクラッシュ」と呼ばれる、真正面(全面衝突)ではなく一部だけがぶつかるようにするやり方です。ぶつかった部分に力が集中するから全面衝突よりも車体にダメージが及びやすく、また実際の事故でも起こりやすいパターンです。

おおっ、車体のつぶれ方が全然違いますね! 1998年式はAピラーや天井が完全に折れ曲がり、ドライバーはかなり後方に押し出されています。しかし一方、2015年式はキャビンのつぶれ方が小さく、ドライバーも元の位置からあまり動いていません!
やはり同じ車種とはいえ、17年間もの進化は決して小さくないことがわかる映像でした。安全の観点から見れば、やはり新しいクルマのほうが圧倒的に優れていますね。