車のエンタメ
更新日:2018.11.06 / 掲載日:2018.04.20
プラモデルで実現した幻の1台、メルセデス・ベンツ「190E EVO II ツーリング」
1980年代に一世を風靡し、30年以上経った現在でも「名車」として評価されているメルセデス・ベンツ「190」。ツーリングカーレース向けのベース車両として1990年と1991年に製造・販売された「190E 2.5-16V エヴォリューションII(以下 190E EVO II)」は、世界限定502台というファン垂涎のレアモデルです。
その190E EVO IIをベースに「幻の1台をつくっちゃった!」という動画が公開されました。なんと存在していなかったワゴンバージョンです! といっても、実車ではなくプラモデルなのですけどね。その作り込みのすごさに思わず見入ってしまう映像です。どうぞお楽しみください!
ベースは、静岡県静岡市に本拠を置くプラモデルの製造・販売会社「フジミ模型」の1/24スケールのプラモデルです。「リアルスポーツカーシリーズ」の第14弾として生産されたものです。
動画を公開したモデラーさんは、スペシャルパーツも用意していました。最大のポイントは、ドイツ「スケールモデル」社の「MERCEDS 190 EVO2-T」というステーションワゴンタイプのボディです! 箱は、ラベルが貼ってある1面を除き真っ白。
さらに、中国中部の武漢の模型メーカー「ホビー・デザイン」社製のディテールキットも用意。ブレーキディスクやワイパー、ダッシュボードなど、細かな演出のためのパーツがセットになっています。
そして、静岡でプラモデルの製造販売を手がけているブランド、アオシマの「ザ・チューンドパーツ」シリーズから、BBSのホイール「TYPE LM 20inch(1/24)」。
下地を塗って、60分乾燥させてから、再びやすりをかけ、カラー塗装、30分乾燥、クリア塗装。すべてエアブラシで丁寧に塗り重ねると、めちゃくちゃ光沢のあるボディの完成です。
グリルをクロームで塗装。
内装のカーペット感は、パウダーで。
ステアリング中央のスリーポインテッドスターも、極小パーツを貼りつけます。ものすごいこだわりですよね。
ブレーキパッド&ローターは、タイヤの内側にくっつけます。機能から考えるとおかしな話ですが、鑑賞用なので見た目重視で。これが、けっこう仕上がりに影響するんですよねー。
190Eには、実際にはステーションワゴンモデルは存在しなかったわけですが、こうしてプラモデルで見てみると「こんなクルマ、あったらほしい!」と思ってしまいました。解説の音声つき動画(英語ですが……)もありますので、「プラモデルなら自分でつくれるし、チャレンジしたい」という方は、こちらを参考にしてくださいね!
Mercedes-Benz 190E EVO II プレイリスト(外部リンク)