ゾウ出没注意！　怒りに任せてクルマを軽々リフティング！

　ここはデンマークの港町コーレベークスミンデです。この街で開催されるサーカスの宣伝のために大きな3頭の像が街を練り歩いています。

　ところが道路が渋滞していたり、多くの人が集まるっているからなのでしょうか、ゾウたちは少々興奮しているようです。手前左側には電動車いすに乗っている男性がいますが、ゾウたちがこちらに近づいてきそうで、心配です。

　ゾウたちはますます興奮した様子です。

　沿道には多くの見物人がいます。そしてなんと、赤ちゃんがいるベビーカーにまで接近します！　現場は大変なパニックになります。

　調教師が慌てて誘導しますが。今度はその彼に対して怒りを爆発させてしまいます。かぎ爪のようなもので叩かれたからなのか、調教師を追いかけていきます。

　調教師は止めてあるクルマを盾にして身を守ろうとします。もはや興奮したゾウには、調教師の声も届かないようです。

　まずは丈夫な牙でクルマの窓を破り抜きます！

　そして、クルマをそのまま軽々と持ち上げてしまうのでした！　ものすごい力です。

　続いてフロントに回り込んで。

　鼻だけで、クルマを丘の上に軽々と押しのけてしまいます。

　こちらがゾウに襲撃されたクルマです。窓が割られフレームは曲がり、ボンネットも潰れてしまっています。

　どうやらゾウたちは、その後は落ち着いたようで、調教師にもなだめられています。しかし、飼い慣らされてるとはいえ野生動物が持つ気質や力強さには注意しなければいけないと改めて思わされました。動画のゾウは、アフリカゾウに見えます。大きい個体では、体の高さが4m、体重10トン近いものもいるという、陸に生息する動物の中では最大です。寿命も長く、80歳を超える場合もあるそうです。

　それにしても、車内に人がいなくて本当によかったなぁと思います。