車のエンタメ
更新日:2018.11.20 / 掲載日:2018.01.24
洗練極まる! これがレクサス LSの自動運転実験車だ

昨今の自動車業界でホットな話題といえば、やはり「電動化」と「自動化」ではないでしょうか。そして、世界中の自動車メーカーがこれらの技術を競い合い、どちらも日進月歩で進化し続けています。
今回は、日本を代表する自動車メーカーのトヨタが発表した、最新の自動運転実験車両についてご紹介いたします。

2018年1月9日から開催された「CES(セス)」と呼ばれる世界最大の家電見本市で、人工知能などの研究開発をおこなうトヨタのアメリカ子会社「Toyota Research Institute, Inc.(TRI)」が、開発した次世代の自動運転実験車を発表しました。それが「Platform 3.0」。ベース車は先代レクサスLSシリーズのレクサスLS600hLです。なんだか近未来っぽい雰囲気が漂っていますね。

Platform 3.0のテーマは3つ。「外部認識機能を向上させ、業界をリードする性能を持つこと」、「スマートで美しい外観とすること」そして「自動運転の装備類をパッケージとし、複数の実験車両を容易に制作できること」なのだとか。

レーザー光線を用いた周囲の状況を把握する“目”「LIDER(ライダー)」は、なんと周囲200mの状況を認識できるのだとか。人間の眼よりもはるかに優れていますね!

デザインは、アメリカにある「CALTY(キャルティ)」と呼ぶデザインスタジオがとりまとめ。機材がボコボコとついて無骨だった従来の開発車両に比べるとかなりスマートになりました。
トランク内の機材が小さくなっているのも自慢だそうです。

新型車両は、左右席両方にハンドルが付いた仕様(自動運転システムとバックアップドライバーの移行を効率的に行う方法をテストするためのもの)と自動運転モードのテストをおこなうシングルコックピット仕様の2パターンがあるのだそうです。
この実験車両を見ていると、自動運転の世界が絵空事なんかではなく、遠くない将来、実際に訪れるものという気がしてきます。楽しみですね。